人生で初めて株を買ったのは2012年の春頃でした。あれからもう10年が経つのかあと最近ふと思いました。

最初に買ったのはTOPIX連動型の投資信託。楽天証券で1万円ほど。その翌月にMSCIコクサイ連動の投信を10万円ほど買いました。最初は1万円、10万円でも怖かったです。

少しずつリスク資産の変動に慣れていって、翌2013年の初めに300万円というまとまった資金を株式市場に投じました。日本株100万、海外先進国株100万、新興国株100万という内容でした。

ちょくちょく家計のバランスシートをブログにアップしていますが、このバランスシート作成を始めたのもちょうど10年前です。株を買い始めたときに家計管理としてBSを作ろうと思い立ったのでした。

ちゃんとエクセルに残ってます。以下が残っている中で最も古いBSです。時期は2012年6月中旬みたいです。

投資信託10,000円とあります。これがTOPIX連動の投信です。まだ資産のほとんどを預金で持っていました。今では信じ難いことですが。

あと、資産の割に負債が多いですね。10年前はまだ奨学金債務が162万円も残っていました。

10年弱が経過した2022年3月末のバランスシートがこちら。

資産は約9倍に成長。今は総資産の8割以上を株式で運用しています。コツコツ返済している奨学金も残り21万円となっています。純資産で見ると10年で10倍以上になっています。

2012年6月~直近2022年3月までの資産、負債、純資産の推移です。

(単位:円)

これまでの累計株式利益(配当+売却損益+キャピタルゲイン)は約2,100万円です。今の株式資産の半分が元本、半分が利益という感じです。

私はそんなに運用がうまくいった方ではなく、節約と労働が生み出す給料からの入金力に頼ってきました。そんな私でもなんやかんやでそれなりに株でリターンを得てきました。

これはひとえに下手ながらもマーケットに居続けた結果だと思っています。

テーパータントラム、米中貿易摩擦、ブレグジット、そしてコロナ禍にウクライナ問題とイベントに事欠かない10年でしたが、慌ててマーケットから降りることはせずガチホを貫いてきました。

銘柄入替以外で株を売ったのは、マンション手付金支払のためだけです。

米株は信用できます。

これまでS&P500は右肩上がりを続けてきたという歴史もありますが、それ以上に何より米国企業の財務がピカピカだからです。利益率の高さだけでなく、配当や自社株買いといった資本政策に好感を持ちます。

これからも米国株を軸に資産運用を続けていきます。今後は国内不動産(自宅マンション)もポートフォリオに加わりますが、財産形成のメインエンジンが米株であることは変わりません。