月6万円稼ぐコンテンツはWeb上のワンルームマンションである

ブログやアフィリエイトサイト、YouTubeなどで1日2千円稼ぐことができればあなたの人生はどう変わりますか。1日2千円ってことは月で約6万円です。別に人生が変わるほどではないですよね。リタイヤなんて絶対無理。でも小さな金額ってわけでもない。

月6万円というのは非現実的な金額ではないですよね。副業をやったことがなくても、月6万円ならなんか現実感ありませんか。努力すれば何とかなる範疇だと思えませんか。ホリエモンはYouTubeで月1000万円稼げるようになったそうですが、さすがにそれを真似するのは無理だと小学生でもわかります。

月6万円と言えば、都内の安めの一人暮らし用住居の家賃くらいです。私がつい最近まで住んでいた新宿近辺のワンルームマンションは家賃6万円でした。狭かったし、もちろんユニットバスです。地方では6万円あればもっと良い家が借りれると思います。

月6万円マネタイズできるコンテンツを持つということは、都内のワンルームマンションを保有しているに等しいです。いや、それ以上です。マンションは設備更新や金利負担などで、6万円の収入からいくらかが差っ引かれますが、コンテンツが生み出す6万円はそのほぼ全額が利益になります。コストはサーバー代とドメイン代くらいです。

家賃を200倍するとその住宅の想定買値になります。家賃6万円のマンションの買値は1200万くらいです。同じ理屈で月6万円生み出すコンテンツの資産価値は1000万円以上あると言えます。

6万円の家賃収入を稼ぐ不動産を買うのか。それとも、6万円の収入を生み出すコンテンツを自力で作るのか。

どっちが良い悪いではないです。それぞれメリット・デメリットあります。資金がほぼ不要なのがコンテンツ作成のメリットです。特に固定費がかからないのは大きいです。ただし、コンテンツを作るには相当の時間を投入する必要があります。一方で、不動産は金さえあれば即手に入れることができます。手元に現金がなくても、サラリーマンなら銀行が貸してくれる可能性が高いです。ただし、(当然ですが)不動産を買うと金が減ります。借金の返済も大変です。

時間を投入するか、金を投入するか。企業のM&Aは「金で時間を買うこと」と言われますが、個人の不動産投資もそれに近い性質があります。現代は自分の時間というリソースを突っ込むことでWeb上に「不動産」を築くことができます(上手く築けるかどうかは不確実だが)。時間を使わずに金で定期収入源を手に入れるなら、現物の不動産を買うことになります。

徐々に副業が解禁されてきました。すぐに金が欲しいなら短期バイトがいいと思いますが、もし目先の金を気にせず長期的な目線を持て、かつ資金リスクを負いたくないなら、コンテンツ作成というのは選択肢の一つとして検討に値すると思います。株の配当金ほどの不労所得にはなりませんが、まあまあ自動化されたキャッシュ・イン・フローの流れを作ることができます。コンテンツも広い意味での「資本」です。

あと、何より好きなことで稼げるという点が一番大きいです。アルバイトなどの雇われで楽しく稼ぐって限界があります。自分の好きなことをもっとも収入に結び付けやすいのが、コンテンツビジネスだと思います。

好きなことで稼げだ方が楽しいってのもあるけど、その方がお金が余るというメリットもあります。ストレスフルな環境で働いてプラスαの稼ぎを得ると、そのストレスを解消するためにお金を使いがちです。好きなことで稼ぐという発想は、色んな意味で重要だと思います。

コンテンツでお金を稼ぐのは簡単なことではないが、「好き」をテーマにすることでハードルは下がる

ただし、個人がコンテンツで月6万円稼ぐのは簡単なことではありません。ググって調べると「ブログ運営1カ月で月10万円稼ぐ方法!」みたいな記事がたくさんヒットしますが、割り引いて読んだ方がいいです。その人は実際に稼げているのでしょうが、チャレンジしたけど諦めて消えた人も大勢います。生存バイアスです。

6万円という金額がそこそこ難しいのもありますが、それより先ずは1円が難しいです。よく言われることですがゼロからイチのハードルがもっとも高いと思います。能力の問題ではなく、やる気、モチベーションの問題です。

ブログ始めようと思っても先ず何からやればいいか分からないのが普通です。無料ブログがいいのかワードプレスがいいのか。そういったことを教えてくれる人もいません。私は最近YouTubeやってみたいと思っていますが、恥ずかしながら何も手を付けていません。動画の撮影・作成、編集、投稿をどうやってやるのか全く分からないですもん。一から調べるのは面倒で億劫です。

そういった面倒くささを乗り越えないと、自分でコンテンツを作って社会に届けることはできません。所詮、副業。生死がかかっているわけではありません。本業の固定給があるわけだし。よほどモチベーションが高くないと継続云々の前に、スタートできません。私は20代の頃、株式投資にはまってたくさん投資本を読んで、もう情報発信したくてしたくてたまらなかったです。だから、苦手なITの壁を乗り越えてブログを運営するに至りました。

好きなことじゃないと思い腰を上げてブログやYouTubeの準備に時間をかけようと思えません。サラリーマン業で好きを追求するのは限界があると思いますが、コンテンツ関連の副業をやるなら自分の好きなことをテーマにした方がいいと思います。

何とかスタート地点に立って1円を稼げるようなると、次は継続が課題になります。忙しく働きながら、毎日じゃなくてもいいけど、継続的にコンテンツを投下するのはとても大変です。最初は誰からもリアクションがないのがしんどいところです(つまりPV数がほぼゼロ)。それでも構わず、自分の思いをぶつけていくしかないです。

あなたは必ずあなたオリジナルのコンテンツを持っています。なぜなら、20年30年と生きてきたからです。それまで学んできこと、趣味にしてきたこと、恋愛、今やっている仕事、普段考えていること、すべてがオリジナルコンテンツです。

その中で一番好きなことをテーマに選んだ方がいいです。社会的な需要よりも「好き」を重視した方がいい。大企業のように大きな市場を狙う必要性はないわけだし。最初は副業という意識すらなくていいと思います。ただ好きなことを発信するだけ。好きなことでコンテンツを作って、千円でもマネタイズできると嬉しいし、楽しいです。楽しいと継続できます。

好きなこと、楽しいことで稼ぐなんて甘ったるい!と言われることがあります。うん、確かに。でも、それは勤め人であることが前提ですね。サラリーマンで楽しく稼ぐのはかなり難しいと思います。どうあがいても嫌な上司とか面倒な人間関係はあるし、やりたくない仕事を振られるなんて日常茶飯事だし。

でも自分でコンテンツを作るなら、思う存分「好き」を追求できるし、追求した方がいいです。それはさっき言った通り、好きじゃないと継続できないし、あとこれが意外に重要だと思うんですけどね、好きなことを発信した方がコンテンツに熱意が入って、それが読者やリスナーに伝わります。