このブログでは口座開設アフィリは大手ネット証券(楽天、SBI、マネックス)しか行っていませんでした。この3社の中で現在もっともオススメできる証券会社を紹介するようにしています。やっぱり手数料を考えるとネット証券一択だと思ってますので。今はSBI証券をご紹介しています。
なんですが、先日読者さんからサクソバンク証券のことを教えて頂き、調べれば調べるほど魅力的な制度があることがわかり紹介することにしました。こちらからアフィリエイト会社に「サクソバンク証券さんの口座開設を紹介する権限を下さい!!」と連絡して、つい先日了承を頂きましたので記事を書いています。
興味を持ったきっかけは「サクソバンク証券を使えばネスレにも投資できますよ~」というコメントを読者さんに頂いたことでした。
さらに「サクソバンク証券で配当金再投資制度(DRIP)が利用できますよ~」という驚きのコメントまで読者さんに頂きました!
まじでか!?
配当金再投資制度(DRIP)はアメリカにしかないに制度だと思ってたけど、なんと日本でも取り扱いが始まっていたようです。口火を切ったのがサクソバンク証券です。まさに黒船。サクソバンク証券が米国株の取り扱いを開始したのは2018年9月からです。つい最近のことですね。今まで知らなかったのも無理ないか。
「DRIPとかサービス充実している分、どうせ手数料が高いんだろう~」って疑っていたのですが手数料も安くて驚きました。
ただ無視できないデメリットもあります。
その辺解説します。
メリット
配当再投資制度(DRIP)
長期投資で高いリターンを目指すには配当(分配面)を再投資することが欠かせません。特に高配当株投資では、株価上昇はあまり期待できませんから地道に配当を再投資して株数を増やしていくことが重要です。
株式時価=株価×株数
株価だけじゃなくて株数を増やすことを意識することが、配当再投資戦略の肝と言えます。
なんですが、配当を再投資するのは「言うは易く行うは難し」です。
個人投資家にとっては投資額100万円は大金ですが、100万円を株式投資に回してもらえる配当は大きくありません。S&P500に100万円投資しても年間配当(分配金)は手取りで1.5万円ほどです。四半期毎の金額は約4千円です。
これを都度再投資に回すのは、、何て言うかやる気が出ません。「こんな小さな金額再投資してもしゃーないだろう。」って思いがち。でもその小さな分配金の再投資の繰り返しが長期では複利で大きく成長します。あと投資単価が小さいと手数料負けしちゃいます。
しかし
配当金再投資制度(DRIP)を使えばその悩みは解消します。
DRIPとはDividend Reinvestment Planの略称です。
DRIPを申請すると配当を現金ではなく株式で受け取れます。つまり、自動で配当を再投資していることと同じ経済効果があります。その際、買付手数料はかかりません。なので手数料負けの心配もなし。
サクソバンク証券ではDRIPを選択することが可能です。もちろん、普通に現金で配当をもらうことも可能です。
(サクソバンク証券のホームページより)
このDRIPがサクソバンク証券の最大のメリットだと私は思います。
米国株の取り扱い銘柄数6000以上で大手ネット証券の2倍超。欧州株もたくさんある。
先に言いましたが、サクソバンク証券を知ったきっかけは読者さんに「サクソバンクでネスレに投資できますよ」と教えてもらったことです。
楽天証券、マネックス証券、SBI証券ではネスレに投資することはできません。
別にネスレだけに注目したいわけじゃありませんが、サクソバンク証券はとにかく取り扱い銘柄数が多いのです。米国株銘柄数は6,000以上です。大手ネット証券の取扱銘柄数は1,500~3,000のくらいなので2倍以上です。
欧州株も3000銘柄以上取り扱っています。ネスレ(スイス)、ロシュ(スイス)、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)等の有名欧州企業にも投資できます。
ネット証券より手数料が安い
ここは驚きました。DRIP等のメリットと引き替えに手数料は高いだろうと先入観を持っていましたが、何とネット証券より安いです。
以下の表の通りです。
(サクソバンク証券のホームページより)
売買手数料0.2%で業界最安。最低手数料は5ドルで横並び。
一般口座のみという致命的デメリット。でもいずれ解消する可能性あり。
良い点ばかり紹介してきましたが、大きなデメリットがあります。
特定口座に対応しておらず一般口座のみという点です。
これは痛いです。
一般口座だと自分で確定申告する必要がありとにかく面倒です。日本で個人の株式投資が普及してきた背景には、大手ネット証券が特定口座に対応してきたことも大きいです。
利益が20万円未満なら申告不要でお得ではありますが、投資を続けていれば売却益や配当で20万円という金額を超過する可能性が高いです。そしたら自分で確定申告しないと脱税になります。
一般口座のみというデメリットは、上に挙げた3つのメリット(DRIP、銘柄数多い、手数料安い)を打ち消すほどのインパクトがあると思います。
ただ、いずれはサクソバンク証券も特定口座に対応してくると考えるのが自然です。大手ネット証券がそうであったように。
大手ネット証券と十分戦えるサービスレベル
一般口座のみというデメリットは痛いですが、総合的に見て大手ネット証券と十分戦えるサービスレベルです。というか、特定口座対応が完了すれば最有力候補になると思います。
サクソバンク証券の口座開設はこちらからどうぞ。
↓
サクソバンク証券
あるサイトで見たサクソンバンクのデメリットをもう一つ。
見聞レベルなので、確証はありませんが、私が躊躇している理由の1つです。
米国株の配当金の税率が10%ではなく30%であるらしいこと。
これは毎年、書類(w10?)を提出することで解消されるらしい。
ヨーロッパ株の配当だと、上記のような書類の提出オプションはなく、日本の税率と合わせると半分ぐらい取られる結構な税率となることと、英国株は?です。
米国のクローズドファンドも購入できるので私も検討したのですが、
言及されている特別口座と配当の現地税方法が従来の証券会社とは違うようなので、
一旦保留にしています。
DRIP活用はすごい魅力なのですがねぇ。
これも税率はどうなのだろうと思っています。
情報ありがとうございます。
米国の10%という税率は日米の租税条約で決められた税率なので、証券会社によって変わることはないと信じたいです・・。
不安なので何とか確認してみます。
DRIPも魅力なのですが、単純に手数料が安くて銘柄数が多いことも私にとっては嬉しいです。
今までネスレやロシュの財務データは一度も見たことありません。
というのも、どうせ投資できないのに分析してもしゃーないかなという思いがあったからです。
これを機にネスレ等の分析記事もアップしてみたいな~と思っています。
とりあえず口座は開設して特定口座対応を待つスタンスで考えています。
特定口座対応になったら、ETFはサクソバンクのDRIP使いたいな~と思います。
個別銘柄は自分で再投資先を決めたいので。
ただ自分でタイミングを見計らうより、DRIPで機械的に投資した方がきっとリターンはいいんだろうな~とは思います。
税率の件は気になりますね。
W-8BENを出して日本居住者であり、日米租税条約の対象者である事を示さないと30%源泉徴収されます。なので証券会社によって違うのではなく、書類手続をやっているかいないかの違いですね。
DRIPも多分10%源泉徴収された額で買付だと思います。
米国証券口座でもネスレ株だけは源泉徴収された額で買付していましたから。
なるほど、所定の書類を提出しないと10%にはならないのですね。
手続きさえしっかりやっていれば、10%になるということか。
DRIPは税引き後の価格をベースに株式を買い付けるはずです。なので、10%は引かれますね。
最初DRIPを知った時はてっきり非課税で再投資できるものと思い込んでましたが、さすがにそんな甘い話はないですね。
無分配型の投資信託の素晴らしさを改めて感じるところです。
情報ありがとうございました。
ご存知かもしれませんが、SPDR MSCI ACWI IMI UCITS ETFのように、ETFの内部で配当金再投資を行ってくれるETFもあります。(アメリカでは許可されていないが、ヨーロッパではそれが許可されているため)
ETFの内部で色々行う際の税率がどうなっているか謎なので、トータルでみたときに税金面で損なのか得なのかというのはわからないのですが、(なんせ配当金を出さないので)利確しない限り確定申告をしなくていいのは楽だと思います。
配当金がないというのはHiroさん的には微妙かもしれませんが(笑)
それは知りませんでした。勉強になります、ありがとうございます。
ETF内部で再投資というのは、無分配型の投資信託と同じですね。
それだと非課税で再投資できる分、DRIPよりも優秀と言えるかもしれません。
、、と思いましたが「ETFの内部で色々行う際の税率」ということは課税されて再投資されるのですか。
であれば、経済的な効果はDRIPと同じですね。
DRIPは経済合理的なのですが、おっしゃる通り私は現金配当が好きな性格なのでDRIPは合わないかもな~と思ってきました。
DRIPが非課税で再投資だとすっごく魅力的だと思うんですが、そこまで甘くはないですね~。
こちらの証券会社での米国株取引は円貨決済みたいですね。
ドルで保有しておきたい米国株投資家の方もいると思いますが、ドルを保有するつもりがないHiroさん的には気にならない箇所ですか?
私も特定口座ができたら、こちらでVOOを積み建てていこうかなと考えております。
ネスレも購入できるのですね? 興味ある企業なのでネスレについてもさらに多くのブログ記事よろしくお願い致します。(笑)
円貨決済だけなんですね。情報ありがとうございます。
サクソバンクさんも特定口座に対応する、と最近どこかの記事で見かけました。
遅かれ早かれ対応して下さると思うので、その時は私も利用したいです。
チェルシーさんVOOを買われるのですね。
国内ETFよりさらに低コストな商品で投資ができますね。
ネスレも買えます。
ネスレは銘柄分析記事だけ頑張って書きました。
今のところ自分の知識不足で追加で書けそうなネタはありません(笑)。
今後考えます~。