ここ2週間ほど、休日の都内は快晴で気持ちがいい日が続いています。

洗濯日和です。私のボロマンションは部屋干しするスペースもないし、ましてや浴室乾燥機なんていうハイテク機器ありませんので、休日に雨が降るとめっちゃ困るんです。洗濯は土日に一週間分まとめてやってます。

天気がいいので午前中に洗濯とか諸々の家事を済ませて、午後から皇居一周(約5km)ランニングしてました。5kmを30分ちょいくらいですかね。のんびり走っています。先週皇居を走っている時に、横をトランプ大統領が乗ってるっぽい黒塗りの車と護衛の車が通り過ぎて焦りましたw。

年々体重が増えているので、意識的に運動するよう心がけています。経理って完全に事務職ですからね、どうしても運動量が不足しがちです。フロア反対側のトイレに行ったり、昼休みに遠くのお店にランチに行ったりして運動不足を防いでいます。気休め程度ですが。

皇居を走る時は、Run Pitでロッカーを借りてそこで着替えてから出発します。走り終わったらRun Pit内にあるシャワーで汗を流します。ロッカーとシャワーの使用代金で900円です。まあまあしますよね。いつも行っているスーパー銭湯より高いです。

そのRun Pitでは追加で300円払うとバスタオルをレンタルできます。シャワーを浴びた後体を拭くためのタオルです。300円って高いですかね。私、自宅にバスタオル一枚しか持ってないし、ハンドタオルも最低限しか持っていないです。物を持ちたくない人なんです。あと洗濯も面倒です。だから、自宅からタオルを持って行かずに、いつもRun Pitで300円払ってバスタオルを借りてます。

で、最近ふと思ったんです。
やべ、俺ってたかがバスタオルに一体いくら払ってんだろ?」って。

ずっと同じRun Pitにお世話になっています。1枚20個のスタンプカードを5枚はコンプリートした気がします。ってことは、これまでに100回以上皇居ランに行っていることになります。バスタオルも100回以上借りていることになります。

300円のバスタオルを100回借りると3万円もします。

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バスタオルに3万円も使うってどうなんやろ。

3万円あれば、高級今治タオルのバスタオルを10枚は買えます。僕がいつも借りているのは安っぽい白い普通のバスタオルです。それに3万円以上も払ってきました。

 

 

物は持たずに身軽な状態でいることが好きです。家も車も持ちたくない。必要な時にお金払って借りれればいいやって思ってます。気分の問題なんですがね。欧米では、賃貸の家にテレビや電子レンジなどの家具が付いているのが普通と聞きます。それ羨ましいです。電子レンジや冷蔵庫は自分の私物ですから、引っ越すときはそれら家電も運ばなきゃいけないです。

当たり前なんですが、必要な時に必要なだけ借りるっていう都合のいいことをするんだから料金は割高になります。レンタルって所有よりもコストは高いです。

賃貸と持ち家の比較はよくマネー誌とかで議論になります。昔は賃貸の方が得だと思ってたんですが、最近経済的には買った方が得なんだろうなって思ってます。そりゃ、販売側の利益が多額に乗っているタワーマンションとかを買えば持家の割高感は消えないでしょうが。きちんとコスパを考えて家選びすれば、きっと賃貸よりも購入の方が安いんだと思います。住宅ローン減税と言う政府の後押しもありますし。

家以外でも何でも言えることですが、政府の意思に沿う行動を取る人は経済的なメリットを受けることができますね。自分の価値観を捻じ曲げてまで政府に従う必要はないでしょうけど、偶然自分の趣味趣向と政府の意向が一致したのであれば、税額控除とか各種制度はきちんと使った方が得です。

ただ、今のところ私は家は賃貸でいいやって思ってます。今後はわかりませんが。

身軽でいたい。その自由な感じが好き。バランスシートに固定資産は不要で金融資産だけあればいいって価値観です。

私、変わってますよね。
そう思いますよね。

ホリエモンってアンチが多いじゃないですか。私ホリエモンの価値観にめっちゃ共感できる人ですから。ちょっと価値観や考えは異端と言うか、少なくとも世間一般とはズレていると自覚しています。

 

 

ここ数年、企業は「持たない経営」に舵を切っています。本社ビルなんて持たずに賃貸ビルに入居している企業が増えています。従業員も正社員の雇用を絞って、流動性の高い非正規雇用を増やしています。

企業の「持たない経営」は必要に迫られてやっていることです。ビジネス環境が目まぐしく変わりますから、固定資産や固定負債を持ち過ぎると、経営に柔軟性がなくなって袋小路に陥ってしまうリスクがあります。それと、企業の収益の源が知的財産など無形資産になっているのも要因の一つだと思います。

じゃあ個人、家計はどうなのか?
個人も「持たない経営」に移行すべきなのか?

いや、はっきり言って、個人で「持たない経営」とか別に要らないと思うんですよね。

個人は必ずしも生活に柔軟性なんてなくてもそれほど問題ないと思います。住む場所を固定しても、そんな頻繁に転職しなけりゃいいでしょうし。「今の場所に住み続けて、今の生活を続ける」って決めたら、後は自分の考え・価値観さえ変わらなければそれを継続できそうです。外部の圧力でその生活が阻害されることってあまりないだろうなって思います。

企業がレンタル・リースを積極的に活用しているのは、経営上必要に迫られてのことで、長期的には経済的なメリットがあるという判断です。しかし、個人が賃借やレンタルを使うのは経済的にはデメリットですよ、多分。

何でも賃借やレンタルを使っていたらコストが嵩むばかりだな~って思います。

個人が「持たない経営」を続ける経済的な負担は大きいです。経済的な負担がある代わりに生活に柔軟性が出ますが、個人がそれほど生活に柔軟性を持たせる必要があるでしょうか?

賃貸に住んでいれば住む場所を柔軟に変えることができますが、そんなにホイホイ住む場所を変えることなんてできません。どうせ職場に縛られますから。自分がどれだけ生活に柔軟性を持たせようと身軽な家計を作り上げても、職場という縛りがその柔軟性を奪います。結局、サラリーマンでいる限りは本当に自由で身軽な生活スタイルなんて無理なんだろうな。

 

 

その辺、最近迷います。

将来職業も住む場所もどうなるかわからないから、やはり「持たない経営」を続けたいと思っています。何より、理屈は置いておいてそういう自由な”感じ”がする状態が好きですから。そう結局「好き」なんですよね。損得というより好き嫌いの問題ですね。

ただ、その自由な”感じ”を得るために負担するコストは安くないな~と思います。年収1億円あれば迷わず今の生活スタイルを続けますが、いやもっと自由な生活スタイルを追求しますがw。

当面は、これからもバスタオルに3万円以上かける生活が続きそうです。コストは高くても持たずに必要な分だけ借りる生活が好きなので。そういう価値観なんで。

自由な”感じ”だけじゃなくて、本当の自由を得られるように努力していきたいです。株式投資はその一環です。まあ別にお金の問題だけじゃないですけどね。見てくれというか、変なプライドというか、世間体というか、そういうものをある程度無視する度胸ですかね、本当に必要なのは。

何でもトレード・オフです。何かを捨てることも大切です。捨てるって難しいなって思います。