100万円投資しても利益は年7万円しかない

100万円は大金です。100万円を株式投資に回すのは大変苦労の要ることです。特に給料が少ない若い時、貯蓄の習慣が付いてない時は、お金を使い果たさずに残すこと自体が難しいです。

そんな貴重な貴重な100万円。1万円札を100枚もかき集めた努力の結晶。それを旅行や車、女遊びに使わずにネット証券の口座に入金して株を買う。そうやって投資家人生は始まります。別に1万円からでも10万円からでもいいですが、先ずは100万円くらいの元本を作らいないと話になりません。元本が少なすぎると、リターンどうこう言ってもしゃーないのが現実。

ところが、100万円あっても株式投資の現実は厳しい。

100万円というが株式投資スタートの目安ではありますが、それでも年間利益は大したことないです。米国株の実質リターンは過去平均で7%。2%のインフレ率を加味しても名目リターンは9%程度です。今は米国株のバリュエーションは高めなので、名目で7%くらいのリターンを想定するくらいが丁度いいでしょう。期待は低めにしておきましょう。

100万円に7%を掛けると7万円です。月ではないです。年間のリターンです。少ないですか? うん、そうですよね。年収が7万円増えたところで、人生は何も変わりません。しかも7万円というのは理論利益であって、実際に配当で入金されるのは2万円ほどです(S&P500指数の配当利回りは約2%)。

100万円投資しても年7万円の利益。キャッシュインは2万円から税金が控除された額。大学生の1カ月のバイト代くらいです。そんなもんです。世の中、美味い話なんてないんです。労働であれ投資であれ、お金を稼ぐのは簡単なことじゃない。あなただけに特別の儲け話が舞い込んできても、それは詐欺だと思いましょう。あなたの自宅に飛行機が墜落するくらいあり得ないことです。お金に関しては、それくらいの警戒心を持っているくらいが丁度いいです。

株式収入は心身を消耗しない稼ぎ方。だから金が金を生む。だから価値が高い。

「年利5%~7%程度の利益を求めてどうする? 100万円投資しても5万円~7万円の利益だろ。んな小さな利益のために投資するなら、遊びにでも使った方がましだろ。」

株式投資に批判的な人がたまにこんなことを言います。

確かに一理ある。でも、僕はその7万円はめちゃくちゃ価値のある7万円だと思っています。同じ7万円の収入でも、月30時間残業して稼ぐ7万円と株式投資という不労収入で得る7万円は違います。

違うと言っても、同じお金には違いありません。
では、両者の決定的な違いとは何なのか?

それは、身体と精神を消耗しているかどうかです。

残業したら、家に帰ったら寝るだけの生活になることもあります。好きな趣味の時間を捻出できなくなります。何のために働いているのか段々と分からなくなってきます。肉体的な疲労も蓄積します。特にデスクワークだと目と肩と腰を悪くする人が多いですね。街中にたくさん整体があるのも納得です。

働いて稼いだお金はパーっと使いたくなっちゃうものです。そりゃそうですよね。汗水垂らして頑張って働いたんですよ。お酒飲んで、美味しいご飯でも食べてストレス発散しないとやってられません。豪華な車でも買うか。綺麗な姉ちゃんのいるお店でもいってチヤホヤされるか。そんな感じでお金を使わないと、働いて稼いでいる意味を見失いがちです。

そうやって、労働で稼いだお金は口座から消えていきます。

一方で、配当やキャピタルゲインといった株式利益は違います。ただ株を買って保有するだけでお金を稼げます。株価が激しく上下するのに耐える必要はありますが、ETFや優良株をノーレバレッジで買っていれば、そのストレスはそんな大したもんじゃないです。上司から叱責を受けたり、夜中の23時まで残業したりするストレスに比べたら、株価ボラティリティを受け入れることなんて大したことないです。

そこが大事なとこです。株式収入は労働収入と違って、お金を稼ぐ過程で身体も精神も消耗しません。身体的な消耗は完全にゼロ。精神的な消耗は人それぞれですが、私は全然大丈夫です。まあ、リーマンショックのような大暴落を経験していないから、そう言えるだけかもしれませんが。

質問があります。
これまで株式投資をやってきて、「今月は配当が〇〇万円入ったから、パーっと飲みにでも行くか!!」って思ったことあります?

どうでしょうか。人それぞれですが、そんな心境になることはあんまなくないですか。私はないです。そもそも、ドルで入金される米国株の配当を円転する気も起きません。キャピタルゲインがあるからってアップル株を売るつもりはありません。売却するとしたらリバランス目的です。

配当やキャピタルゲインで得たお金をパーっと使いたい心境にならないのは、株式収入を得るのがほぼノーストレスだからです。心身を消耗しないから、その回復にお金を充当する必要がないのです。

つまり、株式投資で稼いだ利益というのは努力しなくても口座から消えないということです。節約の努力をしなくても、自然とお金が余ります。気が付いたらドル口座に配当が貯まっている状態になります。私はそうです。「あれ、いつ間にかドル口座に25万円あるな。来月はこのドル資金(配当)で株を買うか」って感じです。

ここが資本主義を攻略する上ですごく重要なポイントです。資本を蓄積する上での超重要ポイントです。資本を作るためにはお金を余らせないといけませんが、それはなるべく仕組み化した方がいいです。努力しなくてもお金が余るマネタイズモデルをいかに早く作り上げるか。別に株式投資に限った話ではないですが、金と時間に余裕のある生活を手に入れたいならここが極めて重要です。

株式投資という不労収入で稼ぐ7万円の価値はここにあります。心身を消耗しないので、その7万円は余るのです。それを再投資すれば、来年の株式利益はさらに増えます。配当再投資か企業の内部投資か、どちらでも構いません(税務的には内部投資の方が有利)。

残業で稼いだ7万円を余らせるのは大変です。「先月は30時間も残業して頑張ったんだから、何か自分へのご褒美を買おう」という欲求に打ち勝つ必要があります。心身を消耗して稼いだお金なんだから、その発想に至るのは自然です。

サラリーマン+株式投資という戦略は強い

あなたは今、どれくらい株式に投資していますか。私も含め投資ブロガーの元本は多めです。株好きだからブログまでやっているわけですからね。別に比較する必要なんてないです。100万円以上の元本を確保できる才能があるなら、株式投資を続ける価値はあると自信を持って言えます。

「元本100万円でたったの7万円のリターンww」と馬鹿にされることもありますが、気にする必要はありません。株式収入の性質を理解せずに、表面的な金額しか見ていないからそういう発想になるんです。株式収入の不労度合いは完璧に近いです。それでいて現在のS&P500指数のリターンは7%くらいは期待できるんですから十分ですよ。

元本が小さいうちはなかなか投資を続けるモチベーションを維持できないかもしれません。100万円でたったの7万円の利益ですからね。でも、ぜひぜひ諦めずに続けて欲しいです。株式収入は労働収入とは価値が違うんです。どう価値が違うのか言語化してみたつもりです。

金額は人それぞれと言いまいたが、一つの目標としては1000万円でしょうか。ここまで来ると、「金が金を生む」をだいぶ実感できます。

株式収入は口座から消えずに余る性質があるから、「金が金を生む」が実現するわけです。このブログを読んでくれているあなたは、その仕組みをすでに手に入れています。優良株のバイ&ホールドは簡単に見えますが、相当の知識と金融リテラシーがないとできないことです。サラリーマン+コツコツ株式投資は強いです。やる価値はあると思います。