新卒から2年目くらいはまではいいとして、社会人3年目以降ともなると仕事できちんと自分の役割をこなして、組織に一定の価値をもたらさないと疎んじられます。「あの使えないやつ何?」ってなります。周りから陰口叩かれます。

仕事の出来不出来で人としての価値が決まるわけではありません。頭がよくて仕事はできるけど性格が悪い人はそこら中にいます。逆に仕事はできない(or やる気ない)けど、誰に対しても親切だったり一緒にいて面白いだったり、そういう人もいます。

ただ、大人になって社会に出る以上は、仕事を通じて世の中の役に立てないと段々と居場所はなくなっていきます。

日本国内、お互い顔も名前も知らない中1億人もの人間が仕事を通じて、お金を通じて協同して暮らしています。特に都心部は親戚やお隣さんとの顔の見える協同はほとんどなく、マネー経済が支配しています。

マネー経済とは知らない人同士だけど、お互いが社会の中で一定の役割を担いお金を稼ぎ、そのお金で商品・サービスを売買することで成立しています。

自分が組織のどこでどういう貢献ができるのか考えないといけません。会社の利益の為に自分がどう貢献できるのか。より具体的にはお客さんや上司に満足してもらえるよう頑張る必要があります。

この組織の利益ために努力するという行為は、学生時代の勉強では身につかないものです。なぜなら、勉強は自分一人の世界で完結するからです。勉強をサボってテストで赤点とっても周りに迷惑はかかりません。自分が損するだけです。

私は小学校~高校までサッカーをやってましたが、今思うとここは大人の仕事の世界とほとんど同じでした。下手くそでチームに貢献できないと「あの使えないやつ何?」となります。

私は下手クソ側の人間で高3になってもベンチだったので、チームメンバーからのこの冷たい視線を感じることがたまにありました。小学生の時はそこまで感じなかったけど、大人の1歩手前である中高校生ともなると、やはりそういうのはありますね。

それは仕方ない。文句は言えません。チームに貢献できてないわけですから。

子どものスポーツはお金が絡んでないだけマシです。大人になってチームに貢献できないと出世できず、給料も大して上がりません。良い条件での転職なんてまず不可能でしょう。

お金が稼げないといい生活が送れません。投資もできずジリ貧に陥ってしまいます。

子どもは勉強も大事ですが、スポーツに打ち込むのも大切かなと思います。あんなに毎日運動できるのって子どもの特権だなと、大人になってからよく思います。今では毎日8時間以上椅子に座ってPCとにらめっこの生活です。

本人が好きなスポーツをやるのが一番ではありますが、もし親が子を誘導する余地があるなら、なるべく集団スポーツをやらせた方がいいのかなと個人的には思います。サッカー、野球、バスケット、ラグビー、バレーボールなど。