東急ハンズで買ったコンパクトなリュックサックで通勤していました。が、諸事情あってここ3週間ほど手ぶら通勤にチャレンジしていました。

持っていくものは、
・社員証
・定期入れ(定期+クレジットカード兼Edy)
・自宅の鍵

・傘(雨天時のみ)
の3つ(or 4つ)だけ。

財布はなしです。

楽ちんでよかったです。会社の同僚からは「え、どうしたん??」、「あたま大丈夫って?」って感じでいじられましたけど、そんなの想定内です。

ちなみに、僕は子どもの頃から万年いじられキャラです。組織の中でこのポジションを確立しないと落ち着かないくらいです。転職したばかりの頃は、会社の同僚たちも最初どう扱うべきか探りますが、結局いつものポジションに落ち着きます。(でも段々と社内でも中堅の立場になっていき、このポジションが危うくなってきました。さすがに後輩たちは、いじってこないのでw。)

というわけで、周りからあれやこれや言われるのは別に何とも思いません。

が、結局、今週から手ぶら通勤は止めにしていつものリュックサック通勤に戻しました。

理由は、現金なしが思いの他しんどかったからです。クレジット+電子マネー(Edy)だけじゃ、ちょっとしんどかったです。


これだけじゃ、厳しかった・・。

「財布持っていけばいいじゃん~」って思われるかもしれませんが、私はズボンのお尻のポケットに財布を入れるのが嫌いなんです。涼しくなってジャケットを羽織る季節になれば、スーツの内ポケットに財布を入れるのは抵抗ありません。なんで、秋が深まってきたらまた手ぶら通勤やろうかな~と計画しています。

やっぱ、日本はまだまだ現金決済しかできないお店が多いです。それを痛感しました。セブンイレブンとかケンタッキー、ロッテリアみたいな大手チェーンは、少額からでもクレジット決済ないし電子マネー決済できますが、個人でやっている定食屋さんやお惣菜屋さんは無理なところも多いです。

日本は電子マネー、クレジット決済の普及が遅れていると批判されることがあります。

(日本経済新聞より)

でも、それはしゃーないやろって思います。

だって、お店側の手数料めちゃ高いですもん。VISAで決済なんかされたら、それだけで売上高の5%も差っ引かれるという話を聞いたことがあります。特に居酒屋などの飲食店は手数料が高いそうです。

売上高の5%も取られたら、そりゃ経営に大打撃です。頑張って仕入れ値落とした努力が水の泡になります。

自分が居酒屋経営する立場になって考えたら、VISAやMastercardになんて先ず加盟しません。お客さんに「すみません、現金でお願いします!!」って言って頭下げます。それで済む環境ですもの。みんなちゃんと現金持ってますもん。

中国で電子マネーの普及が進んでいるのは、共産党の推進力もあるし、何より現金を持ち歩くのが危険という社会事情もあるそうです。

それに引き換え、日本は安全です。
深夜に女性が1人で街を歩ける国は日本くらいでは。
日本は現金たくさん持っていても安全です。

半年くらい前、福岡空港でパスモ(数千円チャージ残高あり)を落としてしまったんですが、後日電話があり無事戻ってきました。しかも、チャージ残高も全く減ってない状態で。「さすが日本!」って思いました。

だから、日本は電子決済後進国になると思います。ですが、それは決して不名誉なことじゃないと思います。安全で治安が良いことの証ではないでしょうか。

まあでも、個人的には電子決済がもっとも隅々まで普及してくれれば嬉しいな~とは思います。先日、日本政府が、スマホで読み取るQRコードを使った決済基盤の整備に補助金を出すという報道を日経で読みました。

いいですね、この税金の使い方は賛成です。事業主に経済的インセンティブがないのは仕方ないことですから、中央が税金でサポートして普及を進めるのはありだと思います。

夏でも手ぶら通勤できる社会が早く来るといいな~。