私見ですが、基軸通貨のメリットを一言で表現するとこうなるかな・・。

「通貨価値を大きく棄損させずに、大量の紙幣を刷ることができる。仮に通貨価値が下落しても、その影響を(インフレを)他国に輸出できる。」

 

 

基軸通貨と言っても何か特殊な機能があるわけじゃありません。基軸通貨ドルも円やユーロ、ポンドと同じ通貨です。通貨としての役割はどれも一緒です。ただ基軸通貨ドルは、その経済圏がメチャクチャ大きいという強みがあります。ドル建て経済圏が米国外含め広大なので、FRBがドル紙幣をジャブジャブ溢れさせてもドルの通貨価値は簡単には下落しません。仮にドルの通貨価値が下落したとしてもそれに伴うインフレは米国だけじゃなく他国にも波及するので、アメリカ1国に与える影響は緩和されます。

学校のプールにバケツ1杯の水を足しても、そんなに影響ありませんよね。いくら広いプールと言えどもバケツ1000杯の水を追加で投入すると、さすがに影響が目に見えて現れます。ただし、そのプールはアメリカ人だけじゃなく世界中の人みんなで使う共用プールです。勝手にプールの水深を変えられて不満に思う人もいるでしょうが仕方ありません。蛇口をひねることができるのはアメリカだけですから。