Market Hackを運営されている広瀬氏が、SBI証券のサイトでシーゲル流投資についての見解を述べられています。広瀬氏が「シーゲル流」という投資スタイルに着眼して、考察されている記事は初めて見ました。
非常に参考になると思うので記事のリンクを貼ります。
簡単にまとめると、セクターローテーションから判断して今の時期にディフェンシブ銘柄(食品、たばこ、ヘルスケア)が市場平均より劣るのは想定通り。シーゲル流投資は根気が必要。
こばいんさん、記事のご紹介ありがとうございました!
米国株投資を通じて資本主義社会を豊かに楽しく生きる
Market Hackを運営されている広瀬氏が、SBI証券のサイトでシーゲル流投資についての見解を述べられています。広瀬氏が「シーゲル流」という投資スタイルに着眼して、考察されている記事は初めて見ました。
非常に参考になると思うので記事のリンクを貼ります。
簡単にまとめると、セクターローテーションから判断して今の時期にディフェンシブ銘柄(食品、たばこ、ヘルスケア)が市場平均より劣るのは想定通り。シーゲル流投資は根気が必要。
こばいんさん、記事のご紹介ありがとうございました!
Hiroさん、おはようございます。
いえいえ、こちらこそ記事にまでしていただきありがとうございます。
いつもTakeばかりしているので、少しでもGiveに繋がれば嬉しいです。
「長期投資は根気が必要」について話はずれるかもしれませんが、構造物なんかも同様に最新技術を取り入れた新しい建物とかについつい目が行ってしまいがちですが、いかにそれを長期間にわたってしっかりとメンテンナンスすることが重要だと感じています。
最後に、長期投資を軸にといってもまだ日も浅い自分にとっては、広瀬氏はもちろんHiroさんなどがこのように主張される点で励まされます。
周りに同様に投資を行っている人が全然いないなか、インターネットのおかげで自分と方針を同じように取っている人を知ることができるのは素晴らしいですね。
こばいんさん、こんばんは。
多くの人に読んで頂きたかったので記事化しました。改めてお礼申し上げます。
物理的であれ情報的であれ、なるべく過去の遺産を活かした方が社会の限りある資源を有効に活用できて結果として低コストで豊かに生活できますよね。
建物の話で言えば、日本はまだまだスクラップ&ビルドの文化で築年数が浅い建物が多いです。築30年と聞くと古い建物という印象だと思います。
海外に目をやれば築200年の建物も普通にあります。
広瀬さんもおっしゃっている通り根気が必要ですね。どのような投資スタイルであれ、「投資」を実践するなら忍耐強さが必要になります。
特にディフェンシブ株を中心としたシーゲル銘柄は、市場平均をアンダーパフォームする期間が長い可能性が高いのでより一層それが求められます。
根気とあとは知識も大事だと思います。金利上昇時、景気拡大時はディフェンシブ株は不調になるものだと予め知識として持っていれば、最近の相場で慌てることもありません。
2回目のコメントです。こんにちは。
「シーゲル博士の株式長期投資のすすめ」(初版1999年)のなかの「推薦のことば」に、「本書の最大の貢献は、”株式は20年以上保有すればかならず高い成果が得られること」を過去の事実から証明して見せたこと。…..。過去は、そこから学ぶことが多くても、しょせん過去でしかない」が一番印象に思っています。
また、ピーターリンチは、「株で勝つ」で、「停滞していて、ウォール街で人気を博したこともないような平凡で目立たない株こそ狙い目だ」と、まさに今、エネルギー株、FANGが持てはやされているなか、停滞してるのP&G、KO、T、MO、PMなどが、狙い目と言及しているような文章です。
仮に北海ブレント先物が100ドルで取り引きされたら、石油株は上昇し、一般消費株はまだ下げるかもしれません。その時に、ピーターリンチ、バッフェット、テンプルトン、ジム・ロジャース、シーゲルの書籍を何回も読み返して、20年後報われる投資はどれが最適かを決めるのが我流の長期投資です。石油の取引価格は上下するが、歯磨き粉の値段が毎年上下するとは考えにくいという発想から、いろいろ考えます。
私の実体験でいうと、1990末位から今まで、米国株のディフェンシブ株を20年間以上持ちましたが、株の上昇益は株によっては、2倍にもならない株もありました。配当は増配されるので安心感はあります。
それよりも2000年あたりにハイテクバブルがはじけた際に、絶対に生き残ると考えるが、世間では見向きもされなくなったハイテク株(Amazon、Microsoft、Cisco、Intel、Motorolaなど)を20年間もっている忍耐のほうが、値上がり益では相当報われました。また、Cisco、Microsoft、Intelは増配銘柄になっています。現在停滞しているIBMでさえ、その当時持っていたら、数倍の値上がり益です。
振り返ると、株は自分の興味・好奇心のある株でないと20年以上保有する忍耐を持つのは難しかったな、と思っています。例えば、たばこは吸わない・煙も嫌いだけど、たばこ会社の経営方針は好きなので長期投資の対象でした。嫌な上司(ほぼ全員)とかがタバコ吸っていると、なぜかうれしかったものです。
バッフェット、テンプルトン、ジム・ロジャースの書籍を読むと、これらの方々は、普通の会社勤めは無理な人のように思えますが、自己の信念を変えない頑固さが強みですね。みんなと仲良く一緒の行動をとったら、有名にはならないですし。株投資は、チームワークで投資作業するものではないところが会社勤めとは違いますね。
私も、長期投資を継続中ですが、経済的自由がある程度得られると、会社勤めが面倒になってきました。あっ、話が変わりそうだから、今日はここまでで。
いつもブログありがとうございます。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
マーケットは大抵過剰に反応してしまうものですから、停滞している優良銘柄への長期投資は高いリターンが見込めると思います。
シーゲル教授が『株式投資の未来』で提唱している高配当戦略や低PER戦略も、結局マーケットが過剰に売り込んでしまうことによって生じる「歪み」を高配当や低PERで察知しろということかと思います。
今停滞しているPGやMOなどに投資し続けるのは簡単なことではありませんが、将来きちんと報われると信じています。
シェールは掘削期間が短期で柔軟に投資参入撤退の意思決定が可能です。なので石油価格のボラティリティは昔よりさらに上がるだろうと思います。
必然的に石油会社の株価ボラティリティも上がるでしょう。だからこそ、石油会社の投資リターンは高くなると思います。
誰もそんなボラティリティの高い株を持ちたいとは思わないでしょうから。それは株価を押し下げて益回りをUPさせます。
ハイテクバブル崩壊時は私はまだ中学生で、株式市場のことなんて全く見てませんでした。
当時がどんな雰囲気だったか知りませんが、あの状況でハイテク銘柄に投資するのは相当胆力が必要だったと思います。
そのリスクテイクがきちんと今になってキャピタルゲインとして報われているわけですね。
やはり株式投資のリターンの源泉はリスクだと思わされます。
株に興味があると逆に長期投資が難しくなる面もあるな~と思っています。
興味があるからこそ、色々と勉強して将来を考えて売却も視野に入れてしまいます。
無関心が一番お得かもしれません。気が付いたら20年も持ってた、みたいな。
>経済的自由がある程度得られると、会社勤めが面倒になってきました。
私はまだ経済的自由を得られている段階ではありませんが、ちょっと気持ちがわかります。
もうサラリーマンとしてのプロモーションどうこうよりも、投資リターンの方が遥かに人生に影響を与えると考えています。
仕事はなるべく楽しくやりがいを持って取り組みたいと思っていますが、サラリーマンで稼ぎたいという発想は完全に消えました。
返信ありがとうございます。
>やはり株式投資のリターンの源泉はリスクだと思わされます。
>無関心が一番お得かもしれません。気が付いたら20年も持ってた、みたいな。
すごいです。私的には、リターンの源泉が「リスク」と気づいたのは最近です。
確かに、「無関心の発想」もありと思いました。
「気が付いたら20年」、このキャッチフレーズいいですね。
・オンライン口座にせず、いまだに店頭(電話)の注文にしています。
買うのも面倒だが売るのも面倒。
・銘柄数を自分が管理できないほどに増やす。
どれを処分したらよいかわからない状況にする⇒人には勧められない。
>ハイテクバブル崩壊時は私はまだ中学生で、株式市場のことなんて全く見てませんでした。
>そのリスクテイクがきちんと今になってキャピタルゲインとして報われているわけですね。
リーマンショックの場合も同様でした。
当時、AMEX、BAC、WFC、WM、LEHの株価は1桁から10ドル台でした。世の中が終わらないと信じていれば、5銘柄に均等に投資して、WM、LEHは紙くずになっても、それ以外の3銘柄で十分元取れます。シーゲル流とは投資方法が違い、金融株は、株価ボラティリティ高いので安心できないですが...
>仕事はなるべく楽しくやりがいを持って取り組みたいと思っていますが、サラリーマンで稼ぎたいという発想は完全に消えました。
すごく同感しています。仕事自体は楽しくても、それ以外の能力要素(交渉力・お付き合い・役職による上下関係)を求められるので疲れます、海外のように仕事内容を契約で明確に決まっているといいんですけどね。日本の大手の企業は、マルチ的な能力を求められるので。
ブログを毎日発信されており、いろいろな発想に気づかされることが多く、感謝しております。
良い週末を!
オンラインではなく電話で注文されているのですね。
WBSなどで証券会社のオペレーターが電話で受注している様子を見ることありますので、まだまだ電話で注文している方は多いのかもしれません。
オンラインだと多少銘柄数が増えてもシステムで銘柄管理し易いですが、オフラインだと確かに銘柄数が増えると管理が煩雑ですよね。
ウェルズ・ファーゴやバンカメの株価が一桁台とは、今思えば信じられないバリューです。
ただ当時自分が金融銘柄に投資できた自信があるかと言えば微妙ですが。
バフェットはWFC、BACなど金融銘柄を好んでいるところありますよね。私も検討してきたのですが、なかなか長期投資ポートフォリオに組み込む決断ができないでいます。もう少し勉強したいところです。
海外の働き方は日本とはかなり違いますよね。
職務内容が曖昧で色んな仕事が降ってきて疲れます。
かと言って同じ日本企業に転職しても状況はそんなに変わらないだろうな~と思って、今の職場にもう6年間もいます。
日本式はこれはこれでいい面もあると思うのですが、会社依存になり過ぎるところがありますよね。
お返事ありがとうございます。
今週は研修もなく決算も終わり、久々にゆっくりできる週末です。
72投資家さんも良い週末をお過ごし下さい。
いつもお世話になっております。
ディフェンシブ株が不調な理由、自分なりに理解出来ました。
これは言い換えると、株価が不調の時に買い増しをしていれば長期的には大きなリターンが見込める、という事につながりますか?もちろん、配当再投資は行います。
株価が上がり続けるよりも暴落があったほうが長期的には資産が増えるはずなので。。
そういいながらも数か月前の下落で既にビビッてしまいましたが汗
今後とも面白い記事を宜しくお願いいたします。
のりのりっちさん、お世話になります。
金利上昇、景気拡大はディフェンシブ株は相対的には劣ってしまいますね。
景気は好調なので人々の財布の紐は緩めですが、生活必需品に使うお金は普通はそんなに増えませんので。
株価が不調で配当利回りが高まっている時にコツコツ株数を増やしておくことが、配当再投資戦略の肝です。
なので今の様なタイミングで市場から逃げずに投資を続けることで長期的なリターンに繋がると思いますよ!
ただ水を差すようで申し訳ないのですが、高配当株は決して割安ではありません。株価が下がったので割安に見えるかもしれませんが、銘柄に依りますが全体的に割安という感じはしてません。慌てずに今までのペースで投資を続けるので十分だと思います。
返信ありがとうこざいました。
含み損のある銘柄も配当金はしっかり出して貰えるので、長期投資していきます。
長期投資って根気が必要ですね〜
引き続き宜しくお願い致します。
そうですね、長期的に配当を貰い続けていくことが大事ですね。
為替変動もありますし、長期投資は結構な苦労があります。
ネットで情報交換できる時代でホントに良かったです。
完全に一人でやってたら不安でたまらないですw。
いつも記事と関係ないコメントしてすみませんw
ちょっと会計に関する興味深い記事をみつけました。
知識ないので信じて良いものなのかどうかわからないのでHiroさんに読んでもらいたくて。
よろしくおねがいします。
事実なら消費税が上がれば上がるだけ国民は損をして大企業が得をすると思いますが
実際はどうなのでしょうか?
http://biz-journal.jp/2017/07/post_19752.html
これは昔から言われている輸出戻し益税問題ですね。
国民は別に損はしませんが、力の弱い中小企業がもっとも損を被りやすいです。
消費税は、売上時の預かり消費税から、仕入れ時の預け消費税を差し引いて計算されます。ざっくり言えば。
納付消費税=預かった消費税(売上)-預けた消費税(仕入)となります。
国外への輸出売上は消費税が掛からないので、大企業が輸出売上に対して消費税還付があること自体は合理的です。
結局この問題は、サプライチェーンの中で消費税をきちんと転嫁できているのかという問題に帰着します。
もっと言えば、大企業が強い交渉力を武器に消費税負担を中小企業に押し付けているのではという問題です。
消費税の負担者は最終消費者です。中間の企業はあくまで納付を代わりにするだけで費用負担はゼロです(もちろん企業が最終消費する部材などの消費税は負担しますが)。
ただ、力の弱い中小企業は消費税分を実質的に納付先の大企業に請求できないケースがあります。
そりゃインボイス上は確かに「消費税」と記載して追加請求しているように見えますが、値引きなどで実質的に転嫁できていないことがあります。
そうなると、大企業は消費税分不当に安く仕入れることができます。
輸出に関する還付そのものは妥当です。
問題の所在は、企業の交渉力の差によって消費税の負担が力の弱い中小企業に寄っている可能性があるという点です。
大企業が得をしているというのは事実だと認識しています。
私は輸出が多い大企業に勤務していますが、実際にそう感じています。
消費税は平等に見えて、色々と問題のある税金です。所得の低い人ほど負担感がある税金ですし。
ありがとうございます。
あくまでも知り合いレベルの話ですが。
輸出大企業と取引している上場企業(中小企業レベルと認識しています)の従業員は
「大手はムカつく」と良く愚痴ってますがおそらく価格交渉の話がほとんどなんでしょうね。
中小企業同士で価格競争をさせられて「馬鹿みたいな安い値段」で仕事をさせられるそうです。
これは、Hiroさんの米国株分析で出てくる項目の「営業利益率」の下方バイアスが強くかかるんだと思います。
フリーCFもしっかり残せない原因ですね。
なるほど、悪い言い方をすれば消費税を逆手にとった上手な商売になってるんでしょうかね。
すると、一つ疑問があります。
下請けに費用を押し付けて大儲けしてるはずの輸出大企業の営業利益率やキャッシュフローが
米国企業に比べるとなんとも情けない状態に私には見えますw
日本企業はもっと違う所で改善しなければいけない部分がたくさんあるのかもしれません。
終身雇用、解雇規制など法律まで踏み込んだ改革がこの国には必要なんだろうな~と思いました。
大企業は規模を武器に強気に交渉できますから、どうしても中小企業が譲歩しがちだと思います。
法律的には下請法など中小企業を守る制度はありますがどこまで実効性があるかは分かりません。
厳しいことを言えば、そういう交渉力も含めてビジネスなのかもしれません。
イオンなどの大型モールが昔からある商店街を潰しましたが、それが良いことか悪いことか一概に言えません。
効率的に商売できる大型モールに資源が集中する方が経済的には良いでしょうけど。
結局、最後に優先されるのはいつも経済ですね。そうすると金銭至上主義みたいで嫌がられることもありますが、結局大勢の人が好んで選ぶものが生き残ることになります。価値観は人それぞれですけど、多くの人の価値観にマッチするサービスを提供するものが残ります。
何だかんだ言ってみんな経済性を優先してるんだと思います。
すみません、少し話が逸れました。
日本の大企業は儲けていると思いますよ。ただ米国企業と比べられるとダメですけどねw。
そこはもっと経営の根本というか文化、法律すべて違いますから。
おっしゃる通り労働規制も違いますね。