私のブログ収入は主にアドセンス広告収入です。趣味でブログをやっているとは言いつつも、毎月30も40も記事を書くやる気が出るのは収入があるからです。これが本音。もし、アドセンスのアカウントがbanされたら毎月の記事数は半減どころではないと思います。

フェイスブックやグーグル検索、YouTubeを無料で使えるのは広告のおかげです。テレビもそうですね。雑誌だって広告がなければ1冊の値段はもっと高いでしょう。

広告収入のおかげで良質なコンテンツを作ろうというモチベーションが生まれます。グーグル様様。

なんですが、実は私は広告というマネタイズ方法があまり好きではありません。というのも、広告ビジネスはゼロサムだと思っているからです。社会全体のパイを増やすというよりは、限りあるパイの奪い合い。私が1万円の広告収入を得たら、別の誰かの広告収入が1万円減っているはずです。なぜなら、広告主の予算は有限だからです。

先日、友人のLINE@のアカウントを無理矢理消去したとして高校生が逮捕されたというニュースを見ました。理由は自分達の広告収入を伸ばすため。フォロワーが200万人もいて年間1000万円を稼ぐ友人のアカウントを消せば、自分たちのパイが増えるという発想です。広告ビジネスがゼロサムであることを象徴する事件だと思いました。

FXや短期トレーディングで儲けるって別に悪いことではありません。自分の金で自己責任でやるなら、誰にも迷惑かけませんし。ただFXやったことがない私が言うのも何ですが、短期トレードという稼ぎ方は好きになれないです。富の奪い合いだから。公平なルールの下とは言え、他人の財布から紙幣を奪い取るわけでしょ。真剣なゲームと思えば楽しいかもしれないけど、職業にはしたくないです。これは個人的な感情論です。繰り返しですが、短期トレードが悪いこととは全く思ってません。

長期投資は好きです。株は長期で儲かるのは、企業がプラスサムのビジネスを行っているからです。私が100万円の配当をもらっても、別の誰かが100万円損しているわけではありません。私利追求が社会全体の利益になる、これが資本主義の仕組みです。資本主義で社会がこれほど豊かになったのはビジネスがプラスサムだからです。

ブログのマネタイズ方法で言えば広告よりアフィリエイトの方がよほど好きです。

先日、瀧本哲史さんが47歳の若さでこの世を去ったという報道を見ました。驚きました。ご冥福をお祈りいたします。

瀧本さんの書籍には大変勉強させられました。特に20代前半の頃に読んだ『僕は君たちに武器を配りたい』には衝撃を受けました。これからの稼ぎ方を学ばせてもらいました。当時はまだ投資をやってませんでしたが、このまま雇われサラリーマンではダメだという危機感を覚えました。会計士も監査法人にいれば、ただの雇われサラリーマンです。結局、今も雇われサラリーマンのままですが。。

瀧本さんはお金の稼ぎ方は以下の6つに区分できると指摘しました。
・トレーダー
・エキスパート
・マーケター
・イノベーター
・リーダー
・インベスター

このうち、前者2つトレーダーとエキスパートはコモディティ化するから稼げないと喝破。当時、会計士という資格を持って「エキスパート」意識がちょっとあった自分は打ちのめされました。

アフィリエイトというのは、この中のマーケターに該当します。コピーライティング等を駆使して商品に付加価値、ストーリーを付けてお客さんに届ける。自分で商材を作って売るならイノベーターでしょうか。

ブログを始めて4年近くが経とうとしています。別にガンガン稼ぎたい願望があるわけじゃないですが、広告収入メインという今の状況からはいつかは脱却したい気持ちがあります。まあでも広告って楽なんですよね。コンテンツを作ってアクセスがあるだけで一定の収入が入ってくるから。そこは広告の好きなところです。