福岡育ちですが両親は関西出身です。父親の転勤で福岡に引っ越しましたが、本当は数年で大阪に戻る予定だったそうです。ところが、バブル崩壊の影響で福岡にいる時に父がリストラされ、そのまま再就職し福岡に居残ることとなりました。

私は福岡が住みやすくて好きなのですが、関西人として育ったシナリオもあり得たということ。関西も好きですよ。

そんなわけで、我が家はお金がなかったです。健康で文化的な最低限度の生活はしていましたが、旅行には一度も行ったことはなかったですし、外食は年に1回くらいウエストという焼肉屋に行くだけでした。それで不満に思ったことはないですが。

そんなボロボロの家に住んでたわけでもないし、小さい頃は経済的に困窮してるなんて気付きもしませんでした。明るくて楽しい家庭でした。もし家族を持つなら、自分が育ったのと同じような家庭にしたいと思うくらいには好きです。

学校にはお金持ちの友達もいました。小学校の頃そこそこ仲が良かったY村君は、家が豪邸で任天堂64を発売してすぐに買ってもらっていました。スーパーマリオ64をしに遊びに行ったのを覚えています。

が、そのお金持ちのY村君のことを羨ましいとは思わなかったです。なんか家柄がきちっとして、ちょっと窮屈だなあと思ったくらいです(失礼ですが)。

やはり我が家が一番。

お金がなくても幸せな生活は送れる。

なんて、、言えるのは自分が子どもだったからだと思います。

子どもの頃は母の愚痴なんて聞くことはありませんが、大人になって自立して稼ぐようになってからちょくちょく母の本音を聞く機会がありました。

・私がどんな思いで生活してきたと思ってるの
・お父さんとの結婚は失敗よ(←この発言うちら兄妹の存在を否定してるしw)
・こんなに働き詰めになるなんて思ってもなかったわ(父がリストラされるまでは専業主婦だった)

などなど。

こういう母の言葉を聞くにつけて、やっぱりお金は大事だなと私は痛感しました。特に「結婚は失敗だった」という発言はなかなか強烈。どれくらい本気で言ってるかはわかりませんが。

金がなくてもワイワイ楽しく過ごせたと思えたのは、生活、養育の経済的責任を負ってないガキだったからですね。家の困窮を子どもにわからないようにしていた親の配慮もあったと思います。

なので、私はお金に対する拘りは強いです。投資リターンはダメダメですが、貯金力によって金融資産は3千万円まで蓄えました。投資も以前よりは知識が増えたつもりで、今後5年はもうちょっとよい成績を残したいです。金が儲からないならリスクを取って投資をやる意味はないですから。

お金がなくても温かい家庭があれば、妻と子供の笑顔があれば幸せ、みたいな意見は信じてないです。もちろん、そういう家庭もあるとは思いますが。妻も子供もいない私が言うのはあれですが。

金だけを追求する人生が幸福だとは思いませんが、蓄財戦略は幸福な人生の基盤を成すもので、絶対に疎かにはできません。だから、仕事にも株式投資にも真剣に向き合わないといけません。

社会人になってもう12年目でだいぶ仕事には慣れたかな。経理関係でわからないことはそうそうないです。貯蓄と投資を続けてそこそこ資産もできました。それでもまだ財政的な不安は完全には払拭されていません。

得体の知れない不安をいつも感じています。それくらい緊張感があって丁度いいと思っています。調子乗って気を抜くと金なんて一瞬で消えますから。築城三年、落城三日。