先日アップルに70万円ほど投資したんですけどね、その後ソッコーで10%も暴落しました(苦笑)。ガイダンスを下方修正したためです。ここからダラダラと株価が低迷することも覚悟しています。
底値で買うなんて無理。自分が投資した後に株価が急落して嫌な思いをすることは多いです。しょっちゅうですよ。割合で言えば7~8割くらいは買った後に下がってる気がする。今回のアップルのように、投資して5営業日以内に10%も急落するのは初めてかな。ま、しゃーないと諦めてます。
買った直後に10%も落ちる・・。10%安い価格で買えるチャンスがあったのに、相対的に高い株価で買ってしまった。それは機会損失と言えます。その機会損失を回収するのに、どれくらいかかるか? あなたならどう計算しますか?
株価に目が向いてしまいがちかもしれません。たとえば、「あ~アップルが買い値の180ドルに戻るのはいつだろうか。1年はかかるかな~。」とか。
ただ株価ってマーケットの感情次第で上がったり下がったりするものなので、気にし過ぎても仕方ないです。長期投資家として見るべきはやっぱり企業の利益だと思います。
アップル株を買った直後に株価が10%下落したと言いました。私はそこでこう考えます。
「アップルの益回りはちょうど10%くらいだな。株価が10%下落したってことはつまり、ちょうどアップル株の利益1年分相当の機会損失を被ったわけか。1年あれば取り戻せるレベルか。まあいいや、長期投資だし。こんなもんでしょ。」
現在のアップルの予想PERは10倍ちょいで益回りは10%ほど。アップルに100万円投資したら、予想利益は10万円ということです。10%高い値段で買ってしまったことによる機会損失は、アップル株が生み出す利益1年分に相当します。
これを大きいと見るか小さいと見るか。1年は貴重な時間です。でも、30年以上投資を続けていくつもりなら、1年は誤差の範囲とも言えます。
このように保有株の益回りと比較して、購入後の暴落がどれくらいインパクトがあるのか、何年分の利益が吹っ飛んだのか計算します。
アップル株は2018年10月に最高値約230ドルを付けました。そこから現在約150ドルまでの下落率は35%にもなります。もし高値を掴んでしまって3ヵ月で35%も含み損が膨らめば、そりゃしんどい。誰だって辛い。

ただ、こう考えると少しはポジティブになれると思いませんか。
「アップルの予想益回りは10%。仮に翌年以降の利益が横ばいで益回り10%のままとしても、35%の株価下落は3年半で回収できる。3年半分の機会損失は嫌だけど、私は個人投資家だし、ゆっくり待てる時間がある。しゃーない、しゃーない。」
すでに配当を出していて利益を基準に株価が値付けされているアップルのようなバリュー株が、たった3ヵ月で35%も下落するのはそう頻繁にあることではないでしょう。そんな稀な急落前の高値を掴んでしまったとしても、それは益回りで考えれば3年ちょいの利益を失ったに過ぎないです。
3年半って長いですよ、確かに。でもさ、株式って10年持っても損失になるケースもあるって言われるじゃないですか。20年、30年経つとほぼ債券に勝つと言われますね。だから、3年半くらいの利益を逸失するくらいは普通にあり得ること。株式投資なんてそーいうもんかなって思います。時間分散しておけば、毎回高値を掴んでしまうわけでもないし。
きちんと利益を出している銘柄であれば、いずれは累積利益が株価下落分の金額を上回ります。そして、その累積利益(最終的には累積配当)こそが株主の利益です。
アップルのように毎期利益を出している企業であれば、買いのタイミングの悪さは時間が解決してくれます。それは時間が経てばいずれ株価が回復するからというよりは、時間が経てば企業の累積利益が株価下落による損失額を超えるからです。だから、利益がないと時間が経っても問題は解決しません。そこの見極めは大切ですね。企業利益あってこその株主利益。
株価変動のボラティリティは企業利益のそれよりも遥かに大きいです。なぜなら、投資家マインドの変化やAI自動売買が株価を大きく動かすからです。そんな情緒不安定な株価を注視するよりも、毎期の企業決算をしっかりウォッチした方がよいと思います。
株価は毎日変動するから、株価を見る方が楽しいですけどね。半分娯楽として株価を見つつ、しっかり企業決算をウォッチする。そんなスタンスです、私は
トランプお爺さんによれば、年末の暴落は自分の責任ではなく、単なる市場が故障しただけのことらしいですw
日経の写真の選び方はセンスが良いですね、良い具合に表情にサイコ感が出てますw
トランプ氏、年末の米国株下落は「市場の故障」
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO39606090T00C19A1000000?s=0
トランプ大統領はビジネス界で百戦錬磨であると同時に、海千山千でもあります。
大統領選で負けない為に、あらゆるシナリオに備えて伏線を貼っているのだと思います。
日経もロイターもブルームバーグも写真は面白いですね。
マーケットが下落すると、だいたい頭抱えている市場関係者の写真が載りますw。
トランプは、景気拡大期に減税を実施して、それに伴う景気過熱を懸念したFRBが利上げを実施すると、それに反発するという、経済が全くわかってない人間だと思いますね。おまけに、衰退産業を保護しようとしています。それにより経済全体の生産性が低下し潜在成長率はおそらく下がるでしょう。要するに米経済は景気拡大期がもうすぐ終わるので、ここから長期的な停滞期に陥ります。フリードマン教授も草葉の陰で嘆いていると思います。
free to choose 1990-2-3 with Japanese subtitles
https://www.youtube.com/watch?v=5e83BAq9E_0
経済全体の成長スピードを落としてでも、地方のブルーカラーにもっとお金を回して貧富の格差を縮小させたいのでしょうかね。
それがトランプ大統領の信念なのか、大統領選を睨んでのことなのかはわかりませんが。
まだグロース株が強い、そろそろディフェンシブ株に切り替える時だ、など色んな報道があります。
まあ私は初めからディフェンシブ株中心だからあまり関係ないのですが。
相場の事、マクロ経済の流れは分からないです。ましてや自分が住んでないアメリカ経済のこと。