住宅の資産価値の格差は凄まじい・・と知る

新築マンションを買ったら、購入後即3割は値下がりするもの。

大人になったら結婚し、子どもを作り住宅ローンを組んでマンションを買うという人生を「普通」だと思うな! 資本主義の「あちら側」に行ってしまうと一生奴隷のような生活になるぞ!

こんなお金の勉強(洗脳?)を20代前半でしていた私は、アンチ持家思想を持っています。いや、持っていました。

しかし、最近ちょっと考えが変わってきました。

資産価値を重視して物件を選べば、住宅は消費価値かつ投資価値の二刀流という秘めた力を持っています。物件の差がとても大きいです。

Aさんは郊外に3千万円で一戸建てを買ったけど、10年後には土地部分1千万円の価値しか評価されない。Bさんはちょっと背伸びして都心に6千万円のマンションを買った結果、10年後に買値より高い7千万円で売れた。

こんなケースがざらにあるみたいです。

資産価値の高い住宅を買うことができれば、賃貸を続けるより遥かに経済性が良い場合もあるということを知りました。

車くらいだとリセールバリュー無視して買ってもいいかなと思えます。リセールが良くなるからって無理に白や黒を選ばなくとも、青が好きなら青を買えばいいじゃんって思いますね。下取り価格の差はせいぜい10~20万円でしょ。それくらいなら、自分の満足感を優先した方が幸福なんじゃないでしょうか。

でも、家は違う。家は資産価値を優先した方がいいと私は思います。金額の問題です。数千万円の格差が出るわけで、それだけ経済に差が出ると無視はできません。

10億、100億円の金融資産があれば、資産価値を無視して好きな家を直感で買ってもいいと思うんです。それくらいになると住宅購入すら消費と割り切れますから。

でも、普通の会社員で金融資産4千万ちょいと庶民の域を全く出ていない私は、資産価値を無視して家を買うことはできません。むしろ、資産価値が最優先事項に来るくらいです。

でも、家を買うには時期尚早か

結婚を機に、結構ガチで不動産の勉強をしてるんですが、資産価値のある物件は往々にして高額なケースが多いです。

都心の主要駅が最寄り
駅から徒歩7分以内
広すぎず狭すぎず
有名小学校、中学校がある
近くに緑豊かな公園がある
スーパーが徒歩圏内に2件以上ある
大病院がほどほどの距離にある

新耐震基準を満たしている
なるべく高台にある

資産価値が高い物件の条件を上げるとこんな感じ。この条件でスーモなどで検索かけると、中古マンションでも8千万~1億円ほどする物件が出てきます。

さすがに買えない。限度一杯までローンを引けば、もしかすると8千万円台は手が届くかもしれないけど、さすがにリスクが高い。

以下は直近の私のバランスシート。

この状態で8千万円のマンションを買えば、総資産のうち6割以上がマンションになっちゃいます。しかも、1つの物件に対する集中投資。

せめて買いたい物件と同額くらいの金融資産は持っておきたい。慎重すぎると思われるかもしれませんが、家計運営はこれくらい慎重で丁度いいと思ってるので。個人的な感覚ですが。

今の自分には資金力的に早い。今は物件価格も高めと思われる。でも将来、都心の資産価値のある物件を選別して購入するのはありかも。

これが現在の結論です。

賃貸ならコスパ重視で都心から少し離れたところに住むのがいいけど、もし買うならちょっと背伸びしてでも都心の良い立地に買った方がいいんだなあと思いました。典型例としては広尾、麻布、表参道など(この辺はさすがに高級過ぎるが)。

素人目にも資産価値が維持されるだろうと思える物件は、たいてい高額なんですよね。金持ちがますます金持ちになる理由がよくわかります。車もフェラーリのリセールバリューは超高額らしいです。

2~4千万円台でも資産価値が維持ないし上昇する優良物件はあるんだろうけど、それを目利きできる自信はありません。売れずに残っている物件には相応の理由があると思うべきだし。

1億は必要かな。金融資産で億を達成できれば、資産価値のあるマンションを都心に買うのはありかなと思ってきました。低金利でローンを組めるのが前提ではあるけどね。米株を売ってまで買いたいとは思いません。

あと、感じたことは、良い不動産を買うのは相当な勉強というかリサーチが必要です。その一方で、良い物件が出てきた!と思ったら勢いよく決断する胆力も必要。

なかなか難しいしリスクも高いですよね。米株で資産を増やしながら一生賃貸というのも、全然ありかなと思っています。

う~ん、不動産は奥が深いです。勉強すると株以上に面白いなあとも感じています。ただ、株みたいに少額から気軽に買えないのがネックです。失敗する経験を積めません。ぶっつけ本番勝負になります。