魅力的なのは、T.ロウ・プライス・ディビデンド・グロース・ファンド(PRDGX)や、バンガード・ディビデンド・グロース・ファンド(VDIGX)の投資先となっている、安定した配当を支払う銘柄だ。

バロンズ

バロンズが米国の日本化リスクを指摘しています。つまり、低金利低インフレ(デフレ)の定着です。将来的には金利は上がる可能性が高いと私は思っていますが、当面は低金利が持続しそうにも思います。

低金利・低成長環境に強い商品としてPRDGXとVDIGXという商品がバロンズで紹介されていました。初耳でしたので構成銘柄を調べてみました。

PRDGXの上位構成銘柄

マイクロソフト(MSFT)
ビザ(V)
JPモルガン・チェース(JPM)
ダナハー(DHR)
ユナイテッド・ヘルス・グループ(UNH)
ファイザー(PFE)
ベクトン・ディッキンソン(BDX)
アップル(AAPL)
サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック(TMO)
アクセンチュア(ACN)
ローパー・テクノロジーズ(ROP)
ウォルトディズニー(DIS)
ボール(BLL)
ハネウェル・インターナショナル(HON)
ペプシコ(PEP)
ウェルズファーゴ(WFC)

VDIGXの上位構成銘柄

マクドナルド(MCD)
コカ・コーラ(KO)
アメリカン・タワー(AMT)
メドトロニック(MDT)
マイクロソフト(MSFT)
ペプシコ(PEP)
ダナハー(DHR)
ナイキ(NKE)
ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)
TJXカンパニーズ(TJX)
バクスター(BAX)
ユニオン・パシフィック(UNP)
コルゲート・パルモリーブ(CL)
ゼネラル・ダイナミクス(GD)
コストコ・ホールセール(COST)
ビザ(V)
アメリカン・エキスプレス(AXP)

まあ、よく話題に上がる大型優良銘柄の集まりといった感じですね。安全に長期投資を続けるなら、似たり寄ったりのポートフォリオになってしまうのかも。

今後10年の米国株の実質リターンは、インフレ率+1%程度しか期待できないという意見も聞きます。確かにバリュエーションは高いし、低金利で高い経済成長は期待できそうにありません。

しかし、長期投資に魔法はありません。しっかりキャッシュを稼げる強いビジネスを持つ企業の株を掴み続けるしかないと思います。株の実質リターンはかつてよりは低くなりそうですが、それは仕方ありません。私たちがコントロールできることではないですし。きちんとポートフォリオを作り上げたら、後は「果報は寝て待て」の気持ちです。まあ、私はまだポートフォリオに自信がないので寝る余裕はありませんがね。