以下は現在の私の保有銘柄です。

どこかで見たことがあるロゴばかりですよね。米国内でしかビジネスをやってないホームデポやロウズ、アルトリアなんかは見たこともないかもですが。

S&P100を構成する超大型株が多いです。これらの銘柄は創業初期のハイパーグロースフェーズはすでに終えている(ノーマル)グロース株ないしバリュー株と言えます。

米国株投資の必読書『MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法』の著者である広瀬氏が言うところの「保守的な銘柄」ばかりです。

これらの銘柄に広く分散投資しています。最大保有銘柄のアップルでもポートフォリオの10%を占める程度。あとは3%~5%が多いです。VIGやVYMといったETFも活用しています。

こういった超大型株に分散投資している以上、1年で資産が2倍3倍と急増することはあり得ません。年利7%として10年で2倍、これくらいの見積もりが妥当です。実際はもうちょっと期待してますけどね。

欲張って年利10%と考えたとしても、10年で2.6倍になるに過ぎません(複利計算)。ただ、30年だと17.5倍になります。複利のパワーですね。普通のサラリーパーソンが億の財産を築ける再現可能性の高い方法は、株式投資以外に思い付きません。

私はこういう投資をやってます。

テスラやビットコインに集中投資して一夜で億万長者になった人の話を聞いて、「羨ましくない」と言えば嘘になります。てかめっちゃ羨ましい。

ビットコインはすごいですね。200万円に到達して騒いでいた頃が懐かしいです。あそこから一度落ちて、ここまで上がるとは。テスラも去年の爆上げはすさまじかったです。ビットコインもテスラも、その激しいダンスを遠目で指をくわえて眺めているだけの私です。

テスラやビットコインで億万長者になった人は、なにもあぶく銭を稼いだわけではありません。損するかもしれないリスクを取って、それに見合うリワードを得ることができたのです。

資本主義社会は汗水たらして一生懸命働いた人が金銭利益を得るのではなく、リスクを取った人が金銭利益を得るというルールで動いています。

ビットコインやテスラへの投資は結果としてうまくいったけど、逆に振れる可能性もあったわけです。特にテスラは空売りしている有名ヘッジファンドも多く、それに逆らって株を持ち続けるのは並みの精神力では難しかったはずです。

私はそういうハイリスクな銘柄にはほとんど手を出してません。だから、そんなにガンガン資産が増えることはない。でも、こんなポートフォリオでもなんやかんやで、この5年間の累計投資収益は1000万円を超え、運用額は3000万円を超えました。

次の5年で億に、、なんて思ってません。そこまでのリスクを取ってはいないので。次の10年で追加入金も含めて億に到達できれば万々歳ですが、それもちょっと厳しいかな。現実的に考えて。生活費も上がりそうだし。

私はこれくらいのリスクテイクが丁度いいです。大型株中心のつまらない安牌ポートフォリオではありますが、保有金融資産の9割近くを株に投じているし、債券には全く投資していません。貯金100%の人に比べれば十分ハイリスクとも言えます。

なぜこれくらいが自分には最適と感じているかと言えば、安定した給与収入があるからというのが一番大きいです。

FIRE願望は全くありません。今後10年で転職することはあり得そうですが、経理の仕事を辞めることは考えてません。固定の給与収入が将来も持続すると想定していれば、金融投資で取るリスクは今くらいが最適かなというのが私の判断です。

どれくらいリスクを取るべきかに正解、一般論はないです。あえて一般論を言えば、個別株やるなら最低10銘柄とかはよく言われますけどね。

でも、1年で資産を10倍にしたいなら、もっと集中投資しないと無理でしょう、きっと。それは投資というか博打に近いものがありますが。

どれくらい儲かったかというリターンばかりに注目が集まりがちですが、そのリターンを得るためにどれくらいリスクを取っているかという点にも気を配った方がいいです。リスクはなかなか数字で見えないので注目されませんが。

投資ニーズ、仕事や配偶者などの投資以外の経済環境は人によって様々です。SNSなどで大儲けしている人を見て羨ましく思うことはあるでしょうが、あなたに合った投資法はあなたにしかわかりません。自分が取れる最適なリスク・期待リターンを追求すればいいと思います。