異例のドル高円安のため新規の米株購入をストップしています。インフレ時代に現金を過剰に持つのもリスクですし、まとまった余剰資金は日本株で運用することにしました。

私の日本株選定基準は以下です。大まかなスタンスは米株と変わりません。

・持続的な高営業利益率(理想は15%以上)
・配当利回り2%以上(できれば2.5%以上)
・株主還元(配当、自社株買い)への積極性
・最低投資金額50万円以下
・時価総額1兆円以上

営業利益率15%以上

まずは収益性を見ます。高い利益率を持続できているということは、儲かるビジネスなのに何らかの要因で他社が参入できないことを示唆しています。要因とは初期投資額の高さ、細かな規制、ネットワーク効果などです。

多少PERが高くてもいいので、強固なビジネスを営んでいて安心して長期保有できる銘柄を買います。

具体的には営業利益率15%以上を目安にスクリーニングしたいです。20%だと日本企業だと厳しいかなと思い。15%でも厳しいかもしれませんが。最低でも10%は求めます。

単発ではなく過去5年~10年の間、高い営業利益率をクリアしているか見ます。

配当利回り2%以上

相変わらず配当が欲しい性分です。

エムスリーとか低利回りだけど高成長の有望企業もありますが、ぐっと我慢してバリュー寄りの銘柄を狙います。

日経平均の配当利回りが2%~2.5%でしょうか。それよりかは高い配当が欲しいな。理想は3%以上だけど、最低2%あればとりあえずOKとしています。

株主還元への積極性

無還元の企業には見向きもしません。昔から配当を出しており、かつできれば定期的に自社株を買い戻している企業を狙いたいです。

ここは定量的な基準というのは設けていませんが、たとえば成熟期にあるのに配当性向30%で自社株買いがゼロとかだとちょっと嫌だな~と思いますね。

日本企業は米国企業ほど増配にも自社株買いにも積極的ではないことは承知しているので、普段米株を分析する時ほど厳しい目線でチェックはしません。

ほどほど。たとえば過去5年平均の総還元性向で50%は欲しいなあとか思います。これくらいのハードルでも超えられない企業が結構あるんですよね。。

最低投資単位50万円以下

日本株は100株からしか購入できません。株価1万円の企業に投資するには最低100万円が必要です。

300万円ほどの余剰資金を複数銘柄に投資しようと思っているので、最低投資単位は50万円以内が希望です。東京エレクトロン、村田製作所など株価が高い魅力的な銘柄もあるのですが、そこは仕方ないと諦めます。

1株から投資できるミニ株は利用したくないです。ミニ株で株を買っても企業には株主として認知されません。心情的な問題に過ぎませんが、それはなんか抵抗があります。せっかく大切なお金を投じて株を買ったのに、正式な株主になれない感じがして。

投資先の優劣を判断する上で合理的な基準とは言えませんが、実務的にやむを得ません。1株から投資できる制度になることを願います。

時価総額1兆円以上

中小企業にも魅力的な投資先はたくさんあります。

たとえば、四季報を見ていてSHOEIという会社が目に留まりました。高級ヘルメットを製造販売しているようで、バイク乗りの方には馴染み深いブランドなのでしょうか。私は全く知りませんでした。非常に利益率が高く、「こんな凄い会社あるんだ~」と思いました。

ですが、私は普段からよく名前を聞く大企業で、安定した業績と積極的な株主還元を行っている銘柄のみに投資するつもりです。大きければいいというわけではないのですが、安心感を取ります。

具体的な目安として時価総額1兆円以上です。これで日本市場の上位150社くらいに絞られるかなと思います。あくまでも目安ですが。

いずれは米株に戻ります

日本企業の財務データを見ていると、改めて長期投資なら米株の方がいいなあと感じます。基本的には米株投資への繋ぎとしての役割を日本株に求めています。

為替が円高方面に戻ってくれば、日本株は売却して米株に振り替える可能性が高いかな。

日本株の魅力に気づいて、10年20年と長期保有する銘柄もあるかもしれませんが。日本株第一号として投資したKDDIなんてまさにずっと持ち続けることになるかもしれません。