図書館で無料で本を借りても本気で読めない。身銭を切って書店で本を買った方が真剣に読むから身になる。

このような意見を聞くことがありますが、私はそうでもないですね。

無料で本を借りれる図書館は便利です。都内にはたくさんの図書館があります。投資本にはまっていた頃は中野区立図書館や九段下の図書館をよく利用していました。10冊くらいまとめて投資・経済系の本を借りてリュックに詰め込んで、近くのカフェで閉店まで読んでました。

確かに無料だから選別は甘くなるところはあります。ちょっと興味あるなあ程度でも借りちゃう。書店で見ても買わないだろう本でも、図書館なら無料だし借りちゃうことはあります。ただ、図書館で借りたからって読書の真剣度が落ちることはあまりないです。楽しい本は買っても借りても読みふけってしまう。逆につまらないなあと思った本は買っても借りても途中で閉じます。

新書なら1冊1000円以内。単行本でも2000円くらいで買えます。読書って金のかからない趣味です。でも時間はそれなりに取られます。読書のコストはお金よりも時間。読みやすい本でも1冊読み終わるのに2時間くらいはかかります。長い本だともっとですね。

無料で借りようが、お金を払って買おうが本を読むには時間を投入する必要があります。図書館で本を借りても時間というコストから免れることはできません。お金より時間の方が大切。無料の図書館だからってつまらない本を読んで時間を浪費したくはないです。

「時間がコストだ」なんて堅っ苦しいこと言わずに、純粋に本を楽しみたいなと思う時もあります。でも世の中にあふれる書籍はあまりに多いです。書店に行けば目が眩むほどの大量の書籍が置いてあって、読みたい本がたくさん見つかります。仮に棚一つ丸々大人買いするお金があったとしても、すべてを読み切る時間はない。ましてや平日仕事の社会人はなおさら。

だから、信頼ある人から書籍を紹介してもらえるのはとてもありがたいです。電車の広告を見て本を買うことは少ないけど、人の紹介なら大抵買います。上司、友人、ブログ読者さん。投資・経済系の本は読者さんに紹介してもらうことも多いですが、大抵面白いですね。読んでよかったなと思う本ばかり。感謝感謝。

映画も同じ類です。金より時間コストが大きい。100億円以上の制作費を投じて作られたハリウッド映画をたったの1900円で大画面で鑑賞できるなんて安いと感じます。CGがふんだんに使われている映画は制作費が200億円を超えることもあります。日本の映画料金は他国より高いと聞いたことありますが、1900円なら全然安いと思えます。ツタヤでレンタルなら100円。僕は契約してませんが、ネットフリックスなら月額1000円程度で見放題。

映画も金銭コストは安いけど時間は取られます。本と一緒。上映時間は2時間くらいでしょうか。つまらないからと言って本みたいに途中で閉じることはできません。途中退出はできるけど、普通は最後まで観ますよね。

最近ツタヤで適当に5本のDVDをレンタルしました。今のところ3本見終わったのですが、全部ハズレでしたw。運が悪いのか。ネットで評判を下調べして借りることが多かったのですが、今回は試しに自分の直感を信じて借りてみました。そしたらダメでした。映画を見終わった後の脱力感というか疲れが酷い。「貴重な休日の時間を無駄にしてしまったな」という精神的な疲れかもしれません。

映画館で観た映画は当たりが多かったんですけどね。最近だと「キングダム」、「アルキメデスの大戦」、「記憶にございません」は面白かったです。ディズニーの「ライオンキング」は私は微妙でした。最近上映が始まった「ジョーカー」は評判も上々みたいですし、ぜひ映画館で観てみたいです。

魅力的なコンテンツが溢れる素晴らしい時代だなと思います。本も映画も安いし。ただ時間は1日24時間と決まっています。最近、以前よりも時間の貴重さ有限性を意識することが増えました。時間が大事と言いつつ、なんやかんやでお金を優先させていた頃もありました。無駄な残業とか、節約のための自炊とか。今は圧倒的にお金より時間の方が大切です。