妻が私のクレカでお買い物してました

妻には私の口座から落ちる家族カードを渡しています(楽天カード VISA)。主にスーパーで食料品を買う用です。

うちは結婚後も財布は別々ですが、日常の食費は基本的に私が負担しています。いくら食費を使ったか計算して毎月半分を請求するとか面倒なので。

自炊の頻度もさほど多くはなく、毎月スーパーなどでの食料品に使っているお金は多分3万円くらいかなと思います。

そういう二人で食べる食材やちょっとした日用品は私のクレジットカードで払っていいよ、と言っています。

ただし、自分のものは自分で買うルールです。たとえば、仕事の昼休みにコンビニで弁当を買うのに私のカードを使うのはタブーです。もちろん、自分の服や化粧品に家族カードを使うのもルール違反です。

先日、年末ということもあってクレジットカードの明細を久しぶりにチェックしていました。いやチェックという意識はなく、どんなもの買ってたかな~っとボーっと眺めていただけです。

楽天のWeb明細は私の主カードと妻に渡している家族カード、どっちを使った履歴なのか判別できるようになっています。

明細を見ていると、な~んか家族カードの使用履歴で身に覚えのないものが多々見つかったんです。

12月25日:ファミリーマート 319円
12月23日:まいばすけっと 298円
12月22日:ファミリーマート 319円
12月21日:セブンイレブン 168円

んん??なんだこれは。

こんな感じで、数百円の買い物がちょくちょくありました。家庭の食料品はスーパーで買っているはずで、コンビニでの買い物を私のカードでやっている認識は全くありませんでした。

なんだろうと疑念に思い、年末に実家でゆっくりしていた中ではありましたが、妻をやんわり問いただしました。

はい、でした。

最初はゴニョニョ言い訳してましたが、結局「ごめん・・」となりました。

11月頃から、お昼のサンドイッチや朝食のヨーグルト、コーヒーなどを旦那(私)のカードで買っていたとのこと。試しに数百円買ってみたら何も言われなかったから、「確認してないな、しめしめ」と思い11月頃から「犯行」に及んでいたそうです笑。

そりゃ、私もいちいち妻のカード使用履歴なんて確認してないですよ! そこは信頼してますから。よほど想定外の引き落とし額にでもならない限り、過去のクレジットカードの明細を細かくチェックなんてしません。その辺はざっくり管理です。

今回は年末で時間があったし久しぶりにバランスシートを作っていたこともあって、カードの使用履歴を見ていたに過ぎません。偶然「犯行」を見つけましたが、このままスルーしていた可能性もあります。

まあ、どこかで気付くとは思いますけどね。2ヶ月で気づいて良かったです。

お金の問題ではない。信頼関係の問題。

細かく計算はしていませんが、被害総額は2~3万円くらいかな。

「結婚したんだから、嫁のサンドイッチ、ヨーグルトの数万円くらいでごちゃごちゃ言うなよ。甲斐性ないな~」と思われるかもしれません。

それはごもっとも。別に3万円程度のちょっとした軽食のお金を負担するくらい構わないです。お金を返してなんて言うつもりはないです。

ただ、問題はお金じゃないですね。

これが消費者金融からの借金が500万円あることが見つかったとかなら家庭のお金の問題に発展しますが、今回は数万円の使い込みが発覚しただけなので家計にダメージはありません。

問題なのは本人に悪気があったことです。悪いと思いながら罪の意識を持ちつつ、バレないと思って私のカードを使っていた点です。夫婦の信頼関係ポイントがいくらか下がっちゃいました。3組に1組が離婚するなんて統計データも見かけますが、原因はだいたいお金か浮気でしょう。

別に私はこの程度で怒ったりしないし、「おいおい何やってんの~笑」ってテキトーに笑って終わらせましたが、どうしても不信感は持っちゃいますね。逆ギレとかされずに、素直に謝ってくれたことがせめてもの救いかなと思いました。

34年間生きてきて色んな人と出会ってきましたが、今の奥さんは歴代トップクラスに真面目な人です。仕事や友人関係にも真面目過ぎてすぐに鬱っぽくなるところがあって、心配になっちゃうくらいです。

だからこそ、私も信頼して結婚当初から家族カードを渡していたし、使用内容もろくにチェックしてませんでした。二人で決めたルールに違反するような私的なことにカードを使うことはないだろうと信じていたので。

超が付くほど真面目な人がこういうことするのちょっと不気味で怖いな~と思ったのが本音です。見つからないように数百円程度の小さな買い物にカードを使っているのも狡猾な感じがしました。隅に置けないなあという感じです。

仕組みの問題とも言えるのか?

会社のお金を数億円横領、ギャンブルやFXなどに使い込んでいたことが発覚して解雇。こういうニュースをちょくちょく聞きますよね。

もちろん、横領した当人が悪いのは事実。ただ、お金を盗める状況にあること、横領を防ぐ仕組み、内部統制が欠落している点、会社側の問題もあると思います。

人間弱い生き物です。目の前にお金が落ちていて、周りに誰もいなければ、こっそり懐に入れてしまいたくなる時もあります。

家族も同じなんですかね~。

会社は数百人、数千人の見知らぬ人同士が協同しているわけで、資産横領などの犯罪を防ぐ仕組み作りは必要なことだと思います。上場企業であれば監査法人の内部統制監査をパスする必要もあります。

でも強い信頼関係がある夫婦二人という小さな組織でそんな仕組みが必要なのでしょうか。私は不要だと思ったからこそ、妻にクレジットカードを渡していました。

がしかし、今回このような残念な事件が起きちゃいました。

素直に謝ってくれたからカードは渡したままです。特段、不正使用を防ぐ仕組みは考えていません。さすがにもうやらないと思うので。ただ、月末にざっと家族カードの使用歴を確認するくらいはやろうかなと思います、しばらくは。

夫婦と言えども所詮は血の繋がっていない赤の他人ですからね。夫婦円満な家庭を20年30年と続けるのは難しいことなんだろうなあと思いました。別に今回の件でケンカして不仲になっているわけではないですけどもね。