これは私のポートフォリオの20%超を占めるブラックロックの高配当ETF[HDV]の構成銘柄です。HDVには約400万円投資しています。
んで、これが私の先月5月末のポートフォリオです。
銘柄が重複し過ぎ!
という問題意識を以前から持っていました。持ちつつも今まで放置してきました。
最近HDVがフィリップモリスとIBMを構成銘柄から除外したので、HDVと私のポートフォリオとの重複度合いは少し軽減されましたが、それでもまだ多くの主要銘柄が重複しています。
エクソンモービル(XOM)、ベライゾンコミュニケーションズ(VZ)、アルトリアグループ(MO)、コカ・コーラ(KO)、ファイザー(PFE)、ペプシコ(PEP)など主要な個別投資銘柄の大半が、HDV構成銘柄です。
私は1銘柄がポートフォリオに占める割合の上限を10%としています。唯一設けている投資ルールです。形式的にはこのルールは守れているのですが、実際はHDVの構成銘柄分まで加味すればXOMやMOは10%をややオーバーしています。隠れルール違反です。
これは私にとってはリスクの取り過ぎです。GEがそうであったように、NYダウを構成するような歴史ある優良企業だっていつ減配になるかわかりません。タバコ会社なんて減配と無縁ではないでしょう。しっかり過去の財務データを確認したうえで投資銘柄を選定してはいますが、とは言っても自分の銘柄選択眼にそんな自信があるわけではありません。過去はチェックする能力にはそこそこ自信がありますが、将来を見通す能力には自信がありません。
市場から退場しないことが長期投資を成功させる上での重要ポイントです。そのために適度に分散されたポートフォリオを組みたいです。「本当に優秀な投資家は集中投資をしている」と言われることもありますが、そりゃバフェットレベルになればそう言えるでしょうが、私はバフェットではありませんから。副業で株式投資をやっているただの個人投資家ですから。だから、私には分散投資が必須です。
ってことで、HDVは気に入っているのですが、400万円のうち半分の200万円くらいを売却して他の銘柄と入れ替えようかな~と検討している次第です。
有力候補はバンガードのVYM。VYMのトップ構成銘柄はマイクロソフト(MSFT)で約7%を占めます。全く保有していない金融セクターのJPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴも主要構成銘柄として存在します。VYMにもエクソンモービルやファイザーなど私の個別銘柄と重複する銘柄はあるのですが、HDVに比べれば重複度合いは格段に緩和されます。
あとは新規の個別銘柄を買ってもいいかな~とも思っています。ただETFはポートフォリオの精神安定剤になるので、今の20%くらいの割合は維持したいなあという思いもあります。
あ~、もう米国株投資を始めて2年半も経つのに明確な投資方針がない状態です。毎月毎月、どの銘柄に投資しようか悩みます。考えるのにすごい時間掛けています。まあ、投資のこと考えるのは好きだから別にいいんですけどね。
う~ん、HDVどうしよ。やっぱVYMと入れ替えがいいかな~。
自分も投資方針を多少変えました。
理由はチャールズ・エリスの敗者のゲームを読んだことです。
低コストのインデックスファンドをただ買って持っているだけでほとんどのファンドマネージャーを上回る成績を上げることができる
と何度も何度も詳しく書いてあったからです。
自分も投資においてはプロでなくアマなので、とにかくミスをしないことを最優先していこうと
思いました。
そのため、シーゲル銘柄:VOOを50:50で投資をすることにしました。
最終目標は配当生活と思っておりますが、それはVOOを取り崩して擬似配当生活は
可能ですので。
投資は勉強してトライ&エラーの繰り返しですよね。
始めから投資方針が一貫しているに越したことはありませんが、途中で考えが変わる方がむしろ自然です。
そもそも、私たちが株式投資の世界を知って勉強を始めるのって社会人になってからであって、学生時代はほぼ知識ゼロです。
そんな状態からスタートするのですから、初めから投資方針が確立してなくて普通です。
「敗者のゲーム」は良い本ですよね。今も手元にあります。
こういうインデックス長期投資の世界を知った時が、投資家人生で興奮度MAXの頃です。
「株ってギャンブルだと思ってたけど、こんな真っ当に長期投資する方法があるんだ~」って感動してました。
シーゲル銘柄とS&P500で半々ですか、いい按配ですね。
今年はタバコ会社始めシーゲル銘柄の調子が悪いですから、半分S&P500があると安心できますね。
まあ、シーゲル銘柄は市場平均を下回る時期の方が多いので、続けるには強い精神力と信念が求められます。あるいは鈍感力か。
いつもブログ楽しみにしています。
最近は下げが辛いですが、チャンスだと思って高配当連続増配株を毎月買っています。
VYMは金融セクターの割合が高く、これから懸念される景気後退期時に、パフォーマンスがHDVよりも悪いでは?と思います。将来はどうなるか分かりませんが 笑
いつもありがとうございます。
ここ最近はインデックスも高配当株も上値は重い感じがしますから、慌てずコツコツ投資するにはいいタイミングです。
VYMに関するアドバイスありがとうございます。
おっしゃる通りで、景気が腰折れしたらHDVよりアンダーパフォームしそうです。
ハイテクが崩れたら、7%を占めるマイクロソフトがパフォーマンスを悪化させるかもしれません。
自分が投資したらすぐに株価下がるのは投資家”あるある”ですし。
景気循環は読めませんから、あまり神経質にならずでも警戒心は忘れずに買っていこうとは思っています。
VYMは長期投資に向いている優良銘柄ばかりなので、よほどタイミングを見誤らなければ問題ないと楽観もしてます。
Hiroさん、
いつもお世話になってます。
私も偏った投資をしているので身につまされます。
HDVだけの話ではないのですが、万が一大損する事もあると仮定して、
Hiroさんは、米国株にはどの程度の成長を期待されていますか?
例えば、
現在株価が高めだから、、、
今後5年間は年あたり4%程度のキャピタルゲイン、
20年単位だと年平均7%、、などです。
個人的には、HDVは高配当成熟企業銘柄中心のイメージで、
上記よりも下がるかなあと思ってます。
まあ代わりに大金を投資すれば配当再投資する醍醐味が味わえるのかなあと。
勝手ながら思った事つらつら書いてしまいました。
今後とも楽しみにしています!
のりのりっちさん、こんばんは。
あまりキャピタルゲインは考えてないですかね~。
もちろん、長期的に株価は上がって欲しいと期待はしていますが、気にしているのは増配できるか否かです。
増配できるか否かは継続して利益を上げられるか否かに掛かっています。
ですので、会計上の利益、そして配当を重視しています。
EPS、DPSが伸びれば株価は勝手に上がっていくでしょうが、そこはマーケットが決めることですので。
仮にEPS、DPSともに順調に増えていってるのに株価が上がらなければむしろ儲けもんだと思います。
それはつまり、PERが下がり配当利回りが上昇し、割安に追加投資できることを意味するので。
まあでも、それは高リスクの裏返しとも言えますけどね。
配当込みのトータルリターンの目標はとりあえずは9%です。
インフレ率2%と仮定した時の、過去の株式の平均名目リターンということです。
もちろん、これを上回る利益を追い求めてはいます。
あまりご質問の回答になっておらず申し訳ありません。
やはり配当=キャッシュフローが自分にとっては最重要です。
私も米国個別株も投資信託もやっているんですが、色々色々色々色々色々調べまくって、行き着いた結果が「VOO・VYM」でした。。。
ド素人の私にはこのETFは最強です。
VTIも興味ありますけど、オババなので高配当がいいですね。
「VOO、VYM」に行き着くことができる投資家は、金融リテラシー上位1%の人だけです。
わかってしまえば単純な答えですが、そのシンプルな解に行き着くのはとても困難なことです。
ロープレのマップの隅っこにある秘密の隠しダンジョンみたいな感じです。
S&P500と高配当ETFのハイブリッド戦略は良いですよね。
私がもしETFだけでポートフォリオ組むとしたら、VTI・VYM・HDVの3つを3等分とかしそうです。
バンガードなどの低コストETFは長期投資にピッタリですよね。
Hiroさん こんにちは!
いつも記事で勉強させてもらってます。私もアメリカ株中心のポートフォリオを
組んでいますが、日本の中小型株にも投資しており、そのなかでも”アバント”という銘柄
に以前より注目しています。連結会計のパッケージ・ソフトウエア等の商品を販売している企業
なんですが、よろしければ銘柄分析を依頼したいです。
色々とお忙しい中、また米株じゃなくて申し訳ないですが、もし気がむいたらお願いします。
こんにちは。いつもありがとうございます!
連結会計のソフトウェアですか~、アバントとは経理にいながら初耳です。
連結会計システムと言えば、ハイペリオン(オラクル)、SAP、ディーバ、STRAVISくらいしか知りません。
うちの会社はオラクルのハイペリオンです。使いやすいです。
銘柄分析の件、了解です。
米株じゃないので、個別にエクセルで数値をお送りする形になりそうです。
ご了承下さい。よろしくお願いします。
すみません追記です。
モーニングスターに財務データがないので厳しいかもしれません。ごめんなさい。
ご返信ありがとうございます。いえいえ、ありがとうございます。実際業務で使ってらっしゃる方の意見がきけただけでありがたいです。
オラクルのシステムで十分使いやすいのですね。
私もアバントを知る前はオラクルやSAPがシェアを占めているのかと思ってましたが、実際連結会計システムではアバントが国内トップシェアのようです。
今後は、会計のアウトソーシング業務を伸ばしていくようです。
>実際連結会計システムではアバントが国内トップシェアのようです。
え!!、そうなんですか!?
それは驚きの情報です。
そんな有名な会計システムなんですか。
会計業界にいる者として、知らなくてお恥ずかしい限りです。
国内シェアトップは、オラクルかSAPだと思い込んでました(もしくはディーバ)。
ありがとうございます、ちょっと気になるので勉強します。
実はうちの会社、2020年に連結会計システムを入れ替える予定です。
今のところオラクルHFMにするのが既定路線なのですが、ゼロベースで検討して必要あれば部長に話してみます。
為になるコメントをありがとうございます。勉強になります。
2013年にディーバがアバントに商号変更して、持株会社制に移行してアバントの子会社がディーバとなってるのでディーバ社のサービスと理解していただいていいと思います!分かりにくくてすみません。
オラクル等の大手よりもシェアを占めてるということは、何か明確な強みがあるとは思いますがこの分野では門外漢なのでいまいち掴めていません笑
なるほど、そういうことですか。
ディーバの名称が変わったのですね。それは知りませんでした。
ディーバは確か会計士が監査法人から独立して立ち上げた会社で、ここまで大きくなるとは凄いことです。
KPMGで働いている友人もディーバ使っている企業は多いし、実際に使いやすいと言ってました。
一度使ってみたいです。
情報ご提供ありがとうございます。スッキリしました。
いつかはHiroさんはHDVを売却するんだろうなーとは思ってたんですが、いよいよその時が来たんですね!全部は売却しないとのことではありますが。ETFのかなりの部分を個別株で代替できているのなら、信託報酬を払ってETFを所有する意義も薄れていきますもんね。
話が変わりますが、先日マネー雑誌の億り人特集を立ち読みしていたんですが、熟慮に熟慮を重ねて投資する人よりも、「えいや!」で投資する人のほうが億り人の内訳では多いそうです。
「えいや!」の表現をHiroさんがよく使っているのを見ていた私は、まさしくその表現がマネー雑誌に使われていてちょっとビックリしました。Hiroさんも億り人になれる素質を持っているっていうことなんでしょうねー。
ありゃ、なぜか旧名で投稿していました(汗)旧ジグソウ、現在ローンウルフでした。
私は今でもジグソウさんの方がしっくりきますよ(笑)。
わざわざ訂正ありがとうございますね。
いや、今すぐってわけじゃないのですが、できれば2019年中には完了させたいです。
信託報酬もありますが、やはり分散投資ができていないという点がHDVのポーションを落としたい最大の理由です。
今はまだ減配には遭遇していませんが、いつ何どき起こるかわかりませんので。
起こってからじゃ遅いので、ちゃんと分散投資を徹底するようポートフォリオを見直します。
マネー誌の件、興味深いですね。
論理的緻密に分析を重ねるよりも、直感を頼りに判断した方が結果が良いということですね。
それは投資以外の世界でのあることかもしれません。
そもそも人間の判断の9割は「理」より「情」に基づくものですよね。
理論は感情に基づく人間行動を後から正当化するものだというのが持論です。
最後は「えいや!」以外にないのが実情でもありますよねw。誰も未来はわかりませんから。
>Hiroさんも億り人になれる素質を持っているっていうことなんでしょうねー。
ありがとうございます~、そうなれるように精進します。
億り人になれれば、利回り4%だとしたら年間配当400万円です。
サラリーマンの平均年収を不労収入で稼げる計算になります。凄い世界ですね。
がんばります。1億円という資産額には実はあまり憧れないのですが、不労収入が400万円もある世界には憧れます。
やっぱ私はキャッシュフロー重視です。
私はHDVはどうも好きになれません。最後は策士、策に溺れるになりはしないかと思えるのです。頭のいい人が知能の限りを尽くしても、結局はインデックスに負けるんじゃないかと。といいつつも私も配当好きでして、SPHDに投資しています。今のところ、HDVに勝っています。
HDVがS&P500に勝てるかどうかは怪しいですね。
HDVは策士というほどでもなく、かなり単純な銘柄入替を行っています。
“Distance to Default”という基準で銘柄を変更することが多々ありますが、とてもじゃないですが策士と呼べるような基準ではありません。かなりテキトーな印象を受けます。これがなければ長期でそこそこリターンを上げてくれるとは思うのですが。
SPHDは確か金融系と公益事業セクターが多かったはずです。
景気が落ち込んだら金融セクターは崩れるでしょうが、公益セクターが守ってくれそうですね。
SPHDも銘柄の入れ替えは結構あり、今は金融は4.4%です。Mid-Capが入っている分、リスクもリターンも高めになるのかなと解釈しています。
そうですか、昔は金融が20%以上あった気がしますが、今はそこまで下がっていたのですね。
ETFもたくさん種類が増えて目移りします。
私は今のところはHDVとVYMの2つを買っていくつもりです。
HDV よりエクソンモービル売ったほうが良いと思います。
まぁ人それぞれですよね。
エクソン売却した方がいいですかね?
エネルギーセクターは投資家期待が低いし、辛抱強く保有すれば報われると思っているのですが。
まあ、将来はわかりませんね。
エクソンは利回り4%もあって満足です。
ただ、ポートフォリオに占める割合は10%から5%程度に引き下げる方針です。