福岡に帰省しています。昨日、百道(「ももち」と読みます。)に新しいショッピングモールができていたので行ってきました。福岡に帰る度に思いますが、新しいマンション、ホテル、商業施設がドンドン建ってますね。福岡は東京以外で数少ない人口流入超の都市です。ほどよく都会で賑やかだけど、渋谷や新宿に比べればはるかに人混みは少なく過ごしやすいです。道路も空いてました。

ユニクロのカシミヤセーター半額に釣られて出かけてきました。お目当てのものは一応ゲットできました。んで、その後モール内にあるツタヤに行きました。特に目的なく本屋に行った時は大抵、投資・マネーのコーナーに行ってしまいます。もはや本能に近い行動です。

ところが、いくら歩けど探せど投資本コーナーが見つからないのです。大きめの書店とは言え、これだけ探して見つからないとはどういうことかと思いました。ビジネス書のコーナーはあったんですが、金融・投資系のコーナーが見つからず。置いてないのかな~と半ば諦めて帰ろうとしたら、マネー本っぽい背表紙が目に入りました。

ようやく見つかった!と思ったのですが、マネー本が置いてあるコーナーの名称を見て驚きました。そりゃ見つからんわと。

「生活設計」という棚に投資関連の書籍が置いてありました。まさか、こんなところにあるとは。普通は投資本って「投資・金融」的なジャンルとしてカテゴライズされますよね。でも、この書店では「生活設計」という枠組みの中に置かれていました。

これ素敵な発想だなと思いました。私たち個人が行う(長期)投資って金融専門的な小難しいテクニカルなことと言うよりは、生活設計の一部として行う面が強いです。豊かな生活を送る上でお金は欠かせないから、なるべくリスクを抑えつつ合理的に運用しようという発想です。投機的な商品で一攫千金を狙うのは個人の自由ですが、一般的に求められているのはゆっくりでいいから少しずつお金を増やす方法ではないでしょうか。

会計、金融の専門知識よりも、もっと常識的なマネーリテラシーの方が大切です。

「生活設計」として投資、特に株式投資が世間に認識されるようになればいいのになって思いました。言葉のチョイス、言い方って大切ですね。PERとか難しい横文字は使わずに、もっとも投資を身近に感じれるといいんだろうな。

このブログではPER、益回り、現在価値くらいの用語はガンガン使ってるし、少しファイナンス専門的な内容もありますが、気持ちは「株式投資は生活設計の一部」です。長期目線の株式投資はギャンブルとは程遠い存在です。