最近キャピタルゲイン、キャピタルゲインって言い続けている気がするな(笑)。
もう少々お付き合い下さい。
本当に大切だと思っていることはしつこいくらい何度も書くんです!
さて先日、こんな記事を書きました。
2013年に本格的に株式投資を初めたときはインデックス投資で一生進む予定でした。
それが2016年にシーゲル流投資へ方向転換。
まだ現状は、時価総額平均の所謂インデックス投資の割合がポートフォリオの6割を占める状況です。
これからインデックス投資(ETF)を売却して、生活必需品セクターETFや高配当ETF、高配当個別銘柄などを購入していく予定です。
この銘柄入替がね、非常に苦痛なのですよ。
シーゲル流投資といっても、具体的にどの銘柄を買い進めようか迷っていることも一つの悩みです。
しかしながら、最も苦痛なのは多額のキャピタルゲインを実現させて税金を支払わなくてはならないことです。
これは、2016年7月末の保有銘柄一覧です。
(単位:円)
含み益は合計で428,008円しかないのですが、銘柄別にみると比較的大きな含み益がある銘柄が2つあるのです。
上から2行目と3行目です。
1つは、上場海外先進国ETF(1680)で含み益は約50万円。
これは日本を除く先進国の株価指数(MSCIコクサイ)に連動する商品です。
2つ目は、TOPIX連動型上場投資信託(1306)で含み益は約44万円。
2つ合わせて約100万円の含み益があります。
この2つのETFは2013年初に購入したものです。
当時は為替も80円台でしたし、日米ともにその後株価はグングン伸びていきました。
2016年はだいぶ円高方向に進み、日経平均株価も2万円から大きく下落したままです。
それでも2013年初から比較すれば、両ETFともかなりの含み益がある状態です。
これらのETFは購入当初は永久保有のつもりでした。
でも、今は違います。
遅かれ早かれ売却して、生活必需品セクターETFや高配当ETFないし優良個別銘柄と入れ替えるつもりです。
売却するとこの100万円の含み益が実現します。
税金が発生します!
100万円×20%=20万円の税金支払となる見込みです。
20万円、庶民の私には大きな金額です。
このまま両ETFを保有し続ければ、この税金支払いは将来に繰り延べることできます。
税金はなるべく将来に繰り延べることが鉄則です。
でもこういう銘柄入替をする時はやむを得ないです。
苦しいし悔しいけど、日本国家に税金を支払うことになりそうです。
100万円ものキャピタルゲインを自ら実現させるなんて、実に無念だ!!
みなさん、私のこの投資行動を反面教師にしてくださいね。
長期投資ではなるべく売却する必要のない永久保有銘柄を購入することが、税金面では非常に大切です。
税金面ではと言いましたが、長期株式投資で税務戦略を誤ることは命取りなのです。
手数料やアセットアロケーションも大切なのですが、同じくらい、いやそれ以上に税務戦略は大切なんです!
ほらファイザー(PFE)だってアイルランドの同業アラガン(AGN)を買収しようとしたでしょ。
失敗に終わったけど。
企業だって税務戦略に必死なんです。
個人投資家も税金最小化に全力を尽くすべきです。
NISA、確定拠出年金、是非有効に活用すべきです。
税金支払絶対額を抑えることも大切ですが、税金支払を出来る限り将来に繰り延べることも非常に大切です。
税金を甘くみる愚か者は長期投資で成功しない!