Portfolio visualizerはすげえサイト

私のこれまでの投資リターンは控え目に言ってクソです。一応プラスリターンではありますが、S&P500指数に全く及ばない成績です。

なぜ結果を残せていないのか。その原因は勉強リサーチ不足、心理的なバイアスだと思っています。

バイアスというのは損切りできない性格ってことです。そこはまあいいや。

一番はリサーチ不足。個別株に投資するにはちょっと銘柄の調査が不足していたと思います。今はネットで色んな情報を無料で入手できるにもかかわらず、それを怠っていた。あと感銘を受けた『株式投資の未来』というたった1冊の本に影響を受け過ぎたことも反省点。

過去の財務データだけはしっかり見ていましたが、肝心の過去の株主リターン、ボラティリティ(標準偏差)を調べてなかったです。というか、それがわかるサイトの存在を知りませんでした。

以前、読者さんよりPortfolio visualizerというサイトを紹介して頂きました。そこでは各銘柄のリターン、標準偏差、シャープレシオ(1986年~現在)などを簡単に調べることができるのです。しかも無料。

ジェレミー・シーゲル氏は数百以上の銘柄の50年に及ぶリターンを調査研究するのにとてつもない労力をかけたと言ってましたが、現代はリターンを調べるだけならネットでポチっとやるだけです。これも生産性向上の一面ですね。

米時価総額上位300社の中から過去のリスク・リターンが素晴らしいと思う銘柄をピック

そんなわけで今さらですが、改めてS&P500を構成する全銘柄の1986年から2019年までのリターン、標準偏差のデータを集めようと思い立ちました。会員登録すれば2週間は無料でエクセルダウンロード機能が使えるので。

結局タイムオーバー(2週間の無料ダウンロード期間が終了してしまった)で、時価総額上位300社しか調べることができませんでしたが、それなりの情報を集めることができました。

こんな感じでエクセルにまとめました。

完全に独断と偏見ですが、S&P500構成銘柄の時価総額上位300社のうち、過去のリスク・リターンが素晴らしいなあと感じた銘柄をいくつか紹介します。

ただし、上場年数が20年未満の銘柄は除外しました(ビザ、マスターカード、ペイパル、フェイスブック、サービスナウなど)。

マイクロソフト(MSFT)
アマゾン・ドットコム(AMZN)
バークシャー・ハサウェイ(BRKB)
ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)
アルファベット(GOOGL)
プロクター&ギャンブル(PG)
ホームデポ(HD)
アボット・ラボラトリーズ(ABT)
シスコシステムズ(CSCO)
ナイキ(NKE)
アムジェン(AMGN)
ネクステラ・エナジー(NEE)
メドトロニック(MDT)
ユナイテッド・ヘルス(UNH)
ダナハー(DHR)
スターバックス(SBUX)
アルトリア・グループ(MO)
ストライカー(SYK)
ファイサーブ(FISV)
エコラブ(ECL)
サザン(SO)
ペイチェックス(PAYX)
マコーミック(MKC)
カンザスシティ・サザン(KSU)

何を今さらって感じな有名企業ばかりですね。改めてこれらブルーチップの実力をデータで確認しました。

未来が過去の延長とは限りません。過去の結果を過信し過ぎるのはダメとは思いますが、こういう客観的な過去データを把握しておくことは有益だと思い調べました。