物理世界での消費は最低限に抑えて、情報世界でたくさん消費した方が人生は楽しくなると思います。それは別にたくさんニュースを読めばいいって話じゃないですよ。広い意味での「情報」です。

情報はお金を払って購入しないといけないことが多く、しかもそれは往々にして高額です。情報の世界で好き放題お金を使えればいいけど、そのためにはお金が必要。

たくさんお金を稼ぐためには、情報を売った方が効率的です。情報の世界でマネタイズしてガッポリ稼いで、たくさんの情報を消費できれば理想です。

ただ金持ちになりたいだけなら、情報の世界でたくさん稼いで、稼いだお金は物理の世界だけで使えばいい。つまり最低限の衣食住にだけお金を使うということ。そうすれば嫌でも金は貯まっていきます。年収10億円とも言われるヒカキンが、1カ月10万円で生活するような感じです。しかし、情報にお金を使わない人が、情報でマネタイズするのは難しいかもしれません。あと、お金を貯めることが人生の目的という人は少ないでしょう。

世界で経済格差が拡大しているのは、情報の世界で上手くマネタイズできる人がいる一方で、旧来の物理の世界に留まっている人が多く存在するからです。前者の方が少数派です。だから、ごく一部の成功者、富裕層が世界の富の大半を牛耳るような事態が起こります。

情報の世界と物理の世界に明確な境界線はありません。とある書籍を読んだことをきっかけに、私がイメージするようになった概念です。情報の世界はとにかくレバレッジが効きやすいです。どんなビジネスでも「売上高=販売単価×販売数量」に分解できます。情報の世界では販売数量が桁違いになり得えます。Hikakin TVのチャンネル登録者数は7百万人超、ネットフリックスの会員数は1億6千万人超です。

ヒカキンやネットフリックスは例外的存在だとしても、少しでも情報の世界に足を踏み込めないか考えるだけの価値はあります。副業時代ですが、そういう視点でビジネスを考えることが大切なのかなと思います。ただし、難易度は高いですね。

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