グーグルがスマートフォンを用いて、会話を他の言語に自動翻訳できる新機能を開始すると発表しました。

ついに来たか!
これは待ち遠しいです。

月に1回、米国子会社のマネジメント層とテレカンファレンスがあるのですが、めちゃくちゃ苦痛です。僕は下っ端でちょっとファシリテートするだけですが、1時間の会議で理解できる会話は全体の2割くらいしかありません。ただボーっと聞いてるフリをしているのがしんどいです。

英語苦手です。TOEICは600点台。最低限の読み書きはまあまあできますが、聞く話すはてんで駄目ですね。特に聞くのが苦手です。相当ゆっくり話してくれないと、まともに聞き取れません。英語を喋るのは少しはできます。こちらから英語で質問して、相手が丁寧に答えてくれているのにその内容を聞き取れないのは辛いです。相手にも失礼だし。「お、おっけー、アンダスタンド」と言って流したことも何度もあります。

先日はスコットランドの方と会議があったんですが、もう何言ってるか全くわからなかったです。聞き取り率は10%未満かな。スコティッシュ・イングリッシュはかなり訛りのあるイギリス英語らしいです。こんなのネイティブ以外で聞き取れる人いるんかいなって思いました。アメリカ人が津軽弁の日本語を聞くようなもんですよ。

と、英会話(特に聞く方)に苦労している私ですが、グーグルの翻訳アプリに救われるかもしれません。早く試してみたいです。最初はクオリティは低いかもしれませんが、徐々に改善していくでしょう。グーグル翻訳での英文和訳も昔はかなり違和感のある訳でしたが、最近は随分と性能が上がったと感じます。AIの力でしょうか。Form 10Kなどの英文会計文書を読むときもグーグル翻訳を利用させてもらってますが、まるで元から日本語で作られているかのようですよ。そんな感じで会話の翻訳も段々と性能が上がっていくと思います。

どれだけ翻訳アプリの品質が向上しても、自分の力で会話できないと深いコミュニケーションはできないと思います。相手が話すたびに都度スマホで翻訳してたら、相手はきっと心を開いてくれないでしょう。特にビジネスでは。だから、どれだけテクノロジーが発達しても英語力は必要だと思います。グローバル企業のCFOで英語ができないのはあり得ないでしょう。

ただ、私はCFOになりたいなんて野心はないです。英語を勉強するモチベーションも湧かない。一スタッフとして最低限の事務的な英会話コミュニケーションができればそれでOKです。だから、グーグルの会話自動翻訳には凄く期待しています。