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【BLK銘柄分析】ブラックロックは「iシェアーズ」で知られる世界最大の資産運用会社

   

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はブラックロック(BLK)をご紹介します。


    BLK財務情報

基本情報

会社名 ブラックロック
ティッカー BLK
創業 1988年
上場 1999年
決算 12月
本社所在地 ニューヨーク州
従業員数 13,000
セクター 金融
S&P格付 AA-
監査法人 Deloitte
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

 

地域別運用資産残高

 

種類別運用資産残高

 

業績

 

キャッシュフロー

 

株主還元

この記事を読むともっとこのグラフを理解できます!

 

連続増配年数

8年

 

バリュエーション指標等(2018/1/9時点)

PER:24.6倍 最新情報はこちら

配当利回り:1.9% 最新情報はこちら

配当性向:45% 最新情報はこちら

 

感想

ブラックロックは独立系として世界最大の資産運用会社です。「iシェアーズ」ブランドで有名です。

あなたもブラックロックのETFにお世話になっているかもしれません。長期投資家に人気の「iシェアーズ」シリーズのETFとしては、S&P500連動のIVVや高配当系のHDV、好配当のDVYあたりが有名でしょうか。北米を除く先進国株に投資するEFA、新興国株に投資するEEMもありますね。あとは、IXJ(ヘルスケア)やKXI(生活必需品)などのセクターETFもあります。

ブラックロックのETFを活用すれば、世界中のあらゆる資産クラスに投資することができます。しかも超低コスト。

資産運用ビジネスはスケールメリットを得ることが重要なので、信託報酬を下げてでも顧客資金を惹きつけようとします。コスト競争は過熱しています。S&P500ETFであるIVVの現在(2018年1月)の経費率は僅か0.04%です。高配当ETFのHDVの経費率は0.08%。ほとんど無視できるようなコスト水準です。

コスト引き下げも奏功して運用資産残高(AUM)も伸びています。2016年12月時点のAUMは5.1兆ドルで、うち「iシェアーズ」が1.3兆ドルです。AUM残高ではブラックロックが首位で、2位にバンガード、3位にステートストリート、4位にフィデリティが続きます。

過去10年分の財務データを見てみました。

FY10に売上高が2倍超に急増していますが、当時業界トップだったバークレイズ・グローバル・インベスターズ(BGI)を買収したためです。この時に「iシェアーズ」事業も獲得しました。当買収を以ってブラックロック社は世界最大の資産運用会社となりました。

グラフには粗利率を掲載しましたがほぼ売上高=粗利益であまり参考になりませんね、すみません。グラフには載せてませんが、営業利益率は40%を超えており高収益です。純利益率も30%近くあります。営業CFマージンも20%以上あります。

配当は金融危機が落ち着き出した2010年以降は順調に増えています。自社株買いも多く、概ね配当総額と同額の自社株買いを毎年実施しています。総還元性向は80%~90%ほどです。

ブラックロックはパッシブ運用には強いですが、アクティブ運用では資金流出が続いています。ここ3年ほどでアクティブ運用残高は10%ほども減少しています。まあ、これはBLK個社の問題というより、資産運用業界全体の流れとも言えます。今後はロボットによる運用の仕組みを構築してアクティブ型のコストを引き下げ、顧客の資金を呼び戻したいと考えているようです。

低コストのパッシブ運用ETFの競争力は今後も衰えないと思われ、継続的な業績伸長が期待できそうです。金融セクターと言えばウェルズファーゴのような商業銀行やゴールドマンサックスのような投資銀行が先ず思い浮かぶかもしれませんが、ブラックロックのような資産運用会社も魅力的です。

 - 米国株銘柄分析