僕は会計はそこそこ上級レベルと自負していますが、ファイナンスは基礎しか知りません。よって、ファイナンス関連は入門レベルの話しかできません。そんな素人の私からで恐縮ですが、ファイナンス入門の基礎テストです。以下のバロンズの文章を理解できますか?

大手保険会社マスミューチュアルのグローバル投資戦略責任者クリフ・ノリーン氏は、市場は債券利回りの低下というプラス要因と企業利益予想の低下というマイナス要因の綱引きに巻き込まれるだろうと述べる。関税と貿易をめぐる問題が企業利益に及ぼす影響には注意が必要だ。

バロンズ

・債券利回り低下というプラス要因
・企業予想利益の低下というマイナス要因

株価は企業が生む将来利益(配当)の割引現在価値の合計です。株価を決める要素は将来利益(配当)の見通しと、それを現在価値に換算するための割引率です。

割引率が下がれば株価は上がります。一方で、利益見通しが下がれば株価は下がります。どちらの要因がより強いか。その綱引きが日々マーケットで行われています。

会計士試験の勉強を始めて半年くらい経ったとき(当時20歳)、売掛債権を現在価値で評価するというチャプターで出てきて、意味不明過ぎてもがき苦しみました。「現在価値って何??」「割り引くってどういうこと??(*_*)」って。

勉強して理解できるようになると資産価値の考え方が一変しました。世の中の見え方が変わりました。会計もファイナンスもどちらも勉強してみてホントによかったと思っています(繰り返しだけど、ファイナンスは基礎しか知らないが)。日々のニュースも理解しやすくなります。