「投資の方針」でも記載しましたが、私は資産運用における目標到達金額を設定していません。目標到達額というのは65歳で3,000万円などのことです。
今現在自分が手元に持っている金融資産をリスク許容度範囲内で、最も期待リターンが高くなるように(自分がそう思っているだけですが)運用するまでです。
その結果5,000万円になるのか、はたまたうまく1億円以上になるかは相場と私の資金需要次第です。稼げるだけ稼いで、結果として残ったお金をどう使うかは後から自由に考えればよいと思っています。
当面の目標金額
とはいえ、当面このくらいまで早く運用額を増やしたいなという目標金額があります。その金額は約2,300万円です。中途半端な運用金額ですが、これは今の都内一人暮らしを続けると仮定して最低限の私の標準生活費を資産運用のリターンで賄える金額です。
リターンは7%という前提です。やや高い想定リターンに思われるかもしれませんが、私のリスク資産は全額株式で債券はゼロなので非現実的なリターンではないと考えています。計算過程を記します。
(単位:円)
項目 | 月 | 年間(×12) | 必要投資額(7%前提) |
家賃 | 61,000 | 732,000 | 10,457,143 |
食費 | 60,000 | 720,000 | 10,285,714 |
光熱費 | 5,000 | 60,000 | 857,143 |
雑費 | 10,000 | 120,000 | 1,714,286 |
合計 | 136,000 | 1,632,000 | 23,314,286 |
生活費の算定根拠
今まで何度か引越しをしていますが、家賃は大体6万円前後です。都内の家賃は高いので6万円は結構頑張っている方だと自負しています。計算では今の家賃61,000円を使用して年間では732,000円となります。
食費は自炊していないので、毎月結構高く掛かっています。計算ではやや多めに1日2千円を前提として月60,000円で年間720,000円としています。光熱費と雑費は適当です。
以上を合算すると年間の標準生活費は1,632,000円となります。もちろん、これ以外にも生活していくうえで諸々お金は掛かります。飲みに行ったり、旅行したり、本を買ったり。ここではあくまでも最低限の「日常生活費」のみを計算対象としています。サラリーマンとしての仕事を辞めるつもりは全くなく、別に資産運用収入だけで食っていくつもりもないので、計算はざっくりではあります。
この年間生活費1,632,000円を期待リターン7%で割り引くと約2,300万円となります。つまり、2,300円を株式に投資することができれば理論的には、資産運用収入(キャピタルゲイン+配当)だけで生活できる計算です。ただこの年間収益は平均的な理論値であって、毎年の損益率は下は△40%、上は+50%程度と大きくぶれます。長期で見ると年間7%位は期待できるという話です。
現状の到達度
資産運用収入だけで生活できるというのはちょっとした憧れでもあります。今の私の運用額は約1,200万円なので、ちょうど目標の半分くらいです。毎年の家賃くらいは資産運用収入だけで賄えているかなといった感じでしょうか。
債券の安定的なインカムゲインではなく、ボラティリティが高い株式の期待リターンで計算している点に無理があるかもしれませんが、株式時価2,300万円というのが当面の目標金額です。
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