調べものをしていたら、ふと2014年のVIG(バンガード連続増配株式ETF)の構成銘柄を見つけました。バンガードの公式サイトなので確かな情報です。

以下が2014年9月末時点のVIGの上位10銘柄。

今と全然違うやん!って驚きました。VIGは普段はそれほどファンドの回転率は高くないですが、この6年で上位構成銘柄はガラッと変わっていました。

2020年3月現在の上位10銘柄は以下の通り。
マイクロソフト(MSFT)
ビザ(V)
プロクター&ギャンブル(PG)
ウォルマート(WMT)
ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)
コムキャスト(CMCSA)
マクドナルド(MCD)
アボットラボラトリーズ(ABT)
コストコホールセール(COST)
メドトロニック(MDT)

生き残りはWMTとJNJだけやな。

VIGは連続増配年数が10年超という条件を掲げているので、それを満たした企業(マイクロソフトやビザ)が新たに追加されたという経緯は知ってました。しかし、それ以外のオールドエコノミーの企業も結構入れ替わってますね。昔はVIGにコカ・コーラやペプシコがいたんだ。IBM、エクソンもいるし。知らんかったわ。2014年と言えば、まだ株式投資を始めたばかりで、米国株の世界も知らない頃です。

VIGはかなり頑張ってます。コロナウイルスの暴落を経た現在、過去5年のトータルリターンはS&P500指数を僅かに上回っています。もし、2014年の構成銘柄のままだったら、恐らくS&P500指数に負けていたでしょう。IBM、エクソン、スリーエムあたりが足を引っ張って。

短期的な結果論でしかありませんが、VIGの銘柄入替はうまく機能しています。素直に業績がよい成長企業を掴んだ結果でしょう。

私は自分の個別株ポートフォリオでVIGほど柔軟に銘柄入替ができません。業績が多少伸びてなくても、低PER・高配当利回りの銘柄を求めちゃうところがあります。特に配当に弱いです。

株式投資の目的は金儲け。配当ではなくトータルリターンの最大化を目指すべき。そして資産を最大化した上で、もう十分かなというタイミングで高配当銘柄に投資すれば結果として配当も最大化できます。

そうなんです。それはよーくわかってるんです。でも、どうしても今すぐ配当が欲しいのです。私は欲深いんだと思います。発想が長期投資じゃないなってたまに思います。

VIGには今後もお世話なりそうです。せめてETFではトータルリターン重視で行きたいです。もういっそのことHDVをすべてVIGに入れ替えてもいいかもな。あーでも、エネルギー株が低迷している今HDVを売るのは悪策か。

ちなみに、以下が直近2月末のポートフォリオです。