アメリカって世界でもトップクラスに裕福な国です。
貧富の差も激しいですが。
2016年のアメリカの一人当たりGDPは約6万ドル(660万円)あります。
日本のそれは、4万ドル弱(440万円)です。
平たく言うと、アメリカ人は日本人より1.5倍裕福です。
アメリカが裕福なのは、アメリカの高度な教育水準や企業重視な法制度などがあると思いますが、それ以外にアメリカ人が借金に積極的な点も挙げられると思います。
アメリカ人は日本人より借金に抵抗がありません。
WSJによると、アメリカの家計債務は2017年3月時点で14.6兆ドル(約1600兆円)もあります。
日本人はしっかり貯金して素晴らしい。
借金ばかりしてるアメリカ人は浪費家でけしからん、いつか身を滅ぼすぞ!
みたいな意見もありますが、どうなんでしょうね。
貯金しまくる日本人より、たくさん借金して人生を楽しむアメリカ人の人生観の方が好きです。
貯蓄中毒で一見堅実に見える日本人より、借金して楽しい生活を送っているアメリカ人の方が合理的なのかもしれない。
仕事をしてその対価を得て、それを預金で滞留させ続けるって誰も得しないと思うんですよね~。
預金持っている私が言えたことではないですが。
無駄に貯金するくらいなら、借金してでも限界まで消費する方が個人としても社会全体としても良いことなのかもしれないって最近よく思います。
貯金をする努力ができる人はすごいと思っております。
一方で貯金そのものが目的となっていて、結局何がしたいの?と思うことがあります。(軽蔑している意味ではありません。)
直近の記事でも話題にしておりましたが、私も長期投資で富を築けたらもちろんうれしいですが、それをどのように使うべきか考えることもあります。
もちろん、富を築いたわけでもないのに、こんなことを考えるのは馬鹿らしいですが。
>貯金そのものが目的となっていて、結局何がしたいの?
同じくです。
これは最近の私の悩みの一つです。
これは「貯金」を「株式」に置き換えても、同じことが言えると思うんですね。
そんなに株式投資で頑張って資産形成して、自分は一体何に使いたいの?ってよく思います。
まあ将来使いたいことがあるというより、手元資金をなるべく経済的利益がある場所にとりあえず置いておくという意味が強いのかな、私は。
>富を築いたわけでもないのに、こんなことを考えるのは馬鹿らしいですが。
いえ、これは全く馬鹿らしいとは思わないです。
時間は戻りませんから。
富を築いた後に「あれ、俺は何のためにこんなに財産形成してきたんだろう?」っておじいちゃんになってから考えても遅いですよね。
若い頃から、答えは出せないにしても、そういうことを考えておくことは大事かなって思います。
やっぱり株式投資ってそれが目的化してしまうとよくないかもしれません。
あくまでも手段ですね。
おはようございます。FRBのBS縮小の話題をよく目にするのですが、今一つ意味がわかりません。一般的な企業においてBSの縮小は企業規模を小さくするという悪い意味になると思うのですが(借金が多すぎれば返済はいい意味になるとは思いますが)、FRBのBS縮小は前向きな行動なのでしょうか?
なんとなくな解釈ですが、FRBが発行した債券の償還期限が来ると負債を資産で払うことになるのでBSが縮小するっていうことを言っているのかな?とは思うのですが、なぜそれが利上げと同じぐらい大きな話題になるのかが今一つわかりません。
お手数ですがよろしくお願いいたします。
これは非常に難しい問題ですね。
FRB自身ですらバランスシート縮小が経済や金利に与える影響を読めていないくらいです。
バランスシート縮小の影響を考える上で、最もイメージしやすいのはフローを考えることです。
今までは、FRBは保有している米国債やMBSの償還金を再び、同じく米国債やMBSに再投資していました。
米国債で考えれば、米国債が買われるのだから米国債の価格は上昇して利回りは下がります。
結果として、米国の金利は低く抑えられます。
企業の資金調達コストは下がるので金融緩和効果があります。
逆にFRBが米国債への再投資を止めれば、米国債への買い圧力は減少して利回りは上がります。
なので、FRBのBS縮小は金利引き上げ同様に金融引き締め効果があります。
FRBのBS縮小の論点は、FRBのBS規模の大小が経済にどう影響を与えるかというストックの観点で考えるとかなり難しいと思います。
私もそこはうまく回答できません。
なのでストックで考えずに、フローで考えるといいと思います。
いかがでしょうか?
もしご不明な点があれば、遠慮なくご連絡下さい。
実は私も最近よく話題になるFRBのBS縮小問題について、脳内シミュレーションをしていました。
そこで出した結論として、ストックで考えてもわからん!フローで考えるべきということです。