証券口座の残高は確かに実弾だった

マンション購入の手付金500万円を支払うために約300万円相当の株を売りました。銘柄入替以外で純粋に株を売却したのは今回が初めて。これまで株を売らないといけないほど多額の資金が必要になったことはなかったので。

売却資金は3営業日で引き出し可能となりました。楽天証券から楽天銀行に送金し、楽天銀行からデベロッパーの指定口座に500万円を振り込みました。

500万円もの大金を振り込むのはちょっと緊張しました。口座に間違いがないか何度も確認し慎重にアプリ上のボタンを押しました。

送金した旨を営業担当者にメールで連絡。翌日、入金確認の返信メールが届き安心しました。そして、その翌週に晴れて契約となりました。

株式がマンションというコンクリートの塊に変わりました。株式売却資金をマンション代金の一部に充当することができました(フルローンだから結局戻ってきますが)。

証券口座の残高は単なるデータではなく確かに購買力でした。それを確認できてなぜか安心感を覚えるという奇妙な感覚を経験しました。

なに当たり前のことを言っているのか、と思われるかもしれません。

しかし、10年近くも投資を続けてきて、これまで一度も売却することなく、ただただ口座の数字が増えていくのをニヤニヤ眺めているだけだと、その数字が仮想のデータにしか見えなくなってくるんです。

株式投資は本当に人生を豊かにしてくれるのか? 段々とそのイメージが持てなくなってくるような。

良かった、ネット証券の画面は決して仮想世界ではなかったです。証券口座に表示された数字は空砲ではなく、殺傷力のある実弾でした。初めて発砲しちゃいました。

株を売ったのに、株価上昇と円安のおかげで総資産はあまり減ってないように感じます。弾はまだまだ残っているし、これからも増やすつもりです。

株を売ってマンション購入資金の一部にしたとは言え、これはあくまで投資→投資なのです。ポートフォリオの銘柄入替に近いです。投資→消費ではありません。本番はこちらです。

今回は演習かな。将来実戦でガンガン撃ちまくりたいです。

お金がたくさんあることが幸せか?→はい

「お金をたくさん稼ぐことが本当に幸せなのか?」という命題がしばしば取り上げられます。そこそこ豊かなで日本だからこそ出てくる話題ではないでしょうか。

お金=幸せと言うと拝金主義者にみたいに思われるかもしれませんが、正直言うと私は「お金がたくさんあること≒幸せ」という考えです。少なくとも今はそう思っています。本音。

これ以上お金を稼がなくても大丈夫、現状で満足。そう言えるのは少なくとも数億円の純金融資産を持ってからかなという気がします。

今の自分はまだそんな境地ではありません。

なぜ金があると幸せかと言うと、単純な話で金があると良い暮らしができるからです。借金してマンションを買うわけですが、前払いの手付金500万円を余裕で払えたのは株で蓄財していたからです。

特に今の1LDKに引っ越してから、住環境にお金を使うと幸福度が上がるなあと思うようになりました。分譲マンションに引っ越すのめっちゃ楽しみです。

どうせ人生一度切りだし、欲望丸出しで良い生活を求めたいです。

ただ食事はお金と幸福度がそんなに比例しないんですよね、私の場合は。高級レストランで2万円のフレンチを頂くよりも、YouTube見ながらスーパーで買った総菜をビールで流し込む方が幸せですから。ご飯は自宅で食べるのが一番です。

まあでも、お金を気にせず日常の食材やお酒を買える方がいいわけで、そのためにはたくさんお金が必要です。

人の労働で生み出せるものは金を払えば手に入るんです。つまり、世の中の大半の物やサービスはお金と引き換えに手に入れることができるということです。

昔は株でコツコツ蓄財するだけして、それをドーンと消費することがなくても構わないかなと思っていた頃もありました。億万長者になれればそれで満足。買おうと思えば何でも自由に買える立場であることがちょっとした快感、的な。

その考えは撤回します。金は使ってなんぼですね。みんな稼ぐために商売、競争に必死ですから、それなりにお金を払えば想像以上に良質なものが手に入る世の中だと思います。建築もそうですが日本は何でもクオリティが高いです。消費者としては素晴らしい国。

たくさん稼いでたくさん使って「資本主義社会を豊かに楽しく生きる」を実践したいです。もっともっとお金を稼ぎたい。できれば資本で稼ぎたいけど、まだまだ労働もがんばる。