サッカー残念だったー。

はい、1月末のポートフォリオです。

以下は現預金を除いた株式のみの銘柄別構成比です。

昨年末から結構変わりました。

高配当ETFのHDVを120万円売却して、バンガードのVIGを同額買いました。ポートフォリオの20%を占めていたHDVは15%まで減少しました。VIGにはマイクロソフト(MSFT)やジョンソン&ジョンソン(JNJ)、ウォルマート(WMT)など個別株では持っていない優良株がたくさん含まれています。最終的にはHDVの構成比は10%まで落として、今6%のVIGを10%まで引き上げるつもりです。相場が不安定な時はETFに助けられます。

あと、コカ・コーラ(KO)を60万円売却して、アップル(AAPL)とコルゲート・パルモリーブ(CL)をそれぞれ30万円買いました。構成比9%あったKOの比率を落としました。AAPLは結果的に株価が上がってくれて良かったです。

最後に、1月分の投資としてアッヴィ(ABBV)と再びコルゲートにそれぞれ20万円ずつ計40万円投資しました。ABBVは決算がコケて直後に6%超も下落しました。バイオ医薬はボラティリティが高いです。まあ、5%くらいならなんとか保有し続けれるかな。ハイボラに耐えられなくなったら、ジョンソン&ジョンソンと入れ替えるかもしれません。

1銘柄の構成比を5%にする方針。エクソンモービル(XOM)、アルトリアグループ(MO)、フィリップモリス(PM)など10%近く保有している銘柄もありますが、中長期的には保有比率を落としていきます。それにしても、上位銘柄が石油のXOM、たばこのMO・PMとは何とも「不人気」な銘柄ばかりを揃えてしまったもんです。

この3銘柄以外は概ね5%前後に抑えれています。少しずつポートフォリオ整理が進んできました。よしよし良い調子だ。

2月は何に投資しようかな。一番狙っているのは医療機器メーカーのメドトロニック(MDT)。優良銘柄だと思っているのでさっさと5%まで買い増したいところ。あとはブラックロック(BLK)も欲しいな。

さて、決算シーズン真っ只中ですね。今のところ、決算結果はまあまあな印象。リセッションが間近に迫っている感じはしません。

フェイスブックは過去最高の四半期利益。アップルは事前に業績予想を下方修正した通り減収だったけど、底堅い決算内容でした。一方で、キャタピラーやエヌビディアなど芳しくない決算を発表した企業もありました。資本財セクターの主要銘柄が不調になると、景気(特に中国)がちょっと心配になりますね。でも、スリーエム(MMM)が好調でちょっと安心。

来週はアルファベット、ウォルトディズニー、イーライリリー、ゼネラルモーターズ、ケロッグ、フィリップモリスなどの決算発表があります。

最近のマーケットを押し上げているのは決算というよりFRBでしょうか。パウエル議長はかなりハト派な見解に様変わりしましたね。 FRBが美味しいお酒を注いでくれるのは、投資家として嬉しいことです(少なくとも短期的には)。

昨年末には、2019年も数回の利上げが必要と言ってましたが、今は「忍耐強く判断する」という曖昧な発言に留めています。「利上げの根拠は弱まった」とも発言しました。また、バランスシート縮小も早めに終わる可能性がありそうです。

このFRBの政策転換は興味深いです。昨年末の株式市場の下落やトランプ大統領のFRB批判ツイートに、パウエル議長が折れたという解釈も見かけます。まあそう見えるのは仕方ないかもしれませんが、パウエル議長始めFRB幹部は冷静に経済データを見て金融引き締めのペースを緩めるという判断を下しているはずです。

FRBの目標は二つ。
物価の安定と雇用の最大化です。

現在の米国の失業率は十分低いです。懸念は物価です。2%程度の丁度いいインフレが続いていますが、それでも利上げを続けてきたのは今後起こり得る急激なインフレに前もって備えたいという意味合いがあったはずです。

それが一転して、利上げペースを抑えるということは、物価はそんなに上がらないとFRBが判断したと言えます。こんなに失業率が低いのに物価が上昇しないのは不自然に感じるけど、これがニューノーマルということか。果たして本当にそうなのか。未来にならないと答えはわかりません。

現在のFF金利は2.25~2.5%。つまり、インフレ率を差し引いた実質金利はたったの0.5%しかありません。これでも適正金利なのでしょうか。うむ、、素人の私にはさっぱりです。。

長期金利(10年債利回り)も2.7%台から2.6%台に下がりました。ようやくFRBの歩調と債券マーケットの歩調が合ってきました。債券マーケットはイールドカーブのフラット化という形で、以前からFRBに警告を発していました。為替もやや円高に振れましたね。

決算は比較的堅調だし、FRBのハト派転換を考えれば、当面はリスクオンの流れが続きそうな予感がします。それは問題(QE政策の後始末)の先延ばしに過ぎないのかもしれませんが、投資家としては束の間の休息期間になりそうです。昨年後半の株価急落はしんどかったから、ちょっと休みつつ、のんびり投資を続けられたらいいな。