配当再投資戦略で資産を大きく積み上げるには、当たり前ですが配当を再投資する必要があります。
株式時価=株数×株価です。配当再投資は左側の株数を多く確保することで株式時価の最大化を目指す戦略です。
S&P500の配当利回りが2%前後であることを考えると(2017年9月現在)、3%弱からが高配当銘柄と呼べるかと個人的に思います。たとえば、ペプシコ(配当利回り2.8%、)コカ・コーラ(同3.2%)やフィリップ・モリス・インターナショナル(同3.5%)などです。
そもそも、高配当な銘柄に投資することで市場平均より高い投資リターンが期待できるのは決して自然なことではありません。配当利回りが高い銘柄とは大型の成熟企業が大半で、利益成長がマイルドな分将来の大きな増配は期待できません。
高配当銘柄への投資とはたとえて言うなら、400M走の第6レーン(外側)を走るようなものです。
確かにスタート直後は先頭を走ることができますが、ゴールが近づくにつれて配当利回りが低い内側のランナーに追い抜かれる恐れがあります。配当利回りが高いことそれ自体は長期投資の有利な要因にはならないはずです。
しかし、歴史を振り返れば配当利回りが高い銘柄に投資して配当を再投資する戦略は、高い投資リターンを達成してきました。
連続増配15年以上のS&P100構成銘柄の中から、配当利回り上位10銘柄に毎年投資し続ける投資戦略(S&P10種)を採用すれば、20世紀後半にS&P500指数をアウトパフォームすることができました。
なぜ高配当銘柄に投資する方法は市場平均を超えることができたのでしょうか?
それは、高配当銘柄は概してミーハーな投資家には人気がない地味な大型企業なため、過剰に株を買われることが少なく株価が適正値ないしそれを下回る割安価格で放置されがちだからだと思います。
グーグルやアマゾン、アップルはウォール・ストリート・ジャーナルでしょっちゅう取り上げられる人気企業です。一方で、コカ・コーラやペプシコ、ファイザーなどに関して書かれた記事はWSJには(少なくとも日本語版には)、ほとんど掲載されません。
株式市場は概ね合理的だと思います。効率的市場仮説は現実世界で成立しているように感じます。
とは言え、、株式市場は完全には効率的ではないのでしょう。株式市場は四半期損益のブレ幅が小さい大型成熟企業の株をやや割安で放置してしまう傾向があるようです。
それは大型成熟企業は短期的なキャピタルゲインがほとんど期待できないので、「ゆっくりお金持ちになるなんて嫌だ!」と思っている多くの夢見る投資家や投機家の投資対象として選ばれないからだと思います。
マーケットは大型成熟株のプライシングを誤っているわけではなく、企業の魅力に比して買い需要が少ないという事実を正しく反映しているとも言えます。
長期でゆっくりお金持ちになることを我慢できる地味な個人投資家は、そこに一筋の明るい光を見つけることができそうです。
配当こそ高いけど成長はあまり期待できない銘柄に長期で投資して、配当再投資を繰り返すことで高い投資リターンを期待できます。それは短期でぼろ儲けしたいという欲望を我慢したご褒美かもしれません。
高配当銘柄への配当再投資戦略は有効だと確信しています。
でも、そのためには配当をきちんと再投資することが求められます。
そうあくまでも、配当をきちんと再投資してこその高い投資リターンです。
配当を再投資か~。
美味しいステーキ食べるのを我慢して、配当を再投資なくてはならない。
友達と海外旅行に行くのを我慢して、配当を再投資しなくてはならない。
・・・
・・・
それはどうなんだろうかって最近よく思います。
もう配当なんて無理に再投資しなくていいんじゃないかなって最近思うんです。
配当金を無理に再投資する必要はない。
株式投資は人生を楽しく生きるための手段に過ぎない。
あなたはなぜ株式投資をコツコツやっているのでしょうか?
それは株式投資を続けるとお金を稼げるからだと思います。
では、なぜお金が欲しいのでしょうか?
それは、やはりお金がたくさんあった方が人生を楽しく豊かに過ごせるからだと思います。
そうお金はあくまでも手段ですよね。
そのことを再認識せねばと思っています。
株式投資をしている目的を改めて思い返すべきかもしれないなって最近思います。
とにかく金融資産を積み上げて億万長者を目指すというのも決して間違いだとは思いません。
生き方、人生観に正しいも誤りもありません。人それぞれです。
億単位の金融資産を積み上げることに喜びを感じるのは普通だと思います。やっぱり、自分が億レベルの資産を持っているとなんだか優越感を感じますよね。特に男は動物本能的に、社会的資源をたくさん保持したいという願望が強いと思います。億万長者になりたいという願望は、特に男性にとっては自然な感情な気がします。
ただ、本当に自分にとって、ただただ株式資産を積み上げるだけで満足なのかはよく自問したほうがいいと思います。
ここは正解不正解はないです。あるのは自分の価値観だけです。
私は20代前半で社会に出たばかりの頃は、とにかくお金持ちになりたかったです。大学卒業するまでが貧乏過ぎたのでとにかく金が欲しかったです。カネの亡者でした。学生時代は、学食で素うどんにするかきつねうどんにするかで真剣に悩むくらい金がなかったです。
仮にたくさんのお金を得てそれで何がしたいか、どんな人生を送りたいかなんて全く考えていませんでした。とにかく金さえあればいい。預金残高が毎年増えていけばそれで安心、嬉しいという状態でした。
でも、株式投資を5年ほど続けてきて今は考えが変わりました。
ただ金融資産を積み上げてお金持ちになってもしゃあないなと思っています。
今の楽しみを犠牲にしてまで、金融資産に投資を続ける意味はないと思っています。
私たちには「今」しかないわけです。
「未来」はいつも不確実です。
人生なんていつ急にプツッと途切れるかわかりません。ドラクエでも、余裕ぶっこいてダンジョン進んでいたら雑魚的に負けてゲームオーバーになることたまにあります。ドラクエは前回セーブした時点からリスタートすればいいですが、人生はそうはいきませんから。
今この瞬間を有意義に後悔なく生きることが一番大事なんだろうなって思います。
ホリエモンは著書『多動力』でこんなことを言ってました。
人生に目的なんてない。
今を楽しむことだけが、すべてなのだ。堀江貴文『多動力』
↑
私もこのホリエモンの価値観に共感します。
今を大切にしたいです。
未来に過剰な期待はしたくないです。
今を楽しまないで、年寄りになって金だけあっても仕方ないかなって思います。まあ金がないおじいちゃんにもなりたくないですけど。そもそも、自分がおじいちゃんになるまで生きることができるかもわかりませんが。こんな平和な時代に豊かな日本で生きているだけで素晴らしいとも思います。
ブログを運営していて一番嬉しい時は、「このブログを見て米国株投資始めました!」っていう連絡を読者さんから頂いたときです。
文章は人の心を動かせると、文章で人の人生を改革できると私は信じています。素人ながらそういう信念を持ってブログを書いているつもりです。
人生が大きく変わる時って、先生とか恋人とか親友と呼べる人と出会う時だと思います。人との出会いほど人生にインパクトを与えるものはありません。文章とは人と人との出会いであり、コミュニケーションです。ただ意思疎通の手段が文字なだけです。
そうであれば、文章で他人の人生に影響を与えることができないわけはないと思っています。
私自身、文章の力にとても影響された人です。
私が投資を知ったきっかけはブログではなく書籍でしたが、これも文章です。勝間和代氏、山崎元氏、内藤忍氏などの投資金融関連の本を読んで、株式投資に抱いていた先入観がガラガラと音を立てて崩れ落ちていきました。株式投資はギャンブルじゃないんだって知りました。
証券市場の番人たる公認会計士の勉強をしていたにもかかわらず、株式投資=ギャンブルだと思い込んでいました。そんな自分の誤った認識を正してくれたのが先人の方々の文章でした。
金融の勉強をして、正しいマネーの知識を身に着けて、正しい株式投資を実践すれば誰でも経済的に豊かになれるんだって知りました。私みたいな貧乏庶民でも、資本家としてお金持ちになれる道があるんだって知ってワクワク興奮した気持ちになれました。
そんなワクワク感をもらった文章を今度は自分が書ければいいなって思ってブログ始めました。なので、「ブログ見て米国株投資始めました!」というコメントやメールを頂くととても嬉しいです。
なんですが・・
本当にそれでいいのかなって悩むときがあります。
このブログを通じて低コストなS&P500ETFなどを活用した長期投資を知ってもらって実践してもらい、果たしてそれで、その人の人生を本当に幸せにできているのだろうかって疑問に感じる時があります。
「俺ももう65歳でサラリーマン引退か。30歳の時に偶然Hiroって奴のブログを見て米国株投資を35年間も地道に続けて今や俺も1億円の資産を持つ億万長者だ。ふ~、ここまでよく頑張ったもんだぜ、俺ってば。この1億円何に使おうかな・・。あれ、よく考えたらお金使ってやりたいことって特にないなあ。どうしようこのお金。。てか俺って何のためにここまで頑張って節約して株式投資を続けてきたんだろうか?」
↑
こんな風に思われたら嫌だなって思います。嫌というか、自分がブログで情報発信して読者を投資の世界に引き込んでおいて、結局その人の人生を不幸にしてしまう恐れがあるんじゃないかって悩むときが最近あります。
以前、こんなコメントを読者さんに頂きました。
残高が積みあがっていくのが楽しくなってきている現状では、資産が増えても贅沢にならないのではないかという気がしています。
(中略)
一周回って何のために投資してるのかわからなくなることもあります。
↑
この気持ちすごくわかります。
共感しました。
うんうんそうですよね、株式投資を地道に続けていると一周回ってなぜ投資しているのかわからなくなることって、長期投資家あるあるではないでしょうか。
改めて、自分が何のために株式投資を続けているのか?
どういう人生観を持っているのかってことを考えることが大切かなって思います。
株式投資を続けること自体は大切だと思っています。そこは自信を持って主張できます。なんらかの手段で資本所得を持たないと、どうしても資本主義社会では経済的に苦しくなりがちです。最も手軽に資本所得を得られる手段が株式投資です。私はこれからも米国株投資を続けていくつもりです。
やっぱり、先立つ金をある程度持っていないと何をやるにも選択肢が狭まりますし、心に余裕をもって生活できません。心に余裕がないと人に親切にする余裕もなくなると思います。
うちの親父はしょっちゅう酒に溺れていつも不機嫌でしたが、それは結局金がなかったからだと思います。住宅ローンや自動車ローンの支払いで可処分所得がほぼゼロで、経済的な余裕がなく心にも余裕がなかったんだと思います。だから、巨人が試合に負けたのに憤って僕のガンダムプラモデルを突然ぶん投げて壊したりするのです(幼少期のトラウマw)。
ある程度お金がないと幸せな人生を送れないと思います。それは絶対にそう思います。
金がなくても愛情と優しさに包まれた家族がいれば人生幸せだなんて言える人は稀だと思います。
お金がないと幸せになれない。確かにそうです。でもそうだとしても、あまりに「今」を犠牲にして未来にお金を繰り延べるのもどうかな~ってここ数年よく思います。
今を後悔なく楽しく生きるってのが先ず大切であって、それでも余ったお金はきちんと株式で運用するっていうスタンスがいいのかなって思います。
今を楽しむなんて言ったら、有り金全部使っちまうわっていう人もいるかもしれません笑。
そういう人もいるかもしれませんが、普通は違うと思います。今を楽しむことが大事だから、貯金300万円全額使って高級キャバクラで豪遊するぞ!っていう人は多くないと思います。
今を楽しむこと=今持っているお金を全部使う、ってわけではないと思います。
2万円の高級ディナーに毎日行っても気疲れするだけだと思います。同僚や一人で飲むなら、赤提灯の焼き鳥屋の方が美味いくらいです。
私はこのブログで米国株への長期投資を推奨しています。そこは信念を持って主張しているつもりです。米国の優良株への投資が、個人にとって最も合理的な長期運用方法だと確信に近いものを持っていますから。
ただ、今を楽しむことをあまりに犠牲にしてまで株式投資を続けるべき、というのは私が伝えたいメッセージではないなと気付きました。株式投資は人生を楽しく生きるための手段であって、株式資産を積み上げることそのものを目的とするのは止めた方がいいと思っています。
ブログ副題の「億万長者になる!」というのも変えようと思います。億万長者になることが株式投資の目的になってはいけないと思います。少なくとも私の目的はそこじゃないです。
「どう生きるのが幸せかな?」って考え悩んでいる人は大勢いると思います。
ホントに贅沢な悩みだと思います。ありがたい話だと思います。
そもそも生物的に考えたら、動物なんて生まれて生殖活動を通じてDNAを後世に残すことだけが生きる目的です。
セミなんてまさにそんな一生を送ります。10年以上土の中で幼虫として過ごして、成虫になって生きれる期間は約1カ月です。しかも天敵も多い(含人間)。その1カ月の成虫期間になんとか交尾して、あっという間に地上での一生を終えます。交尾できないセミもたくさんいるそうです。
人間も昔はそうだったと思います。
こんな話を聞いたことがあります。戦後すぐの平均的女性の一生です。10代後半くらいまでは家事手伝いをしながら学校で勉強する。二十歳前後で結婚して子供を数人産む。忙しい子育てが一段落する頃には自分も寿命を迎える。
終戦直後の日本人の平均寿命は約50年ほどだったと言われます。
昔は人間もこういう動物に近い一生を送ることが普通だったのかもしれません。もちろん華やかな文化も生まれたので、完全に動物的一生だったとは思っていませんけどね。あくまで相対的な話です。
現代は違います。医療の進歩で寿命も健康寿命も延びているし、仕事もシステム化が進んで人がやれることが減っています。
人々は(特に先進国の)めちゃくちゃに暇になりつつあるんだと思います。暇があるから「人生を如何に生きるべきか?」なんて疑問が生じるのだと思います。
普段仕事で忙しいよ!って思っているかもしれませんが、私たち人間はかつてないほど余暇時間を持て余しているのかもしれません。
そして、それはこれからもっと進行すると思います。週休3日なんてそう遠くない未来実現するかもしれませんよ。プレミアムフライデーとか言い出すくらいですから。
余暇の時間が増えるのはありがたいことです。私たち現代人は、確実に過去の遺産で食っています。先人の方々に感謝しなくてはならないと思います。
ただ余暇が増えれば、それはそれで人に悩みをもたらすのでしょう。
昔は「どういう人生を送れば楽しいかな?生き甲斐があるかな?」っていう疑問をあまり抱かなかったと思います。ただ日々を懸命に生きる、忙しく毎日を過ごす、そして気が付いたら寿命を迎えるみたいな感じが普通だったのではと思います。
今は違います。
色んな人生のコースの選択肢があります。
「ナンバー1にならなくていい、元々特別なオンリー1」なんていう歌詞の歌が結構前に流行りましたが、現代人の生活環境の変化・多様化をうまく表していると思います。色んな人生コースがあるということですね。
人それぞれ、どう生きるか色んな選択肢があって悩むことが多い時代かもしれません。結婚するしないなんていうのも、その例の一つだと思います。
どう生きるのが幸せかということに関して絶対解はないですが、やっぱり今をとにかく全力で楽しむというスタンスでいることが一般解なのかなって思います。ホリエモンが言うように。
私の好きな言葉です。
「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。」
これはマハマト・ガンジーの言葉です。
「学びなさい」とは決して机に座って勉強しろって意味ではないと解釈しています。時間を忘れて熱中して没頭できることを見つけて、子どもに戻ったかの如くそれを楽しみなさいという意味だと思います。「明日死ぬと思って」それをやりなさいってことだと解釈しています。
今という時間を本気で楽しむことが大事なんだろうなって思います。
この一節を一番大切にしていますが、もう少し続きがあります。
「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。あなたの夢は何かあなたの目的とするものは何か、それさえしっかり持っているならば必ずや道は開かれるだろう」
あなたの夢、あなたの目的は何なのかそれをしっかり持てとガンジーは言っています。自分の価値観や人生観を確立させて、自律しろということだと解釈しています。
今を楽しむためにお金が必要であれば、その楽しみより投資を優先する必要性は全くないと思います。
大事なことはただ株式資産を積み上げるのではなく、自分の人生の価値観や目的をなるべくはっきりさせて、自分が幸せを感じる急所を自覚して、その実現のために株式投資を利用することだと思います。
無理に配当を再投資する必要なんてないと思います。
株式投資は、楽しく生きるための手段に過ぎません。
20年後、30年後「自分の人生に後悔はなかった!」とあなたが自信を持って言えるように、株式投資を徹底的に利用し尽して欲しいです。株式投資に飲み込まれないで欲しいです。
尖った考えを持った人だなーと思っていましたが、↓
https://growrichslowly.net/no-my-home-car-insurance-girls/
今日の文章はかなり同意できます。
私はこれまで短期トレードばかりでしたが、基本的には最初に証券口座に入れた資金をグルグル回すだけで、追加投資はしていませんでした。楽しく余裕のある人生を送って、それでも当分は余るであろう資金で株式投資する感じです。長期でも基本的には同じスタンスで投資するつもりです。短期の頃と同様にキャピタルゲインは当然、インカムゲインも再投資に回すつもりです。会社から給料をもらっていますので、それが黒字になっている以上は証券口座から出金する必要が無いですし、だからといって証券口座で遊ばせておく理由もないからです。
言い方を変えれば、配当再投資が困難なレベルまで投資に回したり生活水準を下げるというのは間違っているのでは?と考えています。今日の記事と同じですね。本ブログを読みながら「えーそこまでしなきゃダメなのかなー」と思っていたので、少しホッとしました。
・・・彼女さんでもできましたか?(あるいは結婚とか)
私はゆうちょ口座はパートナーのように余裕をもって使い、SBI口座は奴隷のように全力で働いてもらっています。
こんにちは。
ブログを始める際にネット文章の勉強をしたのですが、そこで「尖った文章を書きなさい、さもないとあなたの文章は読まれない」と学びました。
そこで、特にブログ開始初期は自分なりに尖った記事を書くように心掛けていました。
一応今でも心がけているつもりです。
ただ主張したい内容自体は常に本音を書いてます。
伝え方やちょっとした言葉尻を尖った感じにするように努めてきました。
なので、尖った感じの文章に感じて頂けるのは書き手として嬉しいことです。
ただ、私はリアルな性格は全く尖っておらずむしろ丸いので、ブログ文章を尖った感じにするのに違和感感じたというかちょっと苦労しましたね笑。
ちょっと演技も入っていますので。
(なので尖ったこと書いていたら、ああ演技がんばっているな~と冷ややかに見ておいて下さい。)
ご連絡頂いた記事に書いた意見は今もそれほど変わっておりませんがね。
やはり、家や車、保険といった固定費には敏感でいた方がいいと今でも思っています。
いくら配当を好きに使いましょう、今を楽しみましょうとは言え、やはり固定債務を過大に負ってしまうと人生の柔軟性・選択肢が失われます。
私にとって人生の柔軟性が失われるの嫌なんですよね、自由がいいです。
ここは人それぞれだと思います。住む場所を固定化した方が安心という人もいるでしょうから。
一方でキャバクラは常識の範囲内であれば好きに行けばいいんじゃないかって最近は思っています。
これは固定費ではありませんし。
投資は余裕資金でやるべき、とはまさにその通りですね。
今の生活を犠牲にし過ぎてまで投資に資金を回すのは本末転倒な気がします。
ただ、高配当戦略であれインデックス投資であれ、一定上の投資案本を確保しないと株式投資の経済定期恩恵を感じれないのもまた事実ですね。
ここもバランスかもしれません。
個人的には、25歳頃に1年ほど「節約の鬼」になり相当額の投資の種銭を準備しました。
それが良い選択だったかわかりませんが、その頃の種銭のおかげで今の投資額があるのも事実ではあります。
明確に金額で示せるわけではありませんが、先ずは100万円は投資資金として確保したいところですね。
コツコツが大事とは言え、毎月1万円の投資では事実上何も変わらないと思います。
>SBI口座は奴隷のように全力で働いてもらっています。
そうですね笑。
私も楽天証券の口座には24時間奴隷のように働いてもらっています。
これが資本所得のいいところですね。
PS
結婚する予定は今のところ特にないですよ~。
本当おっしゃる通りだと思います。
前にも言ったことがありますが、ホリエモンの
「歳を取ってからお金をたくさん持ってても意味がない、
今だって(若いころと比べて)焼肉食べようとしても胃がもたれますもん」
という言葉に価値観を壊され、ある程度消費を楽しむようになりました。
とはいえ歳を取ってからすっからかんでは元も子もないので
そのバランスをいかに上手くとるかですね。
私はHiroさんのブログ記事を見なければ米国株は個別銘柄は買わずに
ETFのみを買っていたと思うのでそういう意味では
Hiroさんは私の価値観を変えたと思います。
それにHiroさんのブログ記事を見なければ私もブログを始めたいと思いませんでした。
私もHiroさんのように人の価値観を変えられる書き手になりたいですね。
ホリエモンは人生と楽しく生きるための本質的なことをズバズバ言ってくれるので、そのメッセージにグイグイを引き込まれます。
以前記事で、ブログ運営のコツは「同じメッセージを繰り返し何度も主張すること」だと言いましたが、それを実践しているのがホリエモンだと思います。本人は意識していないかもしれませんが。
歳を取ってからお金をたくさん持ってても意味がないとは、本当にその通りですよね。
記事内でも書きましたが、私は若いころただただお金が欲しいだけでした。
書籍を読んで他人の価値観に触れたのもありますが、自分が社会人として8年間やってきたなかで価値観や人生観も少しづつ醸成されてきた感じです。
自分なりの価値観を確立しましょうとか簡単に言いますけど、経験が少ない若者にそれを求めるのは結構酷だなと思うんですよね。学生時代までの経験って所詮消費者として経験が大半ですから。
社会に出て、社会に揉まれる中で自分の人生観を見つめ直すことの方が多いと思います。極論言えば学生時代まではみなどこか遊び気分が抜けないから、本気で人生のことを考えないと思います。もちろんどういう仕事をしたいのか、どの会社に就職するのかということについて真剣に考えるでしょうが。
歳をとってからお金をたくさん持っても仕方ないというか、もっと言えば何歳であろうとお金だけたくさん持っていても意味はないと言えるのかもしれません。
まあ、ある程度の金銭的余裕は心にゆとりをもたらすという意味で必要だとは思いますが。
お金が欲しいということからマネーの勉強をして、そうして一周回ってマネーは紙くずだって気付いた感じです。
将来は”不確実”だと言いましたが、衛生環境が整った日本では近い将来は”ほぼ確実”ですものね。
30歳前後の死亡率なんて僅か0.05%です(厚生労働省の資料によると)。
ありがたいことに99.95%の確率で未来は訪れます。
だから、完全に全財産を今消費するのは不合理ですね。
おっしゃる通りバランスが大事だと私も思います。
マインド、心持ちとしては「なるべく惜しまずに使う」という精神でいた方が健全なのでしょうね。
私だけかもしれませんが、株式資産残高を積みあげること自体にも若干の喜びを感じている自分もいます。正直言って。
そこは意識的に改革していかないと人生後悔しちゃいそうです。
この記事は自分に対する自戒の意味も込めて書きました。
もっと遊んで、積極的にお金を使っていきたいです。
育った環境的にどうしても節約マインドが染みついているので、それを打開せねばと思っています。
>Hiroさんは私の価値観を変えたと思います。
そう言って頂けて嬉しいです。
少しでもジグソウさんの人生に貢献できていれば幸いです。
おはようございます。
私もHiroさんと同意見です。ただ、遊ぶためにはお金がかかるので、結果株式投資額が減ってしまう。バランスが難しいです。
私は30歳になるまでに、株式投資額1000万円と全都道府県旅行を目標としています。現在投資額はETFのみですが800万円、全都道府県旅行の目標は達成しました。
今年の夏休みは海外旅行予定です。運転も好きなんで車も持っています。ホテル泊まるのが大好きで今年は既に20日くらいホテルに泊まっています。笑
お金を使うって素晴らしい‼︎
株式投資(将来のための貯金?)は楽しく大事ですが、それだけには縛られないようにしたいですね。将来も大事ですが、今楽しむことはもっと大事です。
どうも、こんにちは。
バランス難しいですよね。
「今を楽しむこと≠今すべてのお金を使う」と記事で書きましたが、旅行などが趣味だとどうしてもお金は消費しがちです。
旅行などの形に残らない経験にお金を投じていくことが一番いいお金の使い方かなって最近思います。
米国優良企業もだいたい目に見えないブランド力やのれんなどを持っているものです。
目に見える固定資産はなるべくマイバランスシートから切り離したいです。
でも「運転するのが好きだから車買う」ってのはいいですね!
それは実質的には車という固定資産を買っているのではなく、運転する楽しみをいつでも味わえるという無形資産を買っていると言えますね。
そういう買い物は素敵ですね。
>全都道府県旅行の目標は達成しました。
いいですね!
偶然なんですが、実は私も同じようなこと考えています。
海外旅行で全世界制覇はちょっとハードル高いので、先ずは日本国内をプラプラ回ってみようかな~と思っています。
そんなこんなで、今は四国にいます。
遅めの夏季休暇を頂いて、今まで足を踏み入れたことがなかった四国に上陸してみようと思い目的もなく四国にきました。
今、高知のカフェから返信書いています。
香川のうどん、高知のカツオ・青さのり・チャンバラ貝なるもの、どれも美味しかったです。
>今年は既に20日くらいホテルに泊まっています。笑
私もホテル宿泊日数だけなら負けてないかも笑。
普段ボロマンションなので、たまにホテルに宿泊すると安いビジネスホテルでも大満足です。
昨日はスーパーホテルで一泊5千円の安値でしたが部屋は綺麗で満足です~。
私にとっては普通に高級ホテルです。
>お金を使うって素晴らしい‼︎
ですね、ホントそう思います。
使ってなんぼですよね。
株式投資で蓄財することと、お金を使って人生を楽しむことって相反する面があってブログでのメッセージ発信方法に困ることがたまにあります。
株式投資は貴重な資本所得の手段として大切ですが、あくまで人生を楽しむ手段ですよね。
そこを常に忘れずに投資を続けていきたいです。
またそういう情報発信を心がけたいと思います。
こんばんは!!
いやー、高知に来てたんですね!
さっき、読んでいてビックリしました。
コメントの時間を見てみたら、自分も昨日は休みで高知市内(妻の実家が在るため)に久しぶりに居たんですよ。
かなり、接近していたと思います。
しかも2ヶ月半ぶりに行ってたんですよ。(私の住所は、四万十市です)
ついでに、最近価格が上昇中だった白金地金100gを売却しました。
売却収入は、いいもの食って、残りはもちろん米国株にぶっこみます!
で、もう帰っちゃいましたか?
こんばんは!
そうなんですよ。
この夏は札幌に行こうと思っていたのですが、急遽予定変更して四国に行きました。
ご連絡差し上げようかな~とも一瞬思ったのですが、あまりに急だったので失礼かと思い連絡は控えました。
今はもう福岡に来ております。
そしてすぐに東京に戻る予定です。
Kentaさんも高知市内にいらっしゃたのですね。
すれ違っていたかもしれませんね笑。
ちなみに私は日曜朝市を歩いて、その後ひろめ市場におりました。
ひろめ市場のかつおのたたき定食がとても美味しかったです!
高知、ご飯美味しいですね。
2ヶ月半ぶりに行ってお互いに予定がバッティングするって偶然でしたねw。
頻繁に高知市に出るもんでもないのですね。
結構遠いですもんね。
>白金地金100gを売却しました。
そうか、Kentaさん金現物お持ちでしたね。
最初聞いたとき驚きましたよ。
売却収入で美味しいご飯をたべて、余ったお金を株式投資するって理想的ですね。
非常に残念です。会いたかったなー。
日曜なら駅前のK’sデンキへ、月曜は帯屋町でプラチナを換金、スタバの前も通りましたw
高知は食べ物も美味しく、自然も豊かで空気も良いので最高ですよ^^
早速、昨晩はMMM,MO,Tを買っちゃいました。
円高もあってかなりの赤文字ですが、毎月配当貰って頑張ります!
次来るときは、連絡くださいませ。
帯屋町のスタバの前通りましたか!?
それは間違いなく、半径5M以内にはいましたね笑。
しかも私は2階から外を結構眺めていたので、知らぬ間にKentaさんのことを見ていたかもしれませんね。
高知は自然も豊かですね。
今回は桂浜に行ってきました。
四万十の方も行ってみたかったですが、時間の関係でパスしました。
私、国内旅する主な目的は現地の美味しい食べ物です、観光よりもw。
高知の食べ物はとても美味しかったので、また機会あれば行きたいです。
その際は、是非よろしくお願いします。
>早速、昨晩はMMM,MO,Tを買っちゃいました。
いいですね。
MOやTなんて今私が狙っている銘柄です。
配当を愚直に追い求めていれば、勝手に投資リターンは付いてくると思います!
Hiroさん
いつも楽しくブログ拝読しています。
色々な切り口で話題・意見を提供して下さり、考えさせられることも多いです。有難うございます。
「配当金は無理に再投資しなくてもいいんじゃないかな~」
私がいつも拝読しているブログ(投資ブログランキング№ワンの方)は、「値上がり益ではなく安定した配当金によるリターンを狙ってそれに叶う、株主還元=増配重視の銘柄のみに投資する。配当金はリバランスのため再投資する。」という投資方針をぶれることなく貫かれており、それはそれで素晴らしい考え方だと思っています。
しかし、一般的には配当金以外に主に元本の増加を期待しての投資(一般的には多くの方がそうだと思います)ですから、配当金ぐらいは今自分が欲しいもの、やりたいことに使っても良いと思います。
”今何をしたいのか、どうありたいのか”をまず考えて実行してみるのは日々の暮らしにゆとりをもたらすとても有意義なことだと思います。私も、金額はしれているのでささやかですが、家族で食事をしたり、読みたい本を買ったりと何かしら小遣いではまかなえないような事につかってきました。
「どういう人生を送れば楽しいかな?生き甲斐があるかな?」
論点は人生観にまで拡がってますね。若い方にはピンとこないと思いますが、私(還暦過ぎ)の歳になると否応なしに、人生の終末として死というものをまざまざと意識するようになります。そこで考えた結果の私の結論なのですが、人にとって”死は決して避けることの出来ないもの”であり、どうすることも出来ない、従って、自分の人生が良いもの、意義あるものだったと思えるようにするには、”どう人生を終えるか”ではなく、”どう(今を)生きるか”ということに尽きると思うのです。別に刹那的に生きるということではなく、自分の思い、意思に正直に日々を生きる・その積み重ねが振り返ってみて充実した人生だったと云える、そんな風に思えるのです。私自身はそんな風に生きてきたとはとても言えませんが、遅ればせながらこれからの日々をそんな風に過ごしていきたいと思っています。
繰り返しになりますが、若い方には想像しにくい話かもしれません。でも歳を重ねればきっと「あの時そんな話を聞いたな」と思い出す日がくるはずです。お気にさわりましたら年寄りの余計なおせっかいと聞き流して下さい。
SOUTHPAW-YASUさん、
いつも大変お世話になっております。
投資ブログランキング№ワンの方(=バフェット太郎さん)のブログは私も毎日拝読しています。
米国株投資のポートフォリオを作るにあたって一番参考にさせて頂いたブログがバフェット太郎さんのブログですので。
いつも勉強になります。
配当を再投資することで株数を増やして株式時価の最大化を目指す投資法が、配当再投資戦略です。
配当を再投資するというのは投資リターンの追求という意味では必須だと思います。
かつては投資リターンの極大化をとにかく目指していましたが、それは株式投資をする本来の目的ではないなと改めて最近よく思うので記事を書いた次第です。
どうしても資産最大化を意識してしまうものですし、その姿勢自体は別に間違ったものではないと思います。
企業が利益の最大化を目指すように、投資でも投資利益の最大化を目指すのは自然なことです。
ただ企業の目的も究極的には人を幸せにすることだと思います。
会社は人ありきの社会的な存在に過ぎません。
商品・サービスを提供して顧客の人生を幸せにすること、その利益を還元して株主を幸せにすることが企業の存在目的だと思います。
株式投資も同じかなと思います。
株式投資を実践している各投資家のみなさんが、株式投資を通じて幸せにならないと株式投資を続ける意味はないと思います。
おっしゃる通りで、株式リターンの大半はキャピタルゲインから得ている人の方が多いですね。
シーゲル教授は株式リターンの97%は配当であると言いましたが、それは130年以上も投資を続けた場合のモデルケースです。
S&P500やNYダウインデックスに投資している人にとっては、キャピタルゲインも無視できない重要な利益になります。
分配金は税金が掛かるデメリットがありますが、メリットとして資金使途の裁量権が株主に渡るという点があります。
そこが勝手に再投資されないETFや株式投資のいいところです。
そのせっかくの裁量権を存分に活かして、使うところは使う、余剰が出れば投資に回すと柔軟に意思決定すればいいのかなと思います。
>”どう人生を終えるか”ではなく、”どう(今を)生きるか”ということに尽きると思うのです。
貴重なご意見ありがとうございます。
人生経験豊富なSOUTHPAW-YASUさんにそう言って頂けると、記事で書いた価値観は間違ったものではないと再確認できます。
(価値観に正しいも誤りもないとは思いますが。)
「死」というのは意識し過ぎると恐怖感を感じるものですが、でも人生は有限だからこそ生き甲斐があるのだと思います。
有限だからこそ、目標を持って時間を大切にしてメリハリのある刺激のある人生が送れるのだと思います。
トレード・オフに悩まされることもありますが、時間が有限である以上必ず何かを捨てる必要があります。
自分にとって重要でないことは捨てて、自分が価値を感じることに資源を集中する必要があります。
それを無意識であれみな実践しているのだと思います。
だからこそ、ビジネスが生まれます。ビジネスとは他人がリソースを割けないことを代わりにやることだと思いますから。
人の多様性も生まれます。
時間の有限性が世の中を面白いものにしていると思います。
「今」を大切にしたいと思います。
私は、自分のブロガーとしての欠点として投資ブロガーにしては若輩者過ぎるという点があると自覚しています。
投資ってどうしても経験がないと説得力に欠ける面があります。
少しでも主張に説得力を持たせるために、ブログ自己紹介欄にしっかりと「公認会計士」と明記しておりますが経験には勝てません。
ましてや、人生論的な話になると余計に説得力がなくなります。
「30年しか生きてないお前に何がわかるんや?」と思われても仕方ありません。
私も中学生が人生論や死生観を語っていたら、多分白けた目で見てしまうと思います。
そんな中、私の2倍以上も長く生きているSOUTHPAW-YASUさんにこのようなコメント提供して頂けると、記事内容の説得力も増します。
「ああ、やっぱり60年生きたこられた方も「今」を大切にすべきと言っているんだ」って思ってくれる人が多くいると思います。
とても貴重なコメントをありがとうございました。
hiro様
はじめまして。
最近投資に興味を持ち始めたムカイと申します。
いろいろと投資関連のブログを漁っているうちにたどり着き、興味深く拝読させていただきました。
投資知識だけでなく、投資哲学?についても多く書かれていたので、少しお考えをお聞かせ願いたいことがあり、突然で不躾かとは思いましたが、コメントさせていただきました。
私自身は今後、投資先候補の1つとしてヘッジファンドを考えております。そこで、先日某ファンドの方に直接お会いし、投資手法について細かくお伺いいたしました。
端的に述べると、いわゆるアクティビスト運用と呼ばれる手法で、主に潜在価値を持った中小企業にたいして株主権の行使によってその価値を能動的に引き上げることで、リターンを創出するというものでした。
高いリターン成績に興味を持って(もちろんリスクやマージンについても十分な説明を受けました)面談に臨みましたが、中小企業の成長を促し、社会に利することが目に見える投資手法についても、個人的には好感を持ちました。
ただ、なにぶん勉強不足なので、ある程度投資に精通している方は、この手のアクティビストファンドについてどのような見解をお持ちなのか知りたいと考えています。
最低1000万前後から投資は可能とのことなので当然hiro様はご存知だと思いますが、選ばない理由について(信頼度の低さ、手数料の高さ、手法が合わない、など)お聞かせいただけると幸いです。
ちなみに私の投資スタンスとしては、運用にあまり情熱や時間を割くつもりはないので、最低限のアセットロケーションなど以外は、基本的に信頼のおけるプロに一任したいと考えています(怠け者ですみません)。
ご意見よろしくお願いいたします。
ムカイ様
ブログご覧いただき、ありがとうございます。
>最低1000万前後から投資は可能とのことなので当然hiro様はご存知だと思いますが、選ばない理由について(信頼度の低さ、手数料の高さ、手法が合わない、など)お聞かせいただけると幸いです。
こちらのご質問の件ですが、期待外れで大変申し訳ないですが私はヘッジファンドを選んでいないというか、そもそも選択肢にすらなかったです。
ヘッジファンドと言えば、大学の資金や公的年金資金を運用する機関投資家が積極的に投資する印象を持っています。
個人投資家がヘッジファンドに投資するというのはかなり稀なケースだと思います。
ということで、ヘッジファンドに投資するかしないかの検討すらしていなかったのが本音です。
改めて「ヘッジファンドに投資しますか?」と問われれば答えはNOですかね。
ヘッジファンドの手数料は「2アンド20」と呼ばれるものが一般的で、これは信託報酬2%に加えて成果報酬20%が手数料として取られるという意味です。
この高額な手数料をペイしてもなお、市場平均を長期で超え続けることができるヘッジファンドは稀な存在だと思います。
確かに最近ヘッジファンドのリターンは改善傾向にあります。
特に新興国株を対象としているヘッジファンドのリターンが好調なようです。
ただこのヘッジファンドの良好なリターンが未来永劫続くとは思わない方が賢明だと思います。
ヘッジファンドは様々なデータ分析や実地調査から理論価値と価格のゆがみをみつけて超過リターンを得ていきますが、それはゼロサムゲームの投機の世界です。
投機が悪いという意味では決してありません。
投機は社会に必要な機能です。
ですが、ゼロサムゲーム(理論的には期待リターンが0)を長期間続けるとどうしてもリターンはゼロに近づきがちだと思います。
もちろん飛びぬけて優秀なヘッジファンドは長期でも高いリターンを実現することができますが、それを事前に見つけるのは困難だと思います。
ヘッジファンドへの投資を否定するつもりはありません。
ただ、1000万円もの大金をいきなり突っ込むのはちょっと慎重になった方がよろしいと思います。
ヘッジファンド模倣のETFに資金の一部を振り向けるという方法に留めるくらいがよいかもしれません。
ヘッジファンド型ETFであれば手数料も1%未満であるのが普通です。
ただし、ヘッジファンド型のETFは市場平均との相関が高いため、であれば初めからより低コストなインデックス投資でよいのではという考えもあります。
>運用にあまり情熱や時間を割くつもりはない
なるほど、であれば確かにヘッジファンドなどのプロに一任するのもありですが、ETFや投資信託を買うのもありだと思います。
これらは一つ商品で複数の銘柄をパッケージしていて手数料も安いです。
投資家は一度買ってしまえば、あとは何もする必要はなくほったらかしで大丈夫です。
「運用にあまり情熱や時間を割くつもりはない」というニーズを満たせると思います。
ムカイ様が投資に求めることは何でしょうか?
想定投資期間と、求めるリターンによってあるべき投資戦略も変わってくると思います。
もし1年間で50%以上のリターンが欲しいなら、私がやっているような大型優良株への投資では無理です。
おっしゃる通り、ヘッジファンドに投資するなどして投機的な要素をある程度取り入れる必要があります。
もし30年間で年率7%~10%程度のリターンを求めてらっしゃるのなら、S&P500やNYダウに連動するETFを買われた方がよろしいと思います。
ヘッジファンドへの長期投資には慎重になった方がよいと思います。
以上、参考になれば幸いです。
もし追加でご質問あれば遠慮なくどうぞ。
hiro様
さっそくのお返事ありがとうございました。
大変参考になるご意見ありがとうございます。つまり、アクティビスト投資(バリュー投資)自体に懐疑的ということでしょうか? 個人的には空売りなどを駆使するファンドと違い、投機的な要素は薄く、長期投資に向いてると感じたのですが……。
ただ、おっしゃる通り、高い手数料をペイできるほどの高リターンを出し続けられるかという点では、私も慎重になっております。
漠然とですが、手数料を差し引いた実質の期待リターンでは、10年ほどの期間で平均10〜15%を想定しておりました。
とくにすぐ資金を増やしたいわけでもないので、投資信託等含め、改めて総合的に検討してみたいと思います。
ありがとうございました。
ムカイ様
ご返信ありがとうございます。
ちょっとグローバル・マクロ戦略のヘッジファンドの話をしていたかもしれません、すみません。
ムカイ様がお考えのヘッジファンドは、どちらかというとロング・ショート戦略を採用しているヘッジファンドですね。
確かに投機的要素は相対的に薄く、企業の本源的価値を見極める投資法です。
アクティビスト投資自体の存在意義には私は肯定的です。
やはり株主として権利をきちんと主張して、企業価値を向上させるのは社会に価値を生むことです。
ハンズオンの再生コンサルに似ている面があるかもしれません。
ただ、アクティビスト投資の長期投資リターンにはやや懐疑的ではあります。
長期的に市場平均を超えるリターンを上げ続けたヘッジファンドの数は少ないのが現実ではありますので。
>10年ほどの期間で平均10〜15%を想定しておりました。
具体的な数値をありがとうございます。
ムカイ様は短期的にすぐリターンは欲しいのではなく、ある程度長期で市場平均を少し超える程度のリターンが欲しいということですよね。
やや高い目標かもしれませんが、優良米国株への投資でも可能な範疇かもしれませんね。
10年では測定期間として短いかもしれませんが。
ヘッジファンドについては私はあまり詳しくないので、これ以上はすみませんが申し上げられません。
ただ、少なくとも投資資金の大半をヘッジファンドに突っ込むのは慎重になった方がよろしいとは思います。
分散は必要だと思います。
>投資信託等含め、改めて総合的に検討してみたいと思います。
そうですね、ぜひETF等もご検討下さい。
よろしくお願いします。
こんばんは。
Hiroさんのブログに影響されて、今年の六月よりNISA口座で細々と米株の買い増しを続けてます。投資を行っていく上で、自分のような駆け出しの社会人にとっての問題はやはり種銭がないことです。ニュースや国際情勢、為替などを調べれば調べるほど欲しい銘柄は増えていき、数多ある米株関係のブログを覗くけば、やれ億り人だのセミリタイアだの配当何百万だの…まるでショーウィンドーの前の子供状態です。
でもここ1カ月の内ふと立ち返ってみて、自分はいったい何のためにお金が欲しいのだったかと考えることが増えました。(なので今回の記事は僕にとってかなりタイムリーです)
種銭を貯めるために同期の誘いを断ろうとしたり、友人の結婚式の祝儀金をケチるか悩むなど、拝金主義に流されそうになったことが多々ありました。
しかしこれはとんでもない罠だとすぐに気づくことが出来ました。
ひたすら誘いを断って孤独に株を買い続ければそりゃあその分金持ちにはなります。
ただそれと引き換えにして、自分の家族や友人との関係性、ましてや我が子を負債と考えるような人間に流されてしまうのは、人の生きる道としては最大の損失と言えるでしょう。
キャッシュのフローは大事ですが、キャッシュにフローされてはダメですよね笑
このブログを見つけて株式投資を始めるような人は、遅かれ早かれ自分の頭で考えて行動できる人だと思います。ですのでHiroさんが悩むことは何一つないと断言できます。
宝くじで一億円当てた人と自分で工夫して一億円稼いだ人、デジタルの数字上では同じですが…あとは言わずもがなです。
突然ですけど、ダニエル・ノリスって知っていますか?
メジャーリーグのピッチャー、花形です。契約金は二億円!
普通なら高級車を乗り回したり家買ったりパーティーに行ったりしますよね?
でも彼は一味違います、契約金の一部をボロボロのVWのバンを買うのに使い、趣味のサーフィン、ロッククライミング、写真に集中するために定住せずにバンの車内で暮らしています。
本業の野球と同じくらい、趣味の方にも真剣に向き合って生きているんですね。
彼を知った時とてもショックを受けました。
なんたってまだ24歳らしいです(僕が25なので余計にショックでした笑)
いつぞやかブログで朝の時間にサーフィンをするパン屋さんの話を取り上げてましたよね?
周りに流されないで好きなことをやってる人に僕はめちゃくちゃ憧れます。
https://www.youtube.com/watch?v=029sIRoasEw ←暇なときにどうぞ
普段めったに文章を書くことがないので、とても新鮮で時間をかけてコメントを書きました。
(その割にグダグダまとまってなくて…しかも長いし…苦手です)
こんなに読みやすいブログ書く、ましてや毎日更新するってのは並々ならないことだと思います。
引き続き応援してます!
こんばんは。
25歳のお若い方からコメント頂けて嬉しく思います。
25歳と言えば私が投資を始めた年齢と一緒で、勝手に親近感を覚えます。
>調べれば調べるほど欲しい銘柄は増えていき・・
ですよね。
そのお気持ちわかります。
米国市場には長期保有に耐えられる優良企業が山ほどあります。
たとえばモーニングスターがEconomic Moat判定でWide(最も濠が深い)と判定している企業だけで100以上もあります。
個人が個別株でポートフォリオを組むときの適正銘柄数は10~20程度だと考えています。
仮に候補が100あるとしたら90ほどを捨てる必要があります。
あまりに銘柄が増えすぎると管理が大変になりますので。
「選択と集中」という言葉がありますが、選択したらそれに集中するのは当たり前であって難しいのは捨てることです。
人生でも投資でも捨てるって難しいなって思います。
私も今月はポートフォリオを整理しようと思っており、銘柄選びに悩んでおります。
さっきもスタバで考えていました。
>自分はいったい何のためにお金が欲しいのだったかと考えることが増えました。
いや~、投資を始めたばかりの25歳でこの境地に至れるのは凄いと思います、、尊敬します。
私は投資を知った頃、始めたころなんて、カネカネカネしか頭になかったですよ笑。
金銭リターンのみを追い求める日々。
どうしても金が欲しかったです。
でも記事に書いた通り、金だけあってもしゃあないとここ1,2年で漸く気付きました。
遅すぎですが、気付いてよかったです。
有り体な表現ですがお金は使ってナンボですよね。
たくさん金融資産を残して人生を終えることに私は意義を感じません。
子供に相続するという発想は尊敬しますが、それが本当に子どもを幸せにするのは疑問です。
タイムリーな記事を提供できてよかったです!
ドブさんのお考えは正しいと思います。
そういった考えを持って、無理ない範囲で株式投資を続ける程度がちょうど良いと思います。
投資ブロガーはどうしても金融資産を多く持っている人が目立ちますが、変な競争心は不要だと思います。
金融資産を積み上げることが目標になると本末転倒です。
資本所得(配当)を増やすと人生の選択肢が増えると思うので、ある程度の追加投資も必要かもしれません。
しかし、米国優良企業は毎年しっかり増配してくれるので既存の投資分を売却せずにホールドするだけでも資本所得は勝手に増えます。
将来の配当を求めるがあまり今を過剰に犠牲しては意味ないですよね。
ダニエル・ノリスのお話ありがとうございます。
全く知らない方でしたので、興味深く動画観させて頂きました。
英語がしんどかったですがw。
いいですよね、私もダニエル・ノリスのような価値観は好きです。
物にお金を使うのではなく、経験や体験にお金を使うって意識的に実践したほうが幸せになれる気がしますね。
億単位稼ぐ野球選手などは、その財力や名誉を誇示したい感情もあって高級車や高級マンションを買う人が多いのだと思います。
もちろんその感情も普通だとは思います。
誰にでも周囲からの承認欲求はあると思いますし。
何よりきちんと稼いでいるわけなので、高額品をバンバン買ってなんら問題ないですものね。
でも、その承認欲求を捨てて、自分らしいライフスタイルを追求する価値観の方が素敵で共感できますね。
まさに「今」を真剣に楽しんでいる人生なんだろうなって思います。
趣味も真剣にやるって感じがプロ野球選手らしくてカッコイイです。
価値観は人それぞれなので、高級車を乗り回すのが好きな人は(庶民は関係ないけど)それはその選択でいいのでしょうね。
ただ思うに、自分がどういうライフスタイルを送りたいのか自問せずに、なんとなくの社会の価値観に染まって高級車を買ったりしている人も多いと思います。
やはり生まれて最初の20年くらいはどうしても自分の価値観って確立できなくて、親や友人、社会一般の常識に染まってしまいがちです。
大人になってから「自分が何をしたいのか、どこに住みたいのか、どんな生活をしたいのか、どんな人と生活したいのか」ということを真剣に考えた人が、幸福な人生を送れるのかもしれませんね。
普段文章書き慣れていないと、これほど書くのは大変ですよね。
わかります、私も最初は苦労しましたから。
お忙しいところ、熱いメッセージをありがとうございます。
せっかく投資の世界、しかも長期投資で最も合理的と思われる米国株投資の世界を知って頂いたのであればぜひ投資は続けて欲しいです。
人生の選択肢がきっと増えると思います。
心に余裕が生まれると思います。
でも無理はされず、今を最優先に片手間で投資を続けて頂ければと思います。
今後ともよろしくお願いします!
いつも勉強させて頂いています。
株の勉強をしていると長期的視野で考えてしまう癖がついてしまいますね。遊びにも行かず、節約して投資するのが当たり前になってしまいます。30代前半でこんな考え方になってしまったのは、きっとHiroさんのせいだと思いますw
ただ私には3才息子がいますが、家族との思い出づくりだけには、惜しまずお金を使いますね。ただ節約するだけの人生はつまらないですから。株式投資は人生を楽しく生きるための手段に過ぎないという言葉にはグッとくるものがありました。
思うんですけど、今を楽しもうって世間では当たり前のことなんですよ。一周回って何のために投資してるのかわからなくなるということに共感する人が多いのは、きっとHiroさんの読者がレベルの高い人たちなのだと思いました。
お久しぶりです。こんばんは。
いつもご覧いただきありがとうございます。
株式投資の王道は長期投資ですから、やはり長期的視野になりがちですよね。
「今を楽しみましょう」というメッセージと「株式投資を続けましょう」というメッセージは相反する面がありますよね。
バランスが大事としか言いようがないです。
>30代前半でこんな考え方になってしまったのは、きっとHiroさんのせいだと思いますw
すいません!
今回の記事でちょっとばかし罪滅ぼしができていれば幸いですw。
人生=時間ですからね。
どういう人生を送るのか=どういう時間の使い方をするのか、だと思います。
家族との思い出づくりをケチって投資をする意味は全くないですよね。
私は独身なので、その辺りのメッセージは欠けがちかもしれません。
家族を持ちながら株式投資を続けている方は凄いな~と思います。
>今を楽しもうって世間では当たり前のことなんですよ。
なるほど、こちらこそこの言葉にグッときました。
確かに世間の常識は投資家の非常識、投資家の常識は世間の非常識ですね。
みんな当たり前のように今を楽しんでいますものね。
「隣の億万長者」的な考えで生活している人は稀ですよね。
稀だからこそ「隣の億万長者」という書籍が注目を浴びるわけですし。
株式投資を人生を楽しむ手段として認識して頂くことが読み手の利益になると今回改めて理解できました。
そういう情報発信を心がけていきたいです。