優良企業の株を適正価格で買うのが長期投資の王道ではありますが、安値を拾えるに越したことはありません。少しでも投資家期待の低い銘柄に投資することで、より高いリターンを狙うことができます。
じゃあ、投資家期待が低い銘柄って具体的に何があるのか?
これは個人的な意見ですが、たとえば以下のような観点はどうでしょうか?
・ニュースであまり取り上げられない地味な銘柄
・非道徳なビジネスという理由で避けられがちな銘柄
・衰退しているセクターに属する銘柄
ニュースに取り上げられない銘柄って何?って考えても今いちわかりません。逆に頻繁に取り上げられる企業を考えてみます。いつも読んでいるWSJを思い返しながら。テスラ、マイクロソフト、アップル、フェイスブック、アマゾン、ネットフリックスあたりかな~。やはりハイテクセクターが多い印象です。
非道徳という理由で避けられがちな銘柄は石油(エクソンモービル、BP、シェル)とか軍事(ロッキードマーチン、レイセオン)、たばこ(フィリップモリス、ブリティッシュアメリカンタバコ)、ファストフード(マクドナルド、コカ・コーラ)とかかな。
衰退セクターはエネルギーでしょうか。
これらが割安になっているとは一概には言えませんよ、もちろん。コカ・コーラとかPER高いし。一つの可能性として、こういう銘柄は投資家期待が低くなりがちかなと思うだけです。配当利回りが4%を超えている石油メジャーなんてどうでしょうか。投資家期待は結構低い気がします。
ただし、投資家期待が低い銘柄は往々にして株価が長期低迷することがあるので、ホールドし続けるには精神力が求められます。
株主軽視の会社は、投資家期待が低くなりますよね。
株主を無視した経営が長年続くと株価が割安に放置されます。
株価が上がった後ですが、最近の具体例としては廣済堂 (7868)でしょうか。
東京に住んでいたのに、最近ニュースになるまで全然気づきませんでした。
米国株は相対的にバリュエーションが高いですが、それは株主重視の経営姿勢が反映されての結果かもしれませんね。
日本株バブルの時は、株主経営なんて意識すらされないにもかかわらずPER80倍という異常事態でした。
令和で日本株が他国をアウトパフォームすることを願います。
(米国株投資家としては米国株のアウトパフォームも願ってますが)。