都内でマンションを探しているところです。数千万円のローンを組むことになるかもしれません。

しかし、私は今でも賃貸派です。賃貸派なのに家を買おうとしているなんて矛盾した発言ですが、でも心情的にはこれが本音です。

住宅の勉強をすればするほど賃貸の魅力に気づかされます。

長期修繕計画、景気悪化による住宅価格下落、地震などの災害、税制変化、理事会、転勤、これらを気にすることなく家賃だけ払っておけば住居を確保できる賃貸は気楽でいいもんです。

一つの会社に一生勤める人なんてもうほとんどいない時代です。住む場所を固定させるのはリスクです。いつでも柔軟に動ける体制でいた方が精神的に穏やかに暮らせます。

自由なライフスタイルに憧れを持っています。「自由」というのは私にとって重要な言葉です。

そんな価値観を持っているにもかかわらず、マンション購入を検討しているのはなぜか?

それは自由を大きく犠牲にすることなく、住居のクオリティを上げ、かつ金銭的に有利な取引ができると判断したからです。

持ち家=住む場所の固定=自由を失うこと、という先入観を持っていました。

しかし、それは違いました。売却しやすい資産価値の高い物件を選んでおけば、価格が適正であれば3ヶ月もあれば売れます。

売却して住み替える、あるいは賃貸に戻る。こういう選択肢は今まで考えたこともなかったです。うちの両親は1990年に買ったマンションに今も住み続けています。引っ越しの話は聞いたことがありません。家を買うとはそういうものだと思い込んでいました。

家を買っても引っ越したくなったら売ればいい。こんなこと露にも考えなかったです。結婚して住宅購入について真剣に勉強してから知ったことです。

資産価値を重視してマンション探しをしています。それは金銭リターンが欲しいのもありますが、引っ越したい時にいつでも売却できる自由さを求めているからという理由の方が大きいです。

住宅購入を狙っていますが気持ちは賃貸です。

売りやすいマンションを買うと言っても、賃貸ほど気軽に住み替えることはできません。

上京してからすでに6回引っ越しを経験しています。平均在住年数は2年くらいでしょうか。家を買ったらここまで気軽に住み替えることはできません。

売るためにはモデルルームみたいに部屋をきれいにする必要があります。仲介会社とやり取りしないといけません。契約手続きも大変。売却、購入にはかなりの手数料がかかります。

気持ちは賃貸とは言っても、やはり持ち家を選ぶ以上は賃貸ほどの自由さは得られません。そこは諦めるしかない。

賃貸ほどではないけれど、そこそこの自由度を保ちつつ、質の高い住環境と金銭リターン(あくまで期待リターンだが)の二つを手に入れることができるなら、買う価値はあると自分なりに判断しました。

まだ買うと決まったわけではありませんが、、