最近、任天堂スイッチの「ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド」ってソフトを買って遊んでます。ホント最近のゲームは凄いわ。恐ろしいほど広いオープンワールド。木々や草花など自然の描写も繊細で、いつまでも冒険していたくなる。
楽しいんですが、、なんか純粋にゲームを楽しめてない自分に気付きます。子どもの頃ファイナルファンタジーや、聖剣伝説、クロノトリガーに嵌った時のような気持ちになってない。
それは今の僕が常に時間時間時間と考えているからだと思います。「早くクリアしなくっちゃ!」って思いながらゼルダの伝説やってる時があります。スマホで攻略サイト見ながらやってる時もあって、なんか義務感に駆られてる感じがします。ゼルダの伝説って謎解きが一つの面白さなんですが、その謎解きを攻略サイトに頼ったら面白みが半減するのですが・・。
なんか休日に昼寝して夕方まで寝ちゃって罪悪感を感じる時ありませんか。僕はあります。「あ~、生産性のない時間を過ごしてしまったわーorz」って。
でも「生産性のない時間って何?」ってたまに思います。
生産性?
せっかくの休日に生産性を追い求めるか?
てか生産性ってどういう意味?
ウィキペディアより
生産性(せいさんせい、Productivity)とは、経済学で生産活動に対する生産要素(労働・資本など)の寄与度、あるいは、資源から付加価値を産み出す際の効率の程度のことを指す。
ウィキペディアによると、生産性とはどれだけ効率よく付加価値を生んだかを示す言葉らしいです。これって仕事で出てくる概念であって、ゆっくりプライベートを過ごす時に出てくる概念ではありません。
でも、僕は休日にまで生産性を求めているみたいです。だって実際そう思ってる自分がいるから、もうどうしようもないんです。
生産性のある過ごし方ってどういうことか?
多分、自分の考えを平たく言えば、勉強っぽい時間の過ごし方なんだと思います。
休日にカフェで投資本やファイナンス関連の本を読むのが好きです。純粋に本が楽しいのもあるんですが、そういう本を読んで時間を過ごすと安心するんです。「あ、生産性の高い時間を過ごせたな」っていう変な満足感に浸れるんです。恥ずかしい話ですが本音です。
でも漫画を読んでいる時、ゲームをしている時にその満足感はない。休日をゴロゴロ寝て過ごすと罪悪感を覚える。女性がケーキなど甘い物を食べた後に「罪悪感を感じるわ~」と言ってるの聞いたことありますが、あれに似た感じかもしれない。
勉強っぽいことをしているとなんか価値ある時間を過ごしていて、娯楽っぽいことしてたり、ダラダラしてたりすると価値がない時間を過ごしているように感じちゃうんです。
最近、こういう自分に危機感を覚える時があります。そんなんで人生後悔しないか・・と。人生は楽しむためにあると思います。せっかく与えられた人生、楽しんでナンボやろと。
いや別に、勉強っぽいこと=楽しくない、娯楽っぽいこと=楽しい、と単純な区別はしてませんよ。投資本を読むのはめっちゃ楽しいですし。ただ、私は楽しさの中にちょっとした知的感があると安心するんです。「あ、無駄な時間の過ごし方じゃないな」っていう安心感。funny booksは罪悪感、interesting booksは満足感。
娯楽っぽいことをしている時間は無駄なのか?
まさか、そんなわけない。自分が楽しいと思えるゲームやスポーツをやってる時間が無駄とか言い出したら、もはや何のために生きてるのかわからなくなります。
でもね、やっぱり娯楽っぽい時間が無駄だと思ってしまう自分がいるんです。もう病気かもしれないとたまに本気で思います。病名は「キャピタリズム病」。常に生産性、効率性を追い求めてしまう。症状は年々重くなり、ある時不意に自覚症状が表れる。
東京は人混みなイメージがあるかもしれませんが、実は色んなところがあります。新宿駅周辺や渋谷スクランブル交差点はよくテレビに出てくる有名なところですよね。The 東京って場所です。人が多すぎて、個人的にあまり好きじゃないですが。ごみごみした場所ばかりではなく、自然あふれる綺麗な公園、裏通りのお洒落なカフェも多いです。休日のビジネス街(大手町や丸の内)なんか好きです。
そんな都内をぷらぷら散歩することがあります。最近は寒いけど天気が良い日は気持ちいいですね。でも、たまに例の「キャピタリズム病」が出てくるんです・・。「は!、せっかくの休日に散歩なんてするの時間の無駄じゃないか。こんな時間なんの生産性もないではないか!」って。
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やばいっしょ、この発想。
「ユージュアルサスペクツ」や「シャッターアイランド」みたいなどんでん返し系の映画が好きです。映画館で観るよりも、TSUTAYAでDVD借りて自分の部屋で観賞する方が好きです。
でね、TSUTAYAでDVD借りる時にこう思うことがあるんです。「150分は長い。そこまで映画鑑賞に時間を取るのはもったいない。」とか、「やばい、DVD選ぶのにもう20分もTSUTAYAにいる。時間の無駄だ!」とか。
なんで楽しい映画を観る時間が「無駄」なんて思ってしまうのか。好きだから観るんでしょ。じゃあ何時間でも見続ければいいではないか。
勉強っぽい本を3時間読むのは満足感。娯楽っぽい映画を3時間観るのは罪悪感。これが私の本音なんです。何かおかしい気がする。でもそれで満足してるなら、もうそれでいいのかも。何が正しい生き方かよくわからない。まあ、人生に正しいも誤りもないと思いますが。好きに生きればいいか。
さて、今からゼルダの伝説やろうと思います。今日の目標は2時間以内に「雷の神獣 カースガノン」を倒すことです。なるべく効率的にダンジョンを突破できるよう、必要に応じて攻略サイトを見れるようスマホを横にスタンバイしてます。
無事そのゼルダの伝説の「タスク」をこなした後は、読者さんから教えて頂いた『金融の歴史』という本を1時間ほど読む予定です。そして満足感の中、床に就く予定です。我ながら、素晴らしく「効率的」な時間の過ごし方だ。
こんにちは。
最近このブログを知り、少しずつですが記事を読ませて頂いております。
本記事の内容、なんだか自分のことを言われているようで他人事に思えず、思わずコメントしてしまいましたw
月並みですが、価値観は人それぞれ。
福沢諭吉先生も『学問のすすめ』の中でこう書かれています。
「人たるものは、他人の権利を妨げさえしなければ、自由に行動するべきで、他人の利害に関係せぬ以上は、はたからあれこれ口を出されるいわれはない」
私は来年35になるのですが、来年から少額ずつですが投資を始めていこうと考えています。
選択肢が多岐に及ぶ中、このブログには非常に知識を分けてもらっており感謝しております。
知識を鵜呑みにするだけではなく、自分でもきちんと調べてから行動を起こそうと思います。
非常に寒い日が続きますが、体調にお気をつけてお過ごしください。
それでは、良いお年をお迎えください。
こんばんは。
はい、同感です。
自分の価値観に従って、健康に楽しく生きていければ満足です。
自分の経験している範囲内でしか物事を考えれてないので、年取ったあとに「あの時もっとチャレンジしておけばよかったな」と思うことがあるかもしれません。
誰しも大なり小なりそういうことはあるものでしょうか。
Just Do itの精神を大切に、人との出会いへの感謝を忘れずにいたいと思います。
ブログお役に立てて幸いです。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
私ゲームはかなり好きで色々プレイしましたけど
ブレスオブザワイルドは10年に1本クラスの名作だと思ってます
このゲームを攻略サイト見ながら効率的?なプレイをするのはもったいないなあ
もちろん遊び方は人それぞれなんですけど…
ただ、余暇に生産性なんかを意識しているのは
心の病的な意味でちょっと危ないと思いますよ…お気をつけて…
噂に違わず、素晴らしい世界観でした。
ゼルダシリーズは64時代(時のオカリナなど)から、オープンワールドの自由感が魅力でしたが、スイッチになってその世界が百倍以上に広がっている感じがしました。
ゲームはマリカーやウイイレなど単発で終わるのが自分には合ってるなと思いました。
いつも楽しく拝見しております。
投資は勿論ですが、今回みたいな日常記事も好きです。
丸一日ゲームをするぞーとか丸一日使ってプラモデル作るかー!というのは僕も「この時間無駄やな」と楽しめません。なんか焦るんです。
恐らくやるべき事をやれてないからでしょうね僕の場合は。
やりたいことじゃなくても充実するパターンもありますよね。部活動は嫌でしたが今はいい思い出ですしあれが帰宅部だったら思い出が空洞になってしまいそうです。
僕もゼルダを先月からすすめられ続けているので時間を捨てた気持ちでやってみようかと思っています。
これからもブログ楽しみにしています。寒いのでお体に気をつけてください。
こんにちは。いつもありがとうございます。
焦る、、わかります。
私は焦りもあるし、なんか不安なんです。
いつも何となく不安な気持ちが心の片隅にあります。
年末実家に帰ってゆっくりしている、こういう時こそ得も言われぬ不安な気持ちが高まります。
勉強っぽいこと、生産性がありそうなこと(単なる自分の気持ちの問題ですが)をしていると、その不安が少し和らぎます。
仕事が忙して残業続きのは嫌なことですが、たまにそっちの方がいいやって思うことがあります。
仕事に忙殺されていると余計なことを考えることがなく、不安な気持ちもどこかにいっちゃいます。
ゲームなどの娯楽っぽいことに没頭していると、不安な気持ちはむしろ増幅されるところがありまして。
なんか自分でもよくわからない心理です。子どもの頃はこんなことなかったのですが。
ただ今回のゼルダの伝説はめちゃくちゃ面白いですよ!
どれだけ時間をかけてもすべてやり込むのは無理な気がします。
広大なオープンワールドに度肝を抜かれました。
かいわれさんもご自愛くださいね。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
こんばんわ
月2~3冊ペースで読書をしているのですが、読書に効率を求めてしまうのは分かるような気がします。
私もどちらかというと実務よりの本(ここ数年は経済、金融、投資本が多め)を読んで、小説や哲学など人文系の本は(直接役に立たないと思い)あまり読んできませんでした。
しかし先日参加した読書家の集まりで小泉信三(慶應義塾の元塾長、経済学者)の「読書論」に興味深いくだりが紹介されていましたのでここで引用してみます。
この本の読者の大多数はすでに読書家であろうことから、その人々に向かって今更読書の要用、読書の悦楽ということから説き始めるのは無益であろう
つまり読書は役に立つと生産性とか、そういうこと以前に「読書は悦楽である」という前提に立っているわけです。
考えてもみると「楽しいから読書をする」というのは読書家であれば誰でも当たり前に思っているところですが、「読書は楽しい」ということが当たり前になりすぎて忘れてしまって生産性などに目が向くのかもしれませんね。
もうすぐ2018年も終わりますがよい年末年始をお過ごしください。
こんにちは。
今年もよろしくお願いします。
哲学系の本こそもっとも重要な分野なのでしょうけど、もう30超えているし今さら哲学の勉強をしてもな~と思い避けがちです。
あと単に興味がないのもあるかもしれません。
どうしても投資系、ファイナンス系の本を選んでしまいがちです。
それは自分が投資家で投資パフォーマンスをもっと上げたいからというより、単に興味あるから楽しいからという理由が大きいです。
でも、それでいいんだなってコメントを読んでて思いました。ありがとうございます。
読書に限らず、自分の好きなと思えることに熱中できるといいですよね。スポーツでも仕事でも。
好きこそものの上手なれ、とも言いますし。
人生を後悔なく無駄に過ごさないためには、まずは自分自身の理想的な葬儀を想像すると良いですよ。
遺影の中のHiroさんは何歳くらいが良いですか?葬儀に参列する家族はどんな人がいて欲しいでしょうか?弔辞ではどんな事を言われたいですか?
人生の終わりを思い描けば、自分の今の人生に何が最重要事項かが見えてきますし、今の望ましい生き方も見えて来ますよ。
「7つの習慣」って本を読んでみるといいですよ。
参考動画:
大きな石と小さな石
http://www.directbook.jp/7hd/campaign_v_mag.html
葬儀、遺影ですか~、正直あんま考えたくないですね(笑)。
私は誰も葬儀に来てくれなくていいし、弔辞で何も言われなくもいいかな~と結構本気で思ってます。
別に開き直っているわけではなく、自分の好きのように生きようと思ってるからそんな扱いで当然かなと。
「7つの習慣」、昔ブックカフェで少し読みましたが、途中で閉じちゃいました。
機会あれば読んでみたいです。ご紹介ありがとうございます。
この記事を読んで、Hiroさんが高いクオリティの記事を毎日あげられる理由が分かった気がします。俺なんか土曜日の午前中なんかは疲れ切っちゃってダラダラ過ごしてますもん。少しぐらい何も考えずに済む時間が欲しいなーと。まぁこんなだからインプットもアウトプットも充分にできてないんですけど(;^^)
いえいえ、とんでもないです。
私も土曜午前はダラダラと寝て過ごすことよくありますよ。
休日ほど早く起きねばと思い、とりあえず仕事の日と同じ時刻にアラームセットするのですが、結局起きれず・・ということが多いです。
やはり強制力がないと行動できないことは多いです。