予算制のメリット・デメリット

あなたの会社は予算制ですか?

経理部で人材研修に使える予算は年300万円。この範疇で社員を外部研修に派遣したり、e-learningやったり、書籍買ったりする。

A事業部で使えるマーケティング予算は年2千万円。この範囲内でプロモーション活動を行う。

こんなのが予算制ですね。

うちの会社はこの制度です。ある程度大きな組織になるとだいたいそうですよね。

確か京セラは予算がなくてすべて決裁上げるんでしたっけ。稲森さんの書籍で読んだ記憶があります。すべての決裁に目を通す時間がないから予算を設けるわけで、もし本当に京セラの規模でオール決裁ならどうやって運用されているのか気になります。

予算を設けて費用管理を行う方法は、メリットとデメリットそれぞれあります。

メリットは使い過ぎを防止できることです。

マーケティング予算が年2千万円って決まっていれば、事業部はその範囲内でコントロールします。何らかの理由で枠を超える場合は、うちの場合は特別予算を経理部に申請しないといけない仕組みです。

デメリットは必ずしも必要のない支出でも、予算があるからといって年度内に使おうとするインセンティブが働くこと。

役所とかでも年度末の買い込みとかありますよね。あれも予算枠があるからです。予算を大幅に下回る支出しかなければ、「じゃあ翌年度の予算は今年の半分で大丈夫だよね!」とか経理部に言われちゃいます。

自分の裁量で使えるお金は多い方がいいに決まっているので、余っている予算はなるべく使ってしまおうと考える人がいても不思議ではありません。

つまり、予算による費用管理は使い過ぎを防止できるけれど、コストダウンは起こりづらいということです。だいたい予算枠をちょうど使うくらいの費用が発生しがちです。

家計でサブスク予算を導入してみようかな

家計で予算を設けたりしてます?

毎月の食費は5万円以内と決めているとか。

これは少数派ではないでしょうか。

今は便利な家計簿アプリが色々あるけれど、それでも毎日の買い物を費目毎に集計するのは骨が折れます。予算で支出をコントロールしたくても、実績が追い付かないことが多いのではないでしょうか。

後は、そもそもプライベートくらい自由気ままにお金を使いたい、細かく管理するのは性に合わないという人もいるでしょう。私はこのタイプです。

大きな買い物は気を付けるけど、日常のスーパーでの買い物とかは適当ですね。あっちのスーパーの方が人参安いとか、別に気にしないかな。わざわざ食費を集計する気にならない。よって予算制は成立しない。

ただ、敢えて予算を設けるのもいいかなと思うケースもあります。サブスクです。

わたしケチなんですよね。やっぱり、ある程度の資産を築いた今でも、根っこには節約魂が残ってます。

ご存知の通り、私は株式投資が趣味です。他にこれといった趣味がない中、株にはそれなりの時間を割いています。趣味と言っていいかなと思っています。株以外だったらブログとゲームが趣味かな。

ソシャゲ課金やスロット、アイドルおっかけみたいな金のかかる趣味は持ってないわけだし、好きな投資関連くらいもっとお金使いたいなって思うことがしばしばあります。

ここ1年くらいかな、米国株投資家必須の神アプリSeeking Alphaのコンテンツの一部が有料になっちゃいました。

PER、チャートとかそういう基本的なデータは見れるけど、決算ニュースや銘柄分析レポートなど、これまで無料で読めた記事の大半が有料になりました。毎月数件は無料でも読めるみたいだけど。

これは非常に残念無念でした。決算速報などは実務的に便利だったし、何より銘柄分析レポートをエンタメとして読むのが好きでした。英語だけどchromeで開いてグーグル翻訳かければ、実質日本語で読めます。

Seeking Alphaの有料プランは二つあって高い方は月2万円くらい。さすがに月2万は無理や。でも、スタンダードなプランだと月2千円ちょいです。2千円のプランでも私には十分です。

2千円くらいなら払ってもいいかなあと思いつつ、サブスクは固定費だからな~、海外のサブスクって解約したい時大丈夫なのかな~とか言い訳をして契約を渋ってきました。

別にSeeking Alphaの有料コンテンツを読んだところでパフォーマンスが上がるとは思ってません。ただ、米株好きなのでもっと知識を増やしたいし、単純に楽しいから読みたいだけです。

そこで、サブスクは予算制にしようかなと思い付きました。サブスクって費用を管理しやすいから、家計でも予算実績を管理しやすいです。

たとえば月1万円の予算なら何に使うか?

ぱっと思い付くのはこんな感じ。

News Picks:1500円(契約済み)
Seeking Alpha:2000円(未契約)
アマゾンプライム:500円(契約済み)
ネットフリックス:1500円(契約済み)

これでもまだ5千円ちょいか。News Picksと契約しているおかげで、月3000円のWSJの購読料が無料になっている恩恵が大きいです。もしこれがなければ、WSJを追加で月8500円とかなり予算枠に近づきます。

あと昔読んでた日経新聞もすっかり読まなくなりました。読んだ方がいいんだろうけど、なんか米株始めてから日本の経済ニュースに関心が薄れてしまって。

エンタメ系と投資系に分けようかな。

エンタメ系は奥さんのニーズ次第なんですけどね。最近『愛の不時着』から来た韓国ブームが終わったみたいでネトフリは解約していいと言われました。でも、次はディズニープラスを見たいと言われています。

アマプラは500円だし継続。将来値上がるかもだけど。

エンタメ系は月2000円で十分かな。これでアマプラ+ネトフリに対応できる。そこにディズニーも!って言われたら、ネトフリは我慢してもらう。どうせ、そんなに見る時間ないだろうし。

んで投資系(勉強系?)に月8000円の予算を割り当てようかな。

News PicksとSeeking Alphaで3,500円ちょい。あと4,500円残る。

ここで予算制のデメリットを逆手に取ります。せっかく予算が4500円余っているということで、無理矢理にでも枠を消化するんです。

そうすることで、今まで知らなかった価値ある有料コンテンツにアクセスして、より投資の勉強が深まるかもしれません。

金がかかるからって有益な情報とは限りませんが、兎にも角にも、好きな投資系くらいもっとお金を使ってみる。そのために予算枠を設けてそれを消化させようと思います。

TradingViewも確か有料プランがあるんでしたっけ。でも、チャート分析に金を払う価値は私の投資スタイル的にはないかな。

うーん。ちょっと考えます。というかネットで調べる。とりあえずSeeking Alphaの有料プランはもう契約しちゃおうと思います。またSA投資ライフに戻るぞー!