最近、不動産関連の本を読んでます

20代前半の頃はとにかく投資本、マネー本を読むのにはまってました。タイトル選ばずの乱読。図書館で10冊くらい借りて土日にカフェで読むのが定番スタイル。土日は暇な時は読書ばかりしてました。勉強というより、ただこの手の本を読むのが楽しくてしょーがなかっただけです。すべて頭に入っているわけじゃありません。本を消費していた感じかな。

25歳、いや26歳くらいかな。この投資ブログを開設しました。最初は目立つために調子乗ったことを強気に言ってたこともありw、少しずつPV数が伸びていき楽しくなり、段々とインプットからアウトプットに比重が移っていきました。

ブログを始めたのが2016年だからもう4年半ですね。よく止めずに続いているなあと自分で思います。そろそろ2000記事到達するんちゃうかな。多けりゃいってもんじゃないと思ってますが・・。これだけ記事数が多いと初見さんは困っちゃいますよね。

株式投資系の読書は最近はサッパリですね。書店に行ってもあまり手に取らなくなりました。ブログで投資系のネタをアウトプットするのはまだ続けます。今もこうやって記事書いているし(投資ネタじゃないけど)。投資に限らず、自分の考えていることを言語化するプロセスがなんか好きですね。ぼんやり考えていることを抽象化、構造化して伝えてみたいという気持ちが定期的に湧いてきます。もちろん、読んで頂けるから書くやる気が出るってのもあります。

ただブログも書きたいことは結構書いてきました。具体的なコンテンツは色々と変えていますが、抽象レベルでは同じことを言ってることも多いです。自分の思想なんてそう簡単に変わらないからしゃーないんです。思ってもないこと書きたくないし。

んなわけで、最近はアウトプットからまたインプットに戻ってきました。ブログ更新の頻度を少し落として読書の時間を取っています。色んな本を適当に選んでますが、投資系として不動産関連の本を少し読んでいます。不動産投資をするわけじゃないですが、何となく知識を身に着けたく。仮に不動産投資しないとしても、この領域の知識はあって損はないかなというのと、あとは単純な興味心で。

資産価値と利用価値は切り分けたい。家は高額だから両立させたい気持ちはわかるけど。

先日、都内で住宅を買うための指南的な本を読んでました。そこに書いてあった要旨を簡単に言うと、家の利用価値だけじゃなくて資産価値も考えなさいというものです。大半の人はチラシや営業マンの宣伝に夢見て自分、家族にとって心地いい家かどうかだけを感覚的に判断している。それじゃだめで、万が一転勤とかで家を空けることになった時に、それなりの価格で貸せるのか売れるのか(=資産価値があるのかどうか)を、しっかり精査すべしというのが筆者の主張です。

まあ、これ自体は別に真新しくはない、私たち投資家にとってはむしろ当然の発想と言えるかもしれません。

ただ、私はこの意見には半分反対ですね。投資用の賃貸不動産を買うなら、そりゃ資産価値がもっとも大切なのは言うまでもないですが、自分が住むために買うなら、それはもう資産価値なんか無視して好きな家買えばいいんじゃないの?って思います。利用価値だけを追求すればいいのではって思います。

資産価値とは自分以外の第3者の評価です。不動産は株式のように公開マーケットがないので見えづらいですが、高い値段を払ってでも買いたいないし借りたいと言ってくれる人が表れやすい住宅は資産価値が高いと言えます。つまり、奇をてらってなく、平凡で利便性が高い立地にある家と言えるでしょう。万人受けする家です。

一方で利用価値とは主観的なものです。自分や家族の好みによるものです。画一的な判断基準はありません。人それぞれ。

あまり人気のない駅が最寄で、しかも駅から徒歩20分以上かかる場所にあるけど、綺麗な自然に囲まれていて、周囲にうるさい商業施設がない。そんな所に家を建てたいという人もいるでしょう。利用価値は高いけど資産価値は低い家になる可能性が高いです。でも、それでいいのではないでしょうか。

自分が満足を得るために好きなもの買う時は消費と割り切って、そこに投資の視点を持ち込ない方が後悔ない人生を送れる気がしてならないです。とは言え、数千万円するマンションを買う時は資産価値を気にせざるを得ないというのは理解できますが。もし今の自分が買うとしても考えると思うので。

だからこそ、私は今は家は買わないです。もしも金融資産が3億円くらいまでいつか増えれば(妄想)、その時は4千万円くらいの新築マンションを利用価値だけ見て買いたいです。自分が欲しいと思う物件を買いたい。いくらで売れるか貸せるかという資産価値は気にしたくない。自分が使うものだから。

資産価値の追求、利用価値の追求、これは明確に区分けしたいですね、個人的には。投資と消費の区分けとも言えます。株式投資は言うまでもなく、資産価値を追求する対象です。株式自体は目に見えないデータで、利用価値はありません。現代は物理的な株券が存在しないので、周りに自慢するという利用価値すらありません。

株式投資は経済合理性を追求して行うもの。金以外に求めるものはない。配当を優先しがちな私が言うのも何ですが、株式投資の目的はトータルリターンを最大化すること、ただそれだけです。

不動産も投資目的で買うなら、少しでも利回りを高くするという資産価値の最大化を目指すことになります。他人に貸すないし売るわけだから、自分にとっての利用価値なんて関係ありません。

これが自分が住むための家を買うとなると、利用価値だけじゃなくて資産価値まで求められがちです。そう推奨する本が多いですね。それは健全なアドバイスだと思います。資産価値を無視して家を買うと、いざという時に経済的に困窮するリスクがあるので。

自分と家族が住むために家を買う時は、資産価値なんて無視したいなあーという私の理想論です。そうなれるように、今は株で蓄財するフェーズです。

もうちょっと単価の安い買い物だと、利用価値だけに注目しやすいです。

たとえば、車。リセールバリューを考慮するなら白か黒がいいと言われます。個人的にはどちらも好きじゃないですが、世間的なニーズは強いようで中古販売価格が高くなるようです。

でも、売値が高いからって好きじゃない色の車を買いたいとは思いません。個人的にはグレー系、ブルー系の車が好きです。もう20年くらい前ですが、実家の親父の車はグレーの日産プリメーラだったんですが、鋭い眼光で子どもながらに気に入ってました。大学生の頃はマツダのRX-8がカッコイイなあって思ってました。色は青がいいですね。

お金は大事だけどあくまで手段。好きなもん買うのが一番幸せだと思います。消費する時は投資のことは忘れる。投資では金銭リターンのみを考える。そこのメリハリを付けたいです。あ、でも配当へのこだわりは譲れませんが(言動不一致w)。