今月あと1営業日残っていますが、時間のある日曜にポートフォリオを整理しました。9月末のポートフォリオです。

以下は現預金を除いたリスク資産の銘柄別構成比です。

今月実施した取引は以下の3件。
・ブラックロック(BLK)を約23万円購入
・ウェルズファーゴ(WFC)を約50万円購入
・バンガード生活必需品セクターETF(VDC)約30万円相当を売却

金融関連銘柄を増やしました。ディフェンシブ銘柄に偏ったポートフォリオなので、少しずつ是正していくつもりです。WFCの買い増しが完了したら、資本財セクターの銘柄を1つ加えようかなと検討中です。具体的にはユニオンパシフィック(UNP)、スリーエム(MMM)、ボーイング(BA)が候補です。大型銘柄ばかりですね。

ポートフォリオを整理していて気付いたのが、アルトリアグループ(MO)の構成比が6%にまで下がってることです。かつてはエクソンと肩を並べる私の最大保有銘柄でしたが、今では個別銘柄上から7番目です。理由は言うまでもなく株価下落です。売ったからではありません。買値230万円で現在の時価は135万円。含み損は100万円に達する勢いです。累積配当を加味しても爆損状態です。

株式投資って完全なる不労所得だと思うんです。不動産みたいに管理も修繕も必要ない。決算ウォッチくらいは必要ですが、基本はただホールドしておくだけ。それでそこそこの利回りを稼げます。現在のS&P500指数の益回りは6%で配当利回りは2%ほど。過去平均と比べてそれほど魅力的とは言えませんが、0.0001%とかの預金金利と比べれば十分な高利回りです。

ただし、株は損をすることもある。特に個別株はそのリスクが相対的に高いです。ネット証券でポチッとクリックして株を買うだけで不労所得を得られるわけですが、判断を誤ればポチっとするだけでお金を失います。不労損失。MO買付というボタン操作をしただけで、100万円もの大金を失いました。含み損とは言え。なかなかしんどいです。。

FDA等の電子タバコの規制が厳しくなっており、アルトリアは早々にJUULへの投資の減損を迫られるかもしれません。JUUL株への投資額は128億ドル。アルトリアのフリーCFは過去5年平均で約50億ドル/年です。128億ドルというのは、2.5年分のフリーCFに相当します。小さくはない金額です。てか巨額。

もともとバランスシートに余裕があるタイプの企業ではないですし、この規模の投資が回収できないとなると減配の可能性も十分考えられます。低金利だし借金して配当原資にすればいいと思うかもしれませんが、投機的格付け一歩手前なので安く資本を調達することはできません。現在の配当利回りは8.4%で、マーケットはある程度減配を織り込んでいるように見えます。

減配は何とか避けて欲しいけどねー。

たばこビジネスが儲かることはPLとキャッシュフローを見て確認済みです。フィリップモリスもアルトリアを売るつもりはないし、構成比5%を割ったら追加で買い増すことも検討します。