特に親が金持ちでもない、普通の会社勤めの人が1億円以上の資産を持てるようになる方法はあるか?死ぬ直前に富裕層になってもしゃーないので、せめて60歳手前で達成できる方法はあるでしょうか。

ある程度再現性の高い方法として3つあげます。

①長期株式投資
②自宅マンション投資
③夫婦共働き、子どもなし

長期株式投資

2024年からNISAが改良パワーアップします。これらの非課税制度を使ってインデックス投資を続けて複利で資産を増やしていく方法があります。

毎月いくらを投資に回せばいいのかという問題がありますが、たとえば毎月5万円を7%で30年間複利運用すれば約6千万円になります。利回り10%となれば1億円を超えます。22歳の時から60歳まで38年間運用できれば、利回り7%でも1億円が見えてきます。

最近は大学を卒業したばかりの若い方でも金融リテラシーが高い人が多く、NISAを使うなどして積立投資を始めている人を見かけますが、きっと未来の億万長者でしょう。

自宅マンション投資

自宅マンション投資は首都圏でしか成立しないかもしれませんが、若い内からレバレッジをかけて資産を増やせるツールの一つです。

首都圏のマンション価格は基本的には右肩上がりです。特に港区、千代田区、中央区といった都心部になるほど値上りが大きいです。再開発が活発で生活、交通利便性が年々高まってますし、意外と緑が多くて住みやすいからだと思います。

給料が低い20代の時はそんなにたくさんローンを引けるわけではないし、何より最初は手付金を払うための貯金がありません。新卒でいきなり家を買うのは厳しいことが多いでしょうか。

ある程度貯金がたまって準備ができ次第、なるべく早めにマンションすごろくに参加した方が経済的には豊かになれる可能性が高いです。値上りを狙うというより、まずはローンを走らせて残債を減らすことが重要です。

借金を背負って家を買うなんて嫌だという価値観の人もいると思うので、そういう人は無理して買う必要はありません。大きな経済取引なのでしっかり納得できるまで勉強した方がいいです。時間をかけて勉強する価値がある分野です。

リスクを取る覚悟ができれば、マンション投資で堅実なリターンをあげるのはさほど難しくはないです。株の銘柄選びより物件選びの方がよほど簡単です。

立地がよくて目立つ大規模マンションを妥当な価格で買っておけば問題ないことが多いです。特に新築の大規模案件は狙い目です。数百件の部屋を売り切るためにデベロッパーも無理な価格設定をしておらず、割安な価格になっていることが多いからです。

ちなみに収益不動産ではなく自宅用不動産で蓄財を目指すのがミソです。ワンルーム賃貸などで継続的に儲けるのはほぼ無理だと思います。自宅用不動産は税務的にも優遇が大きく蓄財に向いています。詳しくは沖有人さんの書籍や動画で勉強することをオススメします。

夫婦共働き、子どもなし

投資に頼らず給料だけで金持ちになるのは大変です。一流企業でも日系なら年収2千万円あたりが限界です。税金も上がって手取り率はどんどん減っていきますし。

ただ夫婦二人で稼ぐとだいぶ効率が上がります。税金は世帯ではなく個人単位だからです。子どもを作らないと決めれば、特に奥さん側が急に労働市場から撤退するリスクもなくなり、資産形成が進むでしょう。

資産形成のために子どもを作らないという選択肢は個人的にはなしですが、この辺の価値観は人それぞれです。夫婦二人で楽しく余裕を持って過ごすためにノーキッズを選ぶというのもありでしょう。お互いの価値観が一致していれば全く問題ないことです。

複数実行すれば資産形成のスピードはさらに上がる

①、②、③はどれか一つだけを選ぶ必要はなく、併用した方が当然資産形成のスピードは上がります。

①(株式投資)+③(DINKS)、②(マンション投資)+③(DINKS)は相性がいいですかね。DINKSでお金が余裕があるからこそ投資もやりやすいです。

一方で①(株式投資)+②(マンション投資)を同時に進めるのは簡単ではありません。

不動産を買うには500万円くらいは貯金が欲しいところですが、そうすると特に若い内は株式投資にお金を回せません。また、資産性の高い高額なマンションを買うと、月々のローン返済が大変で株式投資に回せるお金は余らないかもしれません。

株と不動産、どっちを優先させるか悩ましいところです。不動産はレバレッジをかけることで20代のうちから数千万円のリスク資産ポジションを持てる点が大きなメリットではあります。

自分がやれる範囲で①~③の蓄財をコツコツやっていれば60歳までに億り人は達成可能だと思います。副業や仮想通貨、FXなど他にも色々と手段はありますが、再現性がそこそこ高い方法としてはこの3つだと私は思います。