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【BLK銘柄分析】ブラックロックは「iシェアーズ」で知られる世界最大の資産運用会社

      2018/08/16

※2017年12月期決算データ反映、コメント刷新(2018/8/15)

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はブラックロック(BLK)をご紹介します。


    BLK財務情報

基本情報

会社名 ブラックロック
ティッカー BLK
創業 1988年
上場 1999年
決算 12月
本社所在地 ニューヨーク州
従業員数 13,900
セクター 金融
S&P格付 AA-
監査法人 Deloitte
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

運用資産残高の地域別構成比

 

種類別運用資産構成比

※2017年12月末時点のAUM:6.3兆ドル

 

業績

 

キャッシュフロー

 

バランスシート

諸事情で省略。モーニングスターのBSデータが解読不能・・。

後日、もう少し勉強して、別のデータソースから作成します。
少々お待ちください。

 

株主還元

この記事を読むともっとこのグラフを理解できます!

 

連続増配年数

8年

 

過去10年の配当成長

年率+13.8%

この10年で配当は3.2倍に成長しました。

 

バリュエーション指標等(2018/8/16時点)

予想PER:15.4倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.7% 最新情報はこちら

 

感想

ブラックロックは独立系として世界最大の資産運用会社です。「iシェアーズ」ブランドが有名です。

あなたもブラックロックのETFにお世話になっているかもしれませんね。長期投資家に人気の「iシェアーズ」シリーズのETFとしては、S&P500連動のIVVや高配当系のHDV、好配当のDVYあたりが有名でしょうか。北米を除く先進国株に投資するEFA、新興国株に投資するEEMもあります。あとは、IXJ(ヘルスケア)やKXI(生活必需品)などのセクターETFもあります。

ブラックロックのETFを活用すれば、世界中のあらゆる資産クラスに投資することができます。しかも超低コスト。

資産運用ビジネスはスケールメリットを得ることが重要なので、信託報酬を下げてでも顧客資金を惹きつけようとします。コスト競争は過熱しています。S&P500ETFであるIVVの現在の経費率は僅か0.04%です。高配当ETFのHDVの経費率は0.08%。ほとんど無視できるようなコスト水準です。

コスト引き下げも奏功して運用資産残高(AUM)も伸びています。2017年12月時点のAUMは6.3兆ドルで昨年の5.1兆ドルから大きく伸びました。うち「iシェアーズ」も残高は1.7兆ドルで、前年の1.3兆ドルから増加しました。

AUM残高ではブラックロックが首位で、2位にバンガード、3位にステートストリート、4位にフィデリティが続きます。

財務データを見てみましょう。

FY10に売上高が2倍超に急増していますが、当時業界トップだったバークレイズ・グローバル・インベスターズ(BGI)を買収したためです。この時に「iシェアーズ」事業も獲得しました。当買収を以ってブラックロック社は世界最大の資産運用会社となりました。

2008年の金融危機以降、売上高・利益ともに順調に増加しています。FY17の売上高は125億ドルで前年比で12%も伸長しました。iシェアーズETFの手数料収入はFY16が33億ドルなのに対して、FY17は40億ドルと20%近くも成長しました。iシェアーズETFの運用残高は2017年12月末時点で1.7兆ドルもあり、2位バンガードの2倍近くもあります。まさにETF業界の雄。

FY17は純利益も好調ですが、この中には税制改革に伴って発生した一時収益も織り込まれているので注意が必要です。繰延税金負債の再評価など諸々で約12億ドルの収益が計上されています。この影響を差し引いても、きちんと増益を達成できています。非GAAPの調整後EPSは、FY16が19.3ドルに対してFY17が22.6ドルでした。

キャッシュフローは安定しており、直近FY17の営業CFマージンは30%を超える水準にまで上昇しています。

配当は金融危機が落ち着き出した2010年以降から順調に増えています。自社株買いも多く、概ね配当総額と同額の自社株買いを毎年実施しています。総還元性向は80%~90%ほどです。FY17に一時的に配当性向・総還元性向が下がっていますが、これは上で書いた通り税制改革の一時収益が純利益を押し上げているためです。

低コストのパッシブ運用ETFの競争力は今後も衰えないと思われ、継続的な業績伸長が期待できます。金融セクターと言えばウェルズ・ファーゴのような商業銀行や、ゴールドマンサックスのような投資銀行が先ず思い浮かぶかもしれませんが、ブラックロックのような資産運用会社も魅力的です。

2018年7月のバロンズによると、ブラックロックなどの資産運用会社は割安で「買い推奨」とのこと。予想PERは15.4倍と確かに魅力的ですね。

 - 米国株銘柄分析