先日、まあまあ大きな銘柄入替を実施しました。高配当系のHDV全株175万円相当を売却して、QQQやVIGなどグロース系のETFを買いました(一部VYMも)。

この入れ替えだけでなく、今年は比較的グロース株を仕込んでいます。スターバックス(SBUX)、ロウズ(LOW)、テキサスインスツルメンツ(TXN)など。

私はインカムが欲しい性分なのですが、その気持ちを抑えて高PER、低配当でも将来有望と思う銘柄を頑張って買い進めています。先日買ったQQQなんて利回り0.5%弱ですからねー。

マーケットは好調で総資産は順調に増えていますが、今の自分のポートフォリオの年間配当はどれくらいなのかと思いちょっと調べてみました。

以下、保有銘柄とその年間配当です。

(単位:万円)

ティッカー 会社名 時価 利回り 配当
VIG バンガード・米国増配株式ETF 357 1.6% 5.5
AAPL アップル 354 0.6% 2.3
BLK ブラックロック 278 1.9% 5.2
PM フィリップモリス 224 4.8% 10.7
MSFT マイクロソフト 185 0.8% 1.5
UNP ユニオン・パシフィック 182 1.9% 3.5
MDT メドトロニック 175 2.0% 3.4
JNJ ジョンソン・エンド・ジョンソン 169 2.6% 4.3
MO アルトリア・グループ 166 7.2% 11.9
PEP ペプシコ 160 2.9% 4.7
XOM エクソンモービル 156 5.5% 8.6
ABBV アッヴィ 150 4.6% 6.8
KO コカ・コーラ 147 3.1% 4.6
MCD マクドナルド 138 2.2% 3.0
LMT ロッキード・マーチン 127 2.7% 3.5
ABT アボットラボラトリーズ 115 1.5% 1.8
TXN テキサス・インスツルメンツ 90 2.1% 1.9
PG プロクター・アンド・ギャンブル 81 2.6% 2.1
QQQ インベスコQQQ 信託シリーズ1 80 0.5% 0.4
SBUX スターバックス 75 1.6% 1.2
CMCSA コムキャスト 75 1.7% 1.3
VYM バンガード・米国高配当株式ETF 67 2.8% 1.9
LOW ロウズ・カンパニーズ 63 1.6% 1.0
HD ホームデポ 39 2.1% 0.8
総計 総計 3,653 2.5% 92.0

総資産3653万円に対して、配当は92万円。ポートフォリオ全体の配当利回りは2.5%。

S&P500指数の利回りが1.3%くらいなので、それよりは高いです。が、以前はS&P500の2倍超の利回りだったので、そういう意味では低配当になっています。

てか、S&P500の利回りが1.3%ってインカム投資家にはしんどい時代ですね。1億円インデックスで運用しても配当は100万円ちょいなわけですから。まあ、金利も低いからしゃーないけど。

S&P500の配当利回りが低いのは低金利でPERが上がっていることも一因ではあるけど、時価総額最上位クラスのGAFAMやテスラが無配ないし低利回りだからです。それは米株の成長性の証ともいえるので、むしろ喜ぶべきことなんでしょう。

配当株投資というのは、高配当株を買うことではなく将来の増配を期待して成長株を買うことなんだと今は思っています。

1%程度の低利回りでも5年10年後には大きく増配して、YoCでは二桁利回りなんてことも普通にあります。そういう銘柄を狙っていくことが大切ですね。なんせ長期投資ですから。

改めて自分の保有銘柄を眺めるとアルトリアグループ(MO)の高利回りが目立ちます。以前から高利回りだったけど、S&P500の利回りが下がっているものだから、その相対的な高さがさらに目立っています。

MOの7.2%という利回りは、S&P500指数の5.5倍、米10年債の5.0倍もあります。低PERと高配当性向の合わせ技ですが、減配リスクと引き換えです。

マクドナルド、ジョンソンエンドジョンソンとかは程よい高利回りです。たとえ高配当が好きでも、これくらいに抑えておくと減配リスクが小さく安心です。

資産額が2千万円台後半だった頃と比較して配当金額はほとんど変わってないです。総資産は増えたけど、配当は増えてない。各企業の増配はこれからだろうし、冒頭で言ったようなグロース株への銘柄入替を行ってきたからです。

それでも全体で2.5%の利回りがあれば十分と思わないとダメですね。世界的に低金利なわけですし、そんな中あまりに高い利回りを提供する商品は相応のリスクがあると考えるべきです。今は2%台でも「高配当株」と言える環境です。

今は我慢我慢。辛抱強くホールドして将来の増配を待ちます。まだ34なんだ。これからこれから。