学生時代、百貨店やデパートに行くのが大嫌いでした。具体的には大丸や岩田屋、三越などですね(当時は福岡にいました)。こういうところには、自分から進んでいくことはなかったです。
なぜ嫌いだったかと言うと、自分の財力では買えないものばかり並んでいるから。カバン、服、靴、食料品ぜんぶ高い。あんな高いの誰が買うんや!?って思ってました(今でもよく思いますが)。でも、高いものは美しいと知ることもできました。Berlutiというブランドの靴を見て惚れ惚れしたのを覚えています。でもどーせ自分では買えない、興味ねえ!って思ってましたけど。
東大生の家庭教師が同じ東大を目指している高校生を指導しているけど、成績を客観的に見る限りその生徒はどう頑張ってもMARCH(←死語?)が限界だった。そんな状況の中、東大生の先生が「やっぱ東大はいいよ。教授陣も一流が揃っているし周りもハイレベルで楽しい。卒業後の給料も高いし。ハハハハハ!」なんて言ったら、その生徒はとても嫌な気分になるでしょうね。自分には行けない場所とわかっているから。もし東大A判定の生徒だったら、むしろテンション上がります。俺もその仲間に入れるんだ!って。
自分ではどうやっても手に入らないものを見せつけられると、嫌な気分になります。少なくともいい気分にはならない。逆に手が届くようになると不快な気持ちは消える。むしろ優越感すら覚える。なんて自分は調子の良い奴なんだと自己嫌悪に陥ります。でも人間そんなもんだろと思ってもいます。
頻繁には行かないけど今はたまにデパートにも行きます。ビジネスシューズ売り場などたまにウロチョロしてます。学生の頃あった不快感は今はもうありません。なぜなら、買おうと思えば買えるから。リーガルの2万円のシューズはもちろん、クロケット&ジョーンズの7万円のシューズ、エドワードグリーンの15万円の靴でも(んな高いの絶対買わないけどね・・)。
この「買おうと思えば買える」という心境は自分にとって、とても心地よいです。この経済的ゆとりが与えてくれる幸福感は大きい。たぶん貧乏育ちで、欲しくても買えないのが当たり前の環境にいたからだと思います。
最近は財布には2万円ほどしか入れてません。何でもクレジット払いにします。コンビニでもスーパーでも飲み屋でも、お店側が拒否しない限りクレジットカードを使っています。
クレジットカードはアメックスのグリーンをメインに、サブとしてVISAブランドの楽天カード(Edy付き)を使っています。あとパスモですね。この3枚を定期入れに収納して、常にシャツの胸ポケットに入れています。財布を落とすよりも、この定期入れを落とす方が怖いです。無くさないように肌身離さず持っています。
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これです。
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アメックスグリーン。スーパーで偶然見かけて外見のかっこよさに惚れ込んで、1万円の年会費を払うことを決意。自分には珍しく「非経済合理的」支出です。まだ気に入っています。毎日お世話になっています。
ところで、米国ではApple Cardの運用が始まったそうですね。私も欲しいです。もしApple Cardを持てる日がくればアメックスは解約するかもしれません。
クレジットカードを胸ポケットに入れていると、なんだか奇妙な有能感を覚えることがあります。スーパーサイヤ人になったみたいな。資本主義社会において経済力はパワーの源じゃないですか。それなりに仕事と投資を頑張って株で蓄財してきた結果、有り難いことに日常の買い物で手が届かないものはほとんどありません。ある程度の余裕を持って何でも買えます。飲み代も問題なく払えます。クレジットカードをピッと通すだけです。
浪費はしません。貧乏性は抜けないから買い物は慎重です。好き放題買うのは食品くらいです。食べ物はあまり値段気にせず好きなの買いますね。
大事なのは実際に買うことではなく、「買おうと思えば買える」という状態にあることです。僕にとってこの経済的な余裕感は命の次に大事と言っても過言ではないです。経済的な困窮は大嫌い。結婚するかしないか迷うことがありますが(僕に決定権があるわけじゃないけど)、仮に結婚して経済的に困窮するなら迷わず独身を選びます。お金がなくても家族の笑顔さえあれば幸せ、なんて思えないです。そんな価値観です。
お金を失いたくないという思い、恐怖心は人一倍強いと思います。貯め過ぎず好きなことにたくさんお金を使わないと人生損だとブログで書いたことあるし実際にそう思っています。けど、それはあくまで余剰資金を積極的に使いたいという意味であって、間違っても米国株を取り崩して散財したいという意味ではありません。
数千万円、億単位の財産を残して逝っちゃうなんて絶対に嫌という意見をよく見かけます。確かに自分で稼いでお金は自分のために使いたいという発想は自然です。ただ、僕は残してもいいです。別に残したいわけじゃありません。十分な経済的ゆとりを失う状態になってまで散財したいとは思わないだけです。
胸ポケットから漲る有能感に包まれてないと不安なんです。どれだけ人間関係が豊かでも不安です。資本主義人間です。そんな人間です。3年以上投資ブログをやってるだけのことはあるでしょ。
私はHiroさんと違ってスタイリッシュでは無いので、ひたすらPayPay乞食してます。
SoftBank+YJカード+paypayユーザーなので、Yahooでの買い物で17%還元ですw
しかも、実店舗でも3%還元で、20回に1回は、1000円キャッシュバックされるので助かりますよ。
へー、17%還元なんて裏技ですね。
のぼるさんはポイントとかにあまりこだわってないイメージを勝手に持っていたので、ちょっと意外でしたw
私はアップルカードの日本導入をひたすら待ちます。
薔薇の艦隊
https://rosefleet.net/
のドルチェです。
経済的な余裕感、とても重要だと私も感じます。
買おうと思えば買える。買うか買わないかは自分で決められる。
自由選択権という一種のステイタスですね。
見栄を張ることなく、敢えて買わないでおく。
それが本当の贅沢なのかもしれないと、ようやく最近になって感じるようになりました。
私には家族がいますが、家族になにかあれば、
今の米国株ポートフォリオを犠牲(現金化)にしてでも、家族のためにお金を使いたい。
それが本音ですね。
投資する目的は、つまるところ、家族の幸福のためですので、
どうしても、そういった思考回路になります。
Hiroさんのブログから、いつも新たな視点を得ています。
良質な記事に感謝です。ありがとうございます。
こんばんは。
選択権、オプションを持っている状態が好きです。
一定のオプションを得られたらそれ以上蓄財に走り過ぎる理由はないのですが、もっと積み上げたいという願望が出てきそうで怖いです。
その辺のバランスは大事かなと思っています。
やはりお金は自分や家族のために使ってナンボでもありますので。
大切な人のためにお金を使うのが、結果として自分の幸福感にも繋がりますよね。
経済的なゆとりを維持しつつ、そういうお金を使い方ができるのが理想かなあと思います。
日常生活でもバリューを気にしますからねw
10年以上前からネット銀行使っているので、ATM手数料も振込手数料も一回も払ったことも無いですし、シャンプーとか洗剤類などの腐らないものはネットで業務用を買ってちゃんと単価も抑えてるんですよw
投資だけでなく消費もバリューですよ!
それはバリューです!w。
シャンプー業務用ってあまり聞かないです。こだわりますね。
私は日常生活の金遣いはめちゃくちゃ適当ですよ。
家、車、保険あたりを合理的に抑えたら、後は好き放題使いたいタイプです。