どうもマンション熱が抜けません。YouTubeで色んなマンション紹介動画を見続けています。
1か月前、頭の中はマンション99:米国株1くらいの割合でしたが、さすがに最近はマンション85:米国株15くらいには落ち着いてきました。
ちょっとは米株に関するニュースも頭に入るようになってきましたよ。J&Jが会社分割とか。J&Jはヘルスケアセクターでミドルリスク・ミドルリターンという絶妙な立ち位置を持っていたので、個人的には今のままが良いですけどね。
ああ、余談。今日もちょっとマンションネタ。以前ならWSJなどの経済ニュースは自分の投資に関連付けて読むことが多かったですが、今はそのニュースがマンション価値にどう影響するのか、という視点で読んじゃいます。
さて、WSJによるとアメリカのテキサス州オースティンで今度3Dプリンタで住宅100棟を建築するそうです。オースティンと言えば、コロナ禍で移住が急増している街です。
従来型の建築よりも必要労働者数が半分以下になるそうです。建築費≒人件費ですから、かなりのコストカットになるでしょう。
見た目、セキュリティなど課題はたくさんあるだろうし、安価だからと言って客が付くかはわかりません。
が、こういう住宅建築界隈でイノベーションが起こっているのは確かです。住宅建設は超労働集約型の産業なので、画期的なテクノロジーで作業が効率化されれば社会のコストは大幅に削減されます。ビジネスチャンスは大きいです。
いきなり無人で勝手に住宅が建設されるなんてことはないでしょうが、少しずつ建築現場が変わっていくかもしれません。
そういえば、これもWSJネタですが、石油大手のシェブロンが3Dプリンタで部品を調達しているそうです。昔は3Dプリンタは「あれば良いかな」くらいだったのが今では「ないと困る」という存在にまでなっているそうです。もちろん、自社製ではなく他のサプライヤーから仕入れています。
こういうところから徐々に今まで労働が生み出していた価値が自動化されていくんだと思います。
住宅建設も同じで、1から100まですべてが自動化とかではなく、建築部材の一部が3Dプリンタで作られてコストが少しずつ削減されていくのではないでしょうか。今でも予め工場で構造材をプレカットしておくことで作業を簡略化することが普通に行われていますし。
マンションに長期投資をする決断をした者として、住宅業界のイノベーションには関心を持たざるを得ないです。なぜなら、住宅建築コストが下がれば自分が買ったマンションの評価額も下がるからです。
日本は災害大国だし、3Dプリンタで住宅建築なんてまず当局が許可しないと思います。20年、30年程度では大きな変化はないと予想します。でも50年ではどうだろうか。わからんなあ。
技術は予想以上のスピードで進化しますが、規制など社会のルールは予想以下のスピードでしか変わりません。今の時代にそぐわない税制とかたくさんありますよね。住宅ローン減税だってこの低金利時代に1%の還元はやり過ぎという意見はごもっともと思いますし。
そうは言っても、社会のコストを下げる技術が生まれ他国での実績も確認できれば、国も許容していくはずです。
今は人手不足で建築費が高騰していますが、中長期的にはテクノロジーの力で建築費は下がっていくかもしれません。徐々にではあっても。
となると、マンションへの長期投資(自宅購入)では建物ではなく土地にお金をかけた方が経済的には安全という結論に至ります。
上物のコストがどれだけ下がっても、利便性の高い立地の価値は落ちません。周辺で再開発があれば価値が高まることすらあります。
資産性だけを考えれば、マンションはできるだけ利便性の高い都心部で買った方がいいです。コロナ禍でも都心人気は衰えないと思います。やっぱ何をするにしても、どこに行くにしても都心は便利ですから。都心ほど地価は高くなるので、お財布との相談にはなりますが。
家を買うというより、街、土地を買うという意識が大切です。あくまで経済性だけを追求した場合の話ですけどねー。
イノベーションによって住宅建築コストが下がれば、経済的にはますます土地の重要さが相対的に増して来ますよね。
ところで、戸建ての場合、20~30年で建物価値は無くなり、物件価格は最終的に土地価格に収束しますが、マンションの場合は、どの水準に物件価格は収束すると思われますか?マンションの場合、建物割合が大きいので、単純に土地価格に収束すると物凄く下落が大きくなってしまいますよね。周辺の取引状況を見て、大体こんなところかなという具合でしょうか。まあ、一部の超好立地物件はずっと値上がりし続けるのかもしれませんが。。
今後30年くらいの想定賃料の割引現在価値がマンションの時価になるはずと理解しています。
築50年を過ぎてくると管理状態によっては、将来の賃料を想定しづらいケースもあり、その場合は評価額が低くなるのかなと思います。
そのころになって修繕、管理が資産価値にはっきり表れてくるのかなと考えています。
ちなみにこの考えはマンションに限らず戸建てにも通用します。
税法では戸建ての償却は20~30年くらいかもしれませんが、きちんと管理していれば将来想定賃料に基づいて相応の評価はされるのかなと。
ただ、戸建てはマンションのように強制的に管理費、修繕費を積み立てるわけではなく個人の裁量次第です。
第3者から見ると、その戸建ての修繕、管理状態を客観的に測定することが困難なので、どうしても戸建ては割り引いて評価されてしまいがちと思います。
ご回答ありがとうございます。
私は戸建てに住んでいますが、将来売却するときには建物価値はゼロになってもいいやと半ば諦めています。多少値下がりしても同等な賃貸物件に住んだとして払ったコストより安くなれば御の字かなと笑。
そのため、リフォーム等はしっかりやって良好な管理状態を保つことよりも、最低限で済ませようと考えています。良好な管理状態を保って売却時に建物価値が正当に評価されればいいですが、仰る通り管理状態を客観的に測定することは困難なため、そうならない場合にそれまで高いお金を払って良好な管理状態を保っても勿体ない気もしますし。もちろん、良好な管理状態を保てば住み心地が良いのは間違いないですが。。
一方、マンションは、戸建てに比べて建て替えが容易でないですし、想定賃料に基づいてマンションの時価が決まるなら借り手がつかないと時価ゼロになってしまうので、管理状態はより重要と思います。もっとも、余程立地も管理状態も悪いとかでなければ借り手がつかないということは有り得ないと思いますが笑。ただ、マンションはコミュニティなので自分で管理状態をコントロールできないのが少しもどかしいですかね・・・(管理組合が全然やる気がない場合など笑)。
長く住めば住むほど、持ち家の方がコスト的には優位になりますよね。
ちょっと資産性が怪しい物件でも、長く住めば結局は買った方が得という計算になることが大半です。
あと、資産性資産性とブログで言っておりますが、売却を前提としないならあまり関係のない話でもあります。
最後は金計算以外のところをどう評価するかだと私は思っています。
賃貸の身軽さも大きなメリットであることを知っていますので。
おっしゃる通りマンションの建替えはほぼ不可能みたいです。
住人の同意を取るのがかなり難しいので。
確かに、共用部の管理など自分でコントロールできない要素が大きいのはマンションのデメリットですね。
どんな住宅でも100%完璧はあり得ないので、どこを重視してどこを捨てるか最後は各人の判断となりますね。