日銀が追加の金融緩和をするのではないかという思惑から、最近のドル円相場は乱高下していました。
2016年7月29日、日銀が追加の金融緩和内容を発表しました。
マイナス金利は維持。
ETFの買い入れ枠を3.3兆円から6兆円に増額。
結果として、追加緩和は実施したものの大きなインパクトではないとマーケットは判断し、為替は円高に進んでいます。
日経平均は緩和内容発表直後は一時大きく下げたものの、最終的には前日比プラスで終えました。
日銀緩和期待から一時106円あたりまで円安が進んでいましたが、記事執筆時点の2016年7月30日時点で、1ドル102円台前半まで円高が進んでいます。
期待を下回る日銀の緩和内容に加えて、アメリカの4月-6月のGDPがエコノミスト予想の+2.6%(年換算)を大きく下回る+1.2%と発表されたためのようです。
この米GDPの結果、FRBの利上げが遠ざかるのではとの憶測からドルが売られたようです。
生活必需品XLPに追加投資
私は毎月決まった額を積み立てるルールも設けていないし、長期投資思考なので売買タイミングには特にこだわりはないです。
永続してキャッシュを生み出すであろう米国の優良企業の株(現状ETFのみだが)を、気分次第で購入しています。
円高進んだし週末で気分いいし、ETF買うことにしました。
あ、それと7月中に注文出すと楽天証券のキャンペーンで『敗者のゲーム』と『ウォール街のランダム・ウォーカー』が抽選でもらえるんです!
『ウォール街のランダム・ウォーカー』の最新版は持っていませんので。
ぎりぎり、キャンペーン対象期間に間に合いました!
買い増したいと思っているETFは、高配当系のETFであるHDVかVYM。
生活必需品セクター系のETFであるXLPかVDC。
この4つどれにしようか悩みました。
結論として、生活必需品セクターETFのXLPを414,839円買いました。
今週、生活必需品セクターは株価が軟調だったので生活必需品にしました。
前回VDCを購入したので、今回はXLPにしよーかなと。
今週株価は軟調だったとはいえ、生活必需品セクターの株価指数は過去最高値付近にあり、2016年度のパフォーマンスも好調であり、全く割安とは言えない水準です。
でもね、XLPの構成銘柄なんて大型優良のディフェンシブ銘柄集団なので、株価が割安になるときって滅多にないんです。
これはXLPの過去10年チャート。
唯一の買い場は、2008年のリーマンショック。
それ以降は、恐ろしいくらい綺麗な右肩上がり。
確かにリーマンショッククラスのイベントが起これば、XLPですら暴落しますがそんなの待っていたらいつまでも買えないです。
ちなみに、生活必需品セクターはリーマンショックの時でさえ下落幅は緩慢でした。
XLPの上位構成銘柄は、プロクター&ギャンブル(PG)、コカ・コーラ(KO)、フィリップモリス(PM)、アルトリア(MO)。
この4銘柄だけで35%を占めます。
恐ろしいトップ4でしょ。
こんな超高収益優良企業、割安になるまで待っていても結局買い場は一生来ないんですよ。
地道に再投資再投資です。
1ドル102円台での購入。
いい買い物できました。