株式投資の恐怖、それは暴落。歴史を振り返れば長期投資を続ける上で暴落に遭遇することは不可避に思います。株価が暴落して自分の株式資産の価値が半分とかになれば、そりゃ焦りますよね。
一生懸命毎日通勤して、嫌な上司の命令にも従って苦労してあなたが稼いだお金です。それを我慢して節約して株式投資に回しているはずです。あなたががんばって稼いだお金が半分に消えたら、、考えるだけでも恐ろしいですよね。
お金そのものに価値はないと言っていますが、それはお金を失ってもいいじゃん!ってわけでは当然ないです。お金を価値ある物や事に交換することが大切なのであって、何も得ずにお金だけを失うのは誰だって嫌です。私も嫌です。
ここ20年を振り返っても、ITバブル崩壊とリーマンショックという大きな暴落が2度起こりました。私は投資家として暴落を経験したことはありません。
暴落は怖い。
投資は保守的にすべき。
この暴落に備えて預金を確保しておく必要はあるのでしょうか?
生活防衛資金という概念があります。人の生活環境やリスク許容度に応じて一定の預金を残しておくべきという考え。生活環境は大いに影響あると思いますが、リスク許容度という表現はまた曖昧な言葉ですよね。
リスク許容度とは暴落の恐怖に備えた精神安定剤としての預金をどれだけ持っておくか、という話です。
暴落に備えて精神安定剤をいくら持っておくべきか?
私はゼロでいいと思います。
数ヶ月~1年分くらいの生活費としての防衛資金はそれぞれの家庭環境に応じて必要だとは思います。でも、暴落の恐怖に備えた精神安定剤としての預金を追加で確保する必要はないと思います。
リスク許容度は人それぞれなんだから絶対的な答えはないです。ですが、優秀な長期投資家のあなたはゼロにしていいと思います。
なぜなら、あなたは知識がある優秀な投資家だからです。
暴落の恐怖感は、預金ではなく知識で乗り越えるべきものだと思います。
そもそも、恐怖感を持っていること自体が事前に知識があることの証左です。暴落というものの存在すら知らなければ、暴落の恐怖感なんて初めからないわけですから。
な~んにも知らずに株式投資を「やっている」人は、株価は長期で右肩上がりだけど、一定のサイクルで暴落や調整局面が起こってきたという歴史すら知らないかもしれません。特にリーマンショックをリアルタイムで知らない若い方々は。
世の中、知らない方がいいことだってあります。
突然ですが、これを読んでどう思いますか?
「2年使用した枕の重さの10%は、ダニの死骸とその排泄物です。」
「見えないだけで、布団にはダニが32万匹います。」
・・・
・・・
・・・
うわーって思いますよね。(気持ち悪い話をすみません。)
この文章を就寝前に読まれている方には大変申し訳なく思います。
こんなこと知らなきゃよかったのに~、って思いますよね。
今まで何とも思っていなかったあなたの枕、その枕にちょっと恐怖を感じませんか?
その恐怖はなぜ急に生まれたのでしょうか?
それは知識を得たからです。
枕にはダニの死骸と排泄物がたくさんある、という知識を得たから恐怖感を感じるのです。もしその知識がなければ枕に抱き付いて気持ちよく寝れるのに。。
知識があるから恐怖を感じるのです。皮肉なことですが、様々なことに恐怖を感じるのはあなたが勉強家で優秀で知識があるからです。
恐怖そのものが知識を得ることで生じるものですから、その恐怖をやっつけるのもやっぱり知識です。
「2年使用した枕の重さの10%は、ダニの死骸とその排泄物」、「布団に32万匹のダニがいる」という知識を頭から消し去る(記憶喪失)という恐怖の乗り越え方は、かなり乱暴ですし事実上不可能です。
知ってしまったが最後。恐怖を知ってしまったからには、何らかの対策が必要であり、その対策がやはり知識です。ダニのアレルギー症状を緩和するには、ブロクセム防ダニマットレスカバーが有効です。6千円でいかが。
と、こんな感じで商売にもつながります(笑)。
見えないダニがたくさんいて怖い!という恐怖感は、どれだけ預金を持っていても消えません。
あなたは株式投資ではいつか暴落は訪れるだろうという知識を幸か不幸か既に持っています。だから、いつか暴落が来るのではとビクビクすることになります。トランプ相場がいつかは音を立てて崩れるのではと恐れてしまう。
その恐怖は預金をたくさん持っていても決して消えないはずです。株をすべて売却して預金に変えれば話は別かもしれませんがそれは極論だと思います。
あなたが抱いている株式相場の暴落という恐怖を乗り越えるには、知識があれば大丈夫です。そして、あなたはその知識をすでに持っていると思います。
アメリカは巧みな金融政策の支援もあって、リーマンショックを乗り越えて最高値を更新してきましたね。トランプ大統領が当選したら暴落だ!って一部では言われていましたが、蓋を開ければNYダウは2万ドルに突き進みました。
米国株式相場は、過去何度暴落が起こっても常に長期では力強い右肩上がりを続けてきました。長期投資家は30年レベルでは常に報われてきました。配当金を加味すればさらに報われています。
しかも、シーゲル教授が推薦する生活必需品銘柄は金融ショックでも、それほど暴落しないという事実もあなたは知っているはずです。高配当利回りのディフェンシブ株は配当利回りがフロアの役割を果たすので、暴落の幅は限られていると知っているはずです。
リーマンショックを含む、過去10年間のSPY(S&P500)とXLP(生活必需品セクターETF)のチャートです。これが米国株相場の力です。
「そんな米国株式相場の歴史くらい知っているよ!、生活必需品銘柄が暴落に強いのくらい知っているよ!」って思っているかもしれません。言っておきますが、それはあなたが優秀な投資家だから常識だと思えているだけです。
S&P500やNYダウへのインデックス投資をされている方は、投資リテラシー上位1%にいるのは間違いないと以前言いました。上位1%にいるあなたの投資に対する知識水準は世間の非常識です。
せっかくそれだけの知識があるのに。
暴落の恐怖を乗り越えられるだけの知識があるのに。
その知識を活かさずに暴落の恐怖に慄いて、過大に預金を持つのはもったいないと思います。
アメリカの哲学者エマーソンはこう言っています。
知識は恐怖の解毒剤である。
あなたはすでに解毒剤を持っているはずです。
なぜ使わないのですか?
家庭環境によって預金として持っておく金額が変わるのは理解しています。特に大切な家族、子どもがいる世帯は相対的に多くの預金を持っておきたいと思うのは自然です。
ですが、そういった目前の生活費や数年以内の決まった大型出費を除く金額は、すべて株式市場に投じてしまっても全く問題ないし、長期的にはそうした方がお金持ちになれると思います。
兎に角将来たくさんの財産を形成することが目的なんだ!という人は、無駄に預金なんか持たずにガンガン株式にお金を回したほうがいいと思います。
確かに暴落はいつか来るかもしれません。
でも、あなたはすでに持っているはずですよ、暴落の恐怖への解毒剤を。知識という解毒剤があれば、預金という精神安定剤まで服用する必要はないと思います。
こんばんは!
毎回、私だと言葉にできない思いを、広い知識と文才で的確な記事を書かれていて、楽しく勉強をさせていただいています!
私も預金は無駄だと考える人間で、初心者的な考えですが、自分の口座を会社に見立てて、預金をするという投資案と株を買うという投資案を正味現在価値で考えると、預金という投資案はどんなダメな会社でも確実にボツになりますよねw
折角米株に投資していても、その人のポートフォリオ自体が投資に回せない死んだキャッシュ多めの日本企業体質であれば、自分の口座の経営が米国的ではなく日本的になってしまう・・・と思います!
タクさん、こんばんは。
>広い知識と文才で的確な記事を書かれていて、
褒めすぎです(笑)。
謙遜ではなく私はマーケットの深い洞察記事とかあまり書けません。
そういうのをガンガン書けるブロガーさんとかいらっしゃいますよね。
そういう方、純粋に尊敬します。
私の知識レベルでは無理です。
頑張って毎日WSJとか読んでますけど、そんなマーケット動向に関する深い記事は難しいです><。
たまに頑張って書こうと思うのですが、いつも手が止まります。
今後頑張ってチャレンジしてみます。
なので、そんな自分の無知を隠しつつも少しでも楽しく読んで頂ける記事を書けるよういろんな方角から攻めている感じですw。
>自分の口座を会社に見立てて、
それは面白い発想ですね!
自分株式会社を作れ、みたいな本を見た覚えあります。
正味現在価値で比べられたら、預金は確実に廃案ですねw。
>キャッシュ多めの日本企業体質・・
そうですね、日本人として日本企業に頑張って欲しい、応援したいという思いはありますが、やっぱり長期投資はできませんね。
その理由はおっしゃる通り、キャッシュ多めなところですよね。
株主利益を意識している「感じ」がしないですよね。
雰囲気レベルの問題かもしれませんが、そういう雰囲気レベルの微差が投資マネーを呼び来ない原因になっています。
まあ微差とは言えませんが。
俺は米国株を安く仕込みたいと思っているので
暴落が早く起きてくれないかなーと毎日待ちわびています。
現状はETFを定額で少しずつ買い集めているだけなので、
暴落時は個別株もたくさん買いたいなと思っています。
リーマンショックも経験しましたが、
暴落を楽しむぐらいじゃないとやっていけないのかなと思っています。
相場が気になって仕事が手につかなかったら社会人失格ですからね。
俺は当時は売り方だったので一人喜びに打ち震えていましたが(笑)
>暴落が早く起きてくれないかなーと毎日待ちわびています。
すごいですね!無我の境地に達している感じですね。
私も暴落を期待している思いがある反面、やはり自分の資産が一時的にでも溶けていくのを見るのは嫌だなとは思います。
とはいえ、記事に書いた通り米国株は常に右肩上がりだと思えば、そんなに怖くはないとも思います。
とりあえず経験値として暴落を経験したいです(笑)。
私は未経験ですから。
>相場が気になって仕事が手につかなかったら社会人失格ですからね。
そうですね、初めて株を買ったところ(当時25歳)は数十万しか投資してないくせに仕事中に何度もスマホを見ていたころを懐かしく思います。
リーマンショックで底値買いできた人は羨ましいです!
あの時はサラリーマン一筋で、株式投資なんて発想もありませんでしたから。
新聞でへ~、大変だな~って思っていただけでした。
暴落を期待しても仕方ないので、コツコツ買っていくしかないと思っています。
ヒロさん、こんにちは。ヒロさんのように会計士の優秀な人が同じ気持ちを持っているので、こころ強いです。確かにアメリカ株はまたどこかで暴落することも覚悟し、また、それを打ち消すだけ成長する、というシナリオを信じて、投資しています。ただ一点、怖いのは、私は45で、ヒロさんより退職までの時間が短いので、暴落のタイミングと退職後のお金が必要な時期が重なってしまうことです。最近は、最悪のシナリオとして参考になりそうな1929年の大恐慌の時のことも気になって調べています、
うみさん、こんばんは。
いえいえ、私は優秀だなんてことは全くあり得ませんよ。
ただペーパーテストが得意なだけですw。
>私は45で、ヒロさんより退職までの時間が短いので、暴落のタイミングと退職後のお金が必要な時期が重なってしまうこと
おっしゃっていることよく理解できます。
自分が資産を売却して資金化するときに、株価暴落、超円高だったら辛いですよね。
相場は一時的には理論値を超えて大きく振れてしまうことがありますから。
なので、よく言われる話ではありますが、出口戦略も大事なのでしょうね。
資金化するときもドルコスト平均法でコツコツ資金化していくといいのでしょうかね?
私は自分の出口戦略をたまに考えるのですが、自分が株を売却している場面が想像できませんw。
3億円くらい遺産残して、孤独氏するかもなって本気で考えることもあるくらいです。
株式投資で財を成せるような人は、お金の習慣もしっかりしている人が多いと思います。
退職時の相場が心配なお気持ちはとても理解できるのですが、将来のことはわからないと気軽に考えた方がいいと思います!
(なんか偉そうなこと言ってすみません。)
>1929年の大恐慌の時のことも気になって調べています、
いいですね!
歴史を知って知識を得ることが恐怖への解毒剤ですから。
私も最近、過去の株価チャートが載っている本を買って枕の横に置いてあります。
時間見繕って読もうと思っています。
お互い知識付けてがんばっていきましょ~。
こんにちわ.
知識が暴落に対する特効薬とのご意見は私も大賛成です.ただもう一歩踏み込んでもよいのかなとも思いました.「知識を得た状態」と「理解できた状態」,knowとunderstand,make sureとcomprehendの違いと申しますか,知識があっても理解できていなければ,特に窮地に立った場合に結局は役に立たない時もありますよね.知識はあるけど結局ソコが難しい,バフェットやチャーリーマンガ―の逆張りは知っている,でも真似できない,彼らも単純なことですと言いながらも,簡単なことではありませんと言っている.
少しとりとめない文章となりましたがご容赦ください.感想でした.これからも記事を楽しみにしております.
こんばんは。
素敵なご指摘ありがとうございます。
>知識があっても理解できていなければ,特に窮地に立った場合に結局は役に立たない時もありますよね.
まったくその通りですね。
巷では自称バフェット流投資家がたくさんいますが、単にバフェットが買っている銘柄を真似ても本当の意味でのバフェット流ではないですよね。
バフェットがどういう思考、感情で、どういう分析、判断でその銘柄購入に至ったのかという過程を理解することが大事だと思います。
そういう意味で偉人の真似をすることは実はとても難しいと思います。
バフェットなんて特に自著がないから余計難しいです。
こんな話を「シーゲル流」とか言っている私が申し上げて、大変お恥ずかしい限りです。
私はとても「シーゲル流」投資なんて言える立場ではないですね。。
ただ本読んだだけですから。
面白いコメントありがとうございました。
バフェットとかの世の偉人の脳内が透けて見えるくらいその人のことを知ったら、世の中の見方が変わるんだろうな~ってたまに思います。
知識と理解は大違いですね。
これからもよろしくお願いします!
暴落に備えての予備資金は僕も持たない派なので、同意です^^!
常にフルインベストメントの方が、期待リターンが毀損されていない安心感が暴落の恐怖よりも勝るため、感覚的にも一番気持ち良いんですよね。
トピックは変わりますが、僕は最近保有銘柄の「貸株」導入を検討しています。
http://orekabu.jp/stock-lending/
貸株による金利と、もちろん配当金も併せて受け取れるので、デメリットや落とし穴が無いか把握するため、現状、諸々細かく調べている段階です。
どの道長期で保有するなら、例え僅かな金利でも貸しておいた方が得ではないか?と思うのですが、Hiroさんは貸株導入についてはどのようなスタンスでしょうか?
コメントありがとうございます!
私も無駄な預金はなるべく持たずにいたいと思っている方です。
それは必ずしも「常に株を買え!」というわけではありませんが、お金はそれ自体に価値はなく単なる道具であり、しかも放っておくと腐ってしまう道具なのでなるべく早めに自分が価値を感じる商品、サービス、体験、金融商品に変えることが大切だと思っています。
ご質問の件ですが、正直申し上げてあまり真剣に検討したことありません、、という情けない回答になってしまいます。
もちろん制度の存在は知っておりますよ。
せっかく株式を取得して企業のビジネスを所有する立場になったのに、それを貸して放棄するのが嫌だな~という極めて感情的な理由から今まで貸株制度使用を真剣に検討してきませんでした。
しかし、、これは単なる言い訳であり要するに平たく言うと考えるのをサボっていただけです(笑)。
貸株って配当金もきちんと受け取れるのですね。(それすらも知らないレベルです。。)
配当金受領権があれば、貸株を利用しない理由はないかもしれませんね!
貴重なご示唆をありがとうございます。
私もちょっと真剣に検討してみようと思います。
ご紹介して頂いたサイト非常にわかりやすいですね。
確かに証券会社の倒産とはテールリスクでしょうけど、怖いですね。。
P.S.
3つ目のコラボ記事楽しく拝見しました!(^^)
岩波さんのブログには大変大きな価値を頂いており感謝感謝です。
キャッシュフローを生み出す優良株を所有すると同時にやはり持つべきものは「知識」ですよね。
私はHiroさんのような偉大な学歴、職歴、肩書きがないダメダメ人間ですが、バフェットでさえ投資であれだけ成功しているにも関わらず勤勉であり続けている、つまり一生勉強ですね。
現金はインフレとともに腐っていきますが、知識は自分次第で高めていけるし、真っ当な知識があれば結果的に資産を増やせていけますよね。
というわけでこちらのブログで勉強していくのでブログの継続よろしくお願い致します(笑)
人生を楽しく生きるにはお金をかけてでも「知識」を得るべきだと思っています。
おちまさと氏はアイデアは「記憶の複合体」から生まれるとおっしゃっています。
様々な体験、経験、知識がベースにあると、他の人が何とも思わない些細なことからアイデアが生まれる、、そうです。
社畜の私にはなかなか実感として理解できない深いお言葉です。
一方、最近読者様がコメントくれましたが、「知識」だけでなくその「理解」も必要ですねというご意見も非常に素晴らしいと思いました!
私は一見した学歴、資格は確かにちょっと優れているかもしれませんが、ホントに見かけ倒しですので。
中身はペラッペラな人生ですよ。
これから勉強して成長していきます~。
>一生勉強ですね。
ホントそうですよね!
こんなこと言うと意識高い系の嫌味発言に聞こえるかもしれませんが、私はサラリーマン引退したら好き放題学問したいです。
これが私がサラリーマンを引退したい一番の理由です。
バフェット関連の本を一からすべて読み倒したいです。
投資だけでなく、今まで自分が勉強したことない分野にもチャレンジしたいです。心理学とか。
やはり一つの学問に没頭する時が一番濃密な時間を過ごせると思うんですね。
はい、ブログ継続頑張ります~。
いつもコメントありがとうございます!
私は1990年代に証券業界に入り、プロのクオンツトレーダーとしてそこそこの成功を収めすでにアーリーリタイヤをしている者です。あなたは資産形成についてとても熱心に勉強されていますが、ご自身が常に正しく別の考えの人を情弱呼ばわりする面があるなど、少し思い込みが強すぎるように見えます。野球で例えれば、まだ草野球を始めて数年のプレーヤーが「野球とはこういうものだ」とわかったような講釈を垂れているような状態です。現在は資本主義の継続性そのものに疑問を投げかける識者もいますし、ありったけの持ち金を株式相場に投入することが必ず長期的な成功につながるとは言い切れません。(そんなことを事前に予測することは不可能です。)
私はキャリアの中で様々な金融危機と呼ばれるものを経験してきましたが、リーマンショック時の現場では、「本に書かれているような投資理論は当然理解しかつ修羅場をくぐってきた歴戦の猛者」ですらメンタルがやられ、正常な判断ができなくなるような状態でした。実際に遭遇したらちょっとした「知識」でどうこうできるレベルのものではありません。私を含め、同業の先輩後輩の中にもすでにアーリーリタイヤしている者が何人もいますが、誰も「勝てる株式投資」という内容でブログを書いたりセミナーを開いたりはしません。そのような内容で責任をもって人に提言することなどできないと知っているからです。むしろそういうことをわかったように言う奴ほど偽物だという共通認識です。
金融リテラシーを高めようと努力され、その過程をシェアしてくださるのはとても素敵だと思います。ただ、より初心者の方を読者と想定されるならば、断定的(に近い)言い回しで煽るのは止めていただく方がさらに誠実なブログになると思われます。
貴重なご意見下さり、ありがとうございます。
確かに私は実際にリーマンショックのような金融ショックを経験していない素人の身でありながら、想像で「知識で乗り越えろ!」と言っても説得力がないのはおっしゃる通りだと存じます。
また過去の記事で「情弱」などの表現を多用していることもありますが、本心というよりは何でも自由に書けるブログという媒体を最大限に活かすのであれば多少controversyな表現を使いたいなという誘惑がありました。特にアクセス数が少なかったブログ開始初期の頃はそのような思いが強かったと思います。
とは言え、ブログを訪問してくださった方を不快な思いにさせたり傷付けたりすることは本意ではありませんでした。
不快な気分にさせてしまい大変申し訳ございませんでした。
頂いたアドバイスを真摯に受け止め、今後のブログ運営に活かせていければと思います。
貴重なお時間を割いてコメントして下さりありがとうございました。
先日問い合わせフォームを利用させていただいた、あみいです。
guntamaさんのコメントは厳しいですが愛のあるコメントで、
きゅっと、身が引き締まります。
でも私はHiroさんのブログが大好きです。
昨年は一読者のままでしたが背中を押され、1月末から思いきって米国株に挑戦してみると、日本株やインデックス投資では得られなかった居心地の良さを感じています。
Hiroさんの考えはとても参考にしていますが、私の場合、一気にフルインベストメントは居心地が悪いので、2~3年かけて高配当超優良銘柄の個別株に機械的に資金を投入していく計画です。
そして、定年を迎える頃には個別株を3人の娘のためにそれぞれS&P500に連動するETF3つに資金を振り分け、私のお金を未来に引き継いでいきたいと考えています。
まだ先の事なので詳しく調べていませんが、SBI証券だとSBI銀行に連動しているので、そこでSBIカードを作り、そこへ外貨を移すと海外でのお買い物にカードで外貨決済ができるようなので、定年後には配当金でお得に海外旅行ができるのではとも考えています
それから、 もう少し投入資金が増えたら岩波さん同様に貸し株サービスも検討したいと思っています。
どなたか、SBIカードの件と貸し株サービスのことでご教授いただけると幸いです\(^o^)/
Hiroさんのブログに出会えて孤独だと思っていた米国株投資でしたが、仲間ができたようでとても嬉しく思っています。
これからもHiroさんや皆さんのご意見を参考にしつつ、自分にとって居心地の良い投資環境を追及していきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします(^-^)v
あみいさん、こんばんは。
先日は問い合わせありがとうございました!
>guntamaさんのコメントは厳しいですが愛のあるコメントで、きゅっと、身が引き締まります。
本当におっしゃるとおりだと思います。
私はそれなりに勉強はしてきましたが、正直あまり人生に苦労してきていないと自覚しています。
そんな甘っちょろい人生を送ってきたしかもまだ30年ほどしか生きていない私が書く文章なんて、人生経験豊富な先輩が読めば甘すぎてクソみたいに見えるはずなんです。
ご批判を受けるのは仕方ないですね(-_-;)。
ただ、私は今まで意味不明な誹謗中傷のコメントは一度も貰っていません。
批判されることはありますが、それはきちんと理論的に説明されたとても合理的なご批判ばかりです。
そういう意味でも、私は大変読者層に恵まれているな~と実感しています。
でも読者の方が優秀過ぎて、最近記事を書いてアップするのにちょっと気が張ります。。
昔はもっと気さくに記事書いていたな~(笑)。
>でも私はHiroさんのブログが大好きです。
そう言って頂けて大変嬉しいです!
ご批判も異なる意見を貰えて勉強になりますが、やはり同じ価値観を共有できる人と出会えるほうが嬉しいのは事実です。
私は文章力はヘタレですが、自分の考えを曲げずに主張することは続けたいんです。
例え、それで一定のアンチが生まれても。
自分の考えと共感できる人と一緒に楽しく米国株投資を続けていきたいです。
そのための媒体としてブログは大変有効だと感じています。
メルマガでもやろうかな~(笑)。
私の考え嫌いな人はさすがにメルマガには登録しないと思いますから。
>私の場合、一気にフルインベストメントは居心地が悪いので、2~3年かけて高配当超優良銘柄の個別株に機械的に資金を投入していく計画です。
はい、ここはメールでお伺いした件ですよね。
あみいさんのポートフォリオは優良株ばかりで素晴らしいと思いました!
>どなたか、SBIカードの件と貸し株サービスのことでご教授いただけると幸いです
みなさん、貸株をご検討されているのですね!
私も岩波さんのコメントをきっかけにちょっと勉強してみようと思います。
>Hiroさんのブログに出会えて孤独だと思っていた米国株投資でしたが、仲間ができたようでとても嬉しく思っています。
これはもう本当にこちらのセリフです。
こちらこそ、孤独な投資だったのに、ブログを読んで下さる方々のおかげで一緒に投資ができている感じがして楽しいです(*^^*)。
今後ともよろしくお願いします!!
横から失礼します!
貸株制度について、僕なりに諸々考察した結果を以下の記事にまとめてみました^^
http://serendipity.chips.jp/archives/16240
ご参考の一助になれば幸甚です。
>あみいさん
普段の生活では孤独になりがちな米国株投資も、
こうしてブログ上で意見交換が出来るのはとても心強いですよね^^
ETFベースでご資産を娘さんに・・素晴らし過ぎます。
>Hiroさん
誹謗中傷ゼロは凄いですね!
それだけ、レベルの高い人を引き寄せられる素質をお持ちなのですね。
僕はSNSで過去に変な人に絡まれた事もあり、ブログもコメント機能はOFFにしていますが、貴ブログの賑わいを見ていると、素直にいいなぁ・・と。
暖かみのある交流は心の薬にもなりますよね。
拙ブログも、コメント欄の開放を検討中です。
岩波さん、情報のご提供ありがとうございます。
記事も拝見しました。
相変わらず、わかりやすい記事で勉強になります。
結局、貸株はナシとのご判断なのですね。
>リターンどうこう以前に、まず日々の精神状態の方が重要ですからね。
おっしゃるとおりだと思います!
論理的な分析もさることながら、自分の感情を優先することも大事だと私も思います。
>ブログもコメント機能はOFFにして・・
そんなことできるのですね!
それすらも知りませんでした。
岩波慶チャンネルを読んでいた際に「コメント欄ないな~」と思って色々探し回っておりましたが、機能OFFにできるのですね。
そんな知識もなくブログ運営している自分が怖くなってきました。。
私は読者様のコメント自体がコンテンツになっていると思う時すらあるので、一旦はコメント機能はONのままにしようかなと思います。
ですが、問い合わせフォームを設置したのでコメントOFFも選択肢として有りですね。
勉強になります!
東証バブル崩壊1989年日経平均38000円、あれから26~27年経った今、未だ20000円達成できず(一時的にはクリアー)。何度も市場から撤退を余儀なくされました。
このことをもってして、日本人でありながら残念ながら日本株はあてにならぬという思いです。
当時と比較して良くなった事は、日本にいながらにして一株単位で米国株投資ができるということです。私もシーゲル派の一人として(笑)、米国株の素晴らしさは多少理解してるつもりです。
素人ではありますが、米国株(ダウ、配当貴族銘柄)においては長期投資、現物株(自己資金、余裕資金)であれば暴落恐れるに足らずの思いです。30年位塩漬けしてれば回復してくれる(笑)
けれど日本株はだめです(短期売買は別にして)、バブル崩壊後もうすぐ30年経ちますが、たぶん無理でしょう!
本来ならこの年齢ならとっくに資産を築いて左内輪のはずなのですが、未だほど遠い~
まっ、それはさておき個人的には老い先短く、そんなにリスクもとれず、金利上昇を期待して米国債80%米国株20%(ETF含む)と考えています。
もちろん若ければ米国株等100%でいきますよ。
自己紹介遅れましたがノブと申します、これからもHiroさんのブログを拝見しながら楽しく米国株を勉強して来年位から投資しようかと考えています。これからもよろしくお願い致します。
そうですね、私も同感です。
確かにバブルの頃の日本の株価のバリュエーションは明らかに異常だったとは思いますが、過去30年間遡って株価が最高値を更新していない市場に長期投資しようとは思えませんよね。
>日本人でありながら残念ながら日本株はあてにならぬという思いです。
こちらも同感です。日本人として日本マーケットがもっと洗練されることを願います。
やはり投資家から変わるというわけではありません。
長期投資家を呼び込めるほど、企業のガバナンス、日本の労働市場・法制が変わる必要があるのだと思います。
Market Hack運営者の広瀬さんが今の日本株式市場には配当目的で買えるまともな株が存在することに感動を覚える、といった趣旨の発言をされていました。
バブルの頃は、配当利回りは1%以下だったそうです。
その頃と比べれば今の日本株のバリュエーションはかなり改善しているようです。
ですが、日本株が長期投資対象になり得ないのはバリュエーションどうこうの問題ではありませんよね。
私も日本株は短期売買目的にしか買えないなと思っております。
はい、私もノーレバレッジで優良米国株投資であれば、フルインベストであったとしてもそのリスクは思ったほど高くないと考えています。
暴落時に追加投入できないという悔しさを許容できるならば、米国株へのフルインベストは合理的だと思います。
>米国債80%米国株20%(ETF含む)と考えています。
ポートフォリオに絶対の答えはないと思います。
自分なりに考えて、自分が満足できればそれでいいんだろうなと最近は思うことが多いです。
人は感情で生きている、と今更ながらそんな当たり前のことを感じている次第です。
>これからもHiroさんのブログを拝見しながら楽しく米国株を勉強して来年位から投資しようかと考えています。
私のブログなんかがどれだけノブ様のお役に立てるかわかりませんが、少しでも価値ある情報だと感じて頂けますと嬉しく思います。
来年位からの投資に向けて勉強されるとのことで、もし勉強途中でご不明なことがありましたら私なんかでよければ遠慮なくご連絡下さい。
最近、問い合わせフォームも設置致しました。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
岩波さん、はじめまして
貸し株情報ありがとうございました
マイ株さんたちはみな0,01%なので、年数百円のためにサービスを利用する価値を見出だせずにいました
私も岩波さんに一票です
Hiroさん
私は先日Hiroさんに若いっていいな~と言いましたが、決して経験がないとか無鉄砲とか思っている訳ではなく、ご自身で30年くらいの長期投資ができるのがとても羨ましいのです。
岩波さんにせっかく誉めてもらったのですが、私のような年齢で米国投資を始めると娘へのリレー投資を持ち出さないと長期投資にはならないし、認知症になった時や相続税も気になります(^_^;)
でも、教育費や住居費等の支出の目処もある程度立った上で投資できるのは、この年齢のメリットでもあります
Hiroさんや岩波さんのようなフルインベスト派、チェルシーさんのような1557派、ノブさんのような米国債&米国株派、このブログは色んなシーゲル派の方々のお話が聞けて楽しいですね
いつか皆さんとオフ会とかできるといいですね、その時は赤本が目印ですかね(^-^)v
米国株の利率が0.01%とは残念ですよね~
私も今のところ、貸株制度を利用する予定はありません。
てことで、私も岩波さんに1票!
>私は先日Hiroさんに若いっていいな~と言いましたが、決して経験がないとか無鉄砲とか思っている訳ではなく、ご自身で30年くらいの長期投資ができるのがとても羨ましいのです。
あみいさん、もちろん意図は伝わっていますよ(^^)。
こちらこそ、返信メールで変な意図が伝わっていたらごめんなさい。
ただ謙遜とかではなく、本当に諸々経験浅いのは事実なので~。
>娘へのリレー投資
いいですね!
子供へのリレー投資か。
そう考えると、投資期間は30年とは言わず100年レベルでも可能になりますね。
いつか一大財閥になっているかもしれませんね。
子供へのファイナンシャル教育にもなりそうです。
>教育費や住居費等の支出の目処もある程度立った上で投資できる・・
それはおっしゃるとおりですね。
やはり先立つマネーがあって初めて投資資金が確保できますから。
貯蓄を先ず確保しないと資産運用という発想が先ず生まれないと思います。
貯蓄があるからこそ、ネットで「投資 資産運用」などと調べて皆さん色んな運用を開始されるのだと思います。
もちろんネットに限らず書籍などもあるでしょうが。
私は57歳の母に、少し投資でもやればと勧めたのですが、結局母は一切行動してくれませんでしたね。
私の両親はそんなに経済的に余裕ないだろうから、長男としてその辺心配しております。。
>このブログは色んなシーゲル派の方々のお話が聞けて楽しいですね。
はい、これもおっしゃるとおりです。
色んな投資スタイルがあってしかるべきです。
投資スタイルは必ずしもリターンで良し悪しが判断されるものではないと思っています。
明らかに悪質な金融商品であれば皆で情報共有して買わないように注意すべきですが、そうでなければ後は個人の価値観ですよね。
自分が満足できていることが一番大切だと思います。
>いつか皆さんとオフ会とかできるといいですね、
ですね!
是非できるといいですね。
話が尽きなさそう(笑)。
バフェットが90%はS&P500でのメッセージと合わせて、こちらの記事をより理解できます。
「お金はなるべく使わずに貯金しなさい」の日本の教育がフィナンシャルリテラシーの向上を妨げているのでしょうね。
現金の価値が毀損していき、株資産が増えるのを体感できる未来を楽しみにしています。
>「お金はなるべく使わずに貯金しなさい」の日本の教育がフィナンシャルリテラシーの向上を妨げているのでしょうね。
おっしゃる通りですね。
ここはブロガーとして、どういう風にメッセージを発信すべきか悩むところです。
株式投資で蓄財するためにはどうしてもある程度貯金して種銭を貯める必要があります。
でも、お金を神聖視してガツガツ貯金ばかりしてもそれはそれで虚しい人生かもしれません。
投資でも消費でもどちらでもいいから、お金を抱え込まないという姿勢は大事ですよね。
お金なんて幻想ですから。
溜め込む価値はないです。
大暴落の経験がないから、強気で言えるのかもね。
売りに出しても、何日も値がつかず、売りたくても売れない日々が続くのよ。生活防衛関連株≪内需株)なら大丈夫なんて机上の空論ですね。
ハイテク株も内需関連株もすべて一斉に暴落するのよ。
それは、もう、ほぼ投資家全員といっていいくらい精神がズタズタになるわ。そんな中、余裕預貯金がいくらあっても、大暴落で買える人なんていませんって。買えるのは、売りを仕掛けたファンドぐらいでしょ。
例え、勇気をだして買ったとしても、翌日に少し反発して、その後は、ドスンドスンと何年も下げ相場が続くので、買っても大損でしょう。
日経平均が上がったのも数年前ぐらいだし、その間、失われた20年と言われてる下げ相場だったわ。
ご自分が暴落時、暴騰時に株を売買するのは、自由だけど他人に株の売買を勧めるのだけは、やめたほうがいいですよ。
それと、ちょっと投資本を何冊か読んだだけでわかったような気になるのも危険ですね。
そうですね、かと言ってあまりに現預金を増やしておくのも自分の性分と合わないので難しいところです。バランスが。
とにかく変に欲を出してレバレッジを掛けたりせず、きちんと分散投資を徹底していきたいと思います。
>売りたくても売れない日々が続くのよ
先日別の読者さんがコメントしてくれて「そうなのか~」と思ったのですが、優良株が成行でも売れなかったのですね。
それはかなり怖いです。
米国大型株はいつでもすぐに資金化できるということを前提に、今の低い現金比率でポートフォリオを組んでおりますので。
コメントありがとうございました。
この記事が1年前も前に書かれてたのが驚きです。
半年ぐらい前だと思ってました。
時が経つのは早いですね・・・
そうですね~、私も驚きです。
もうブログ初めて2年以上経ちます。
ブログを通じて多くの方と出会うことができました。
長期投資とブログって相性がいいなって思います。
投資の記事書くのはホント楽しいです。
これからも続けていきますのでよろしくお願いします!