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【SLB銘柄分析】シュルンベルジェは世界の石油開発を支援しているハイテク企業

   

S&P100構成銘柄を中心に米国企業の業績、財政状態、キャッシュフロー、株主還元状況について過去10年分のデータをグラフ化しています。

データソースはMorningstarです。

今回はシュルンベルジェ(SLB)をご紹介します。


  SLB財務情報等

基本情報

会社名 シュルンベルジェ
ティッカー SLB
創業 1926年
上場 1962年
決算 12月
本社所在地 パリ
従業員数 95,000
セクター エネルギー
S&P格付 AA-
監査法人 PwC
ダウ30 ×
S&P100
S&P500
ナスダック100 ×
ラッセル1000

地域別売上高

事業構成

※キャメロンは2015年に買収した企業。

 

業績

 

キャッシュフロー

 

株主還元

この記事を読むともっとこのグラフを理解できます!

 

連続増配年数

6年

 

バリュエーション指標(2017/5/13時点)

PER:51.7倍 最新情報はこちら

配当利回り:2.8% 最新情報はこちら

配当性向:134% 最新情報はこちら

 

感想

シュルンベルジェは石油開発を支援する企業であり、エクソンモービルやシェブロンといった石油メジャーとは異なるポジショニングを持つ企業である。
エクソンやシェブロンのパートナーといった感じであろうか。

油田の探査、掘削、検層(埋蔵量調査)、石油井の調査・評価などを行っている。
油田探査には高い技術力が必要であり、この分野で世界最大のシュルンベルジェは技術力で高い競争力を持っていると思われる。

2015年からの原油価格低迷で、石油メジャーは設備投資を抑制している。
設備投資よりも株主還元を優先させているからである。

それは、SLBの業績に直接的な影響を与える。
彼らの設備投資こそSLBにとっての売上高だからである。

ということで、石油メジャーと同じく直近の業績が厳しいことは想定したうえで、過去10年の業績を見てみた。

売上高はFY14をピークにFY15とFY16は大きく減少している。
上記した通り、石油各社が設備投資を絞っているからである。

FY16は最終損益で赤字転落している。
これは、通常事業の低迷に加えてキャメロン買収に伴う一時的な特別損失によるものである。

FY17以降は緩やかに収益は回復する見通し。

営業CFとフリーCFは売上の変動に応じる形で、やはり比較的ボラティリティが高い。
営業CFマージンは15%~25%程度で非常に高収益。
SLBの高い技術力がもたらす高付加価値が表れていると思う。

株主還元は「頑張っている」印象。
こういうところはさすが優良米国企業である。

FY16は赤字転落も配当水準は前期並みを確保。
僅かではあるが自社株買いも実施している。

FY12~FY15の平均還元性向は110%ほどであり、利益のすべてを株主に還元している。

原油価格という市況変動が業績に影響を与えてしまうのはやむを得ない。
しかし、高い技術力をベースにしっかりキャッシュを稼ぎ、株主還元を続ける姿勢は今後も変わらないであろう。

エネルギーセクターと言えば、エクソンモービルやシェブロン、ロイヤルダッチシェルなどの石油メジャーに目を奪われがちかもしれないが、このシュルンベルジェも長期保有に相応しい優良銘柄だと思う。

なお、シュルンベルジェは最近のバロンズでお勧めの配当銘柄として紹介されていた。

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