最近、週休3日に関するニュースを多く見かける気がします。忙しくて読んではないですが、週5日8時間も働く時代ではなくなっているのは確かだと思います。

そんなこと言ってる私個人は最近、忙し過ぎて週休3日はとても考えられないですがね。。

さて、週休3日は多くの人が歓迎かと思いますが、じゃあ給料はどうなるんだってところが一番の心配事ではないでしょうか。

労働時間が短くなるんだから、給料は下がると考えるのが普通だと思います。労働時間が2割減になるなら、給料も2割減が妥当とか。給料据え置きなら大万歳という感じでしょうか。

確かに、給料=労働の対価と考えれば、休日が増えて労働日数が減れば給料減もやむなしとなるでしょう。

しかし、給料は労働の対価、成果によって決まるわけではないのが実情です。給料とは労働者の生活費の補填としての性質があります。特に成果主義が浸透していない日本企業はその傾向が強いです。

社員とその家族が標準的な生活を送れる程度のお金を経営者(資本家)は給料として分配します。普通の生活さえできれば、社員に大きな不満は生まれず、嫌々ながらも毎日出社して会社のために仕事をしてくれるはず。そう資本家は考えます。

この発想に立てば、週休3日制はむしろ給料上昇要因です。なぜなら、休日はお金の消費が増えがちだからです。

引退せずに仕事を続けることの金銭的メリットは給料をもらい続けることだけでなく、消費が増えないという点もあります。

仕事をしている時ってほんとお金を使わないと思いませんか? 私の平日のお金の消費ポイントのルーティンはざっとこんな感じです。

朝:会社の自販機で飲み物購入(80円)
昼:ランチ(500~1000円)
午後:お菓子(100円)、コーヒー(50円~100円)
夕方:家に夕食ない時は軽くスーパーかコンビニで総菜(500円以内)

1000円以上2000円以内って感じでしょうか。

休日になるとそういうわけにもいきません。奥さんは家にいるのが嫌いな性格で、明確な用事がなくとも新宿や渋谷とかに出かることが多いです。

外でランチしたりカフェしたり、あとは東急ハンズやIKEA、無印でよく買い物をします。お互い浪費タイプではないけど、なんやかんやでお金を使うことが多いです。

それくらいならまだいいけど、ちょっと日帰り温泉に行こうとかでレンタカー借りてとなると、1万円以上かかりますね。

子供がいる家庭は余計お金がかかるでしょう。まあ、学校が週休3日にはそう簡単にならないだろうけど、仮にそうなって毎週3連休となれば、子どもを遊びに連れていくためのお金が今以上に増えるはずです。

何が言いたいかと言うと、平日より休日の方がお金がかかるよねってことです。つまり週休3日になると「標準」の生活費が上がるわけです。

給料=社員を養うための標準生活費という立場から考えると、週休3日にするなら給料は下げるどころかむしろ上げてもらわないと困ります。

週休3日にするならもっと金をくれ。

資本家としてはたまったもんじゃないですが、労働者としてはこう主張したいです。