最近、飲食店のサブスクリプション・サービス(定額制サービス)が出てきているそうです。ニュースで見ました。たとえば、月額4千円でアルコール類が毎日飲み放題になる居酒屋、月額8,600円でラーメンが1日1杯食べれるなど。

個人的には飲食関係のサブスクリプションは敬遠します。嫌です。契約したくないですね。

サブスクリプション契約すると固定費化します。どれだけサービスを消費しても月々の値段は変わりません。そうすると、消費者、特に私みたいな貧乏性でケチな人は骨の髄までサービスを利用し尽くしちゃおうと思っちゃいます。

今、私がサブスクリプション契約をしているのは情報関連だけです。ウォールストリートジャーナル(約3000円/月)、NewsPicksプレミアム会員(1500円/月)だけ。あ、あと任天堂スイッチのインターネット利用で月300円払ってるな。

仕事、ブログ、他諸々でいくら時間があっても足りませんが、それでもウォールストリートジャーナルとNewsPicksのオリジナルコンテンツは、ほぼすべて目を通しています。消化率100%とはさすがにいかないけど、90%はあると思います。

お金を払っているから、その元を取りたいという思いがどうしてもあります。記事を読むには時間というリソースを消費する必要があるけど、貴重な時間を割いてでもわざわざお金を払って買っている情報は、すべて脳内に取り込みたくなります。

これが定額制コンテンツの良いところであり悪いところでもあると感じています。

良いところというのは、先ずはネット上に溢れる情報の中から有益な情報を囲い込めること。有料ニュースを読んでいると、その他の無料ニュースまでしっかり読む時間はありません。あと、自分の興味が薄い領域でも頑張って読んで勉強しようという思いが湧いてきます。海外の政治動向ってどうしても興味が持てないことが多いですが、ウォールストリートジャーナルの記事は分からないなりに頑張って読んでます。

定額制の悪いところは、その裏返しですが、不必要な情報にも無駄に時間を割いちゃうところです。そこまでコンテンツ消化にかける時間はないのに、無理して読んじゃいます。心から楽しめる情報、勉強したい情報だけを見ればいいのに、せっかく金払ってるんだからという思いから、普段なら不要と切り捨てるコンテンツにも時間を割いて読んでしまいます。それは時間というリソースの無駄遣いかもしれません。

しかし、総合的に考えて文字コンテンツの定額制サービスはメリットの方が大きいと感じています。時間を割くと言っても、2時間の映画を観るわけではありませんから。1記事読むのなんてせいぜい10分以内です。普段なら目にしないジャンルの情報を取り入れるのは、知らない世界を知るという点で良いこととも思いますし。「金払ってるんだから使い倒すぞ!」という発想がポジティブに作用すると思います。

一方で、食のサブスクリプションサービスは「金払ってるんだから使い倒すぞ!」 という発想がネガティブに作用する面が大きそうです。食べ放題で倒れるくらいに飲み食いして後悔したことありますよね。あれと一緒です。腹八分が丁度いいです、特にこの年齢になると。飲食の定額制サービスなんて契約したら、お腹空いてなくて食欲ないのに、もったいないという理由でお店に足を運んじゃう気がします。んで食べ過ぎて、気分悪くなってさらに体重まで増えちゃいそうです。良いことなし。

情報はどれだけ脳に取り込んでも、それほど悪影響はありませんが、食べ物飲み物を胃袋に取り込み過ぎると体に悪影響ですね。太るし。

月8,600円で1日1杯ラーメン食べれるとしたら、最低でも月10日はラーメン食べないと元が取れません。1カ月で10日もラーメン食べたら体おかしくなりますw。私は結構ラーメン好きなんですが、それでもせいぜい月3回くらいですかね。博多の細麺の豚骨ラーメンが一番好きですが、東京は太麺が多いですね(家系とか)。でも都内には美味しいラーメン屋が色々あります。会社帰りとかにふと寄っちゃう時があります。お昼に食べる時もたまにあります。でも、月10日ラーメンは無理や。。

んなわけで、飲食店のサブスクリプションサービスは個人的には不要です。世の中的にもあまり流行らない気がしますが、どうでしょうかね。意外と普及するんでしょうか。