以下は現在の私の家計バランスシートのイメージ図です。
見づらいですが、右上のオレンジ色部分が負債です。自己資本比率は95%もあります。
よく言えば財務安全なBSですが、悪く言えばせっかく世の中が超低金利環境なのに負債で資金調達できてない経済効率の悪いBSとも言えます。
しかし!
フルローンでマンションを買う来年の春から以下のようなBS構造になる予定です。
すみません、かなり縦長の図になっちゃいました。
自己資本比率は35%ほど。総調達資本に占める借金の割合は65%にもなる予定です。低利だからレバレッジをかけたいと思っていたとは言え、ちょっとやり過ぎた感はあります。
まあ、ローンを組んだ直後がもっともハイレバレッジになるので仕方なし。コツコツ債務を減らしていって、せめて負債と純資産を半々くらいにはしたいですね。
住宅ローンという名の借金を背負ったら「ああもうFIREなんて夢のまた夢。一生働き詰めの人生だ・・」という印象を昔は持っていました。
でも、今はそんな発想は全くありません。
むしろ「低利で負債を調達してより美しいバランスシートにできた。値下がりしづらいマンションを選別したし、長期的には家計の純資産には大きなプラスだ!」という前向きな気持ちの方が強いです。
35年間かけて労働で借金を返済するつもりなんてさらさらありません。マンションを売れば残債は容易に一括返済できる。そんな物件を慎重に選別したつもりです。マンションへの興味が高まったのもあって、いずれは住み替えたい気持ちも強いです。
しばらく、最低でも10年は住み続けるし、ローンを抱えているのは事実なので、結局目前は労働でローン返済しなきゃいけないのは事実ですけどね。
株式会社のCEO、CFOは株主にとってリスク・リターンが最適になるように負債と純資産のバランスを考えます。
負債の方が資本コストは低いけど、デフォルトリスクは高まる。純資産は資本コストは高いけど返済不要で財務安全性は高まる。両者の最適なバランスは絶対の答えがなく、CEO、CFOの思想が如実に表れるところです。
こういったコーポレート・ファイナンスの理論を家計に当てはめるのが必ずしも正しいとは思ってません。家計は第3者から資金を預かっているわけではないので。また、家計は利益を上げることを目的に存在しているわけでもありません。
が、私は経済合理を追求することに快感を覚える性分なのです。コーポレート・ファイナンスの思想を家計にも持ち込みたくなります。
個人が低利で借金して、それをより期待利回りの高い資産に投資できるのは自宅投資くらいです。金利は変動なら0.3%台もあります。私はもし変動を選ぶとしたら0.4%台の前半になりそうです。全期間固定ならさすがに1%前後にはなるかな。
が、いずれにしても低金利であることに変わりはないです。上場企業よりも遥かに信用力の乏しい個人がこんなお得な金利で数千万円もファイナンスできるんです。住宅ローンは使い方を誤らなければ、素晴らしい金融商品だと思います。
レバレッジ株式投資には昔から憧れていました。金利1.5%の証券担保ローンは真剣に検討しましたが、私の担保資産では最大借入額は500~600万円ほどしかありません。
今回投資対象は株式ではなくマンションになりますが、借入額は約7000万円にも上ります。正真正銘のレバレッジ投資です。
今の日本の経済環境を考えると借金して資産を買うのは経済合理的なはず。20代後半の頃からそう思い続けてきましたが、ついに叶うことになりました。
レバレッジ株式投資ではなくレバレッジマンション投資になるとは、当時は想像もしてなかったですがw
初めてコメントさせて貰います。
3年くらい前から拝見してました。私は転勤と同時に二軒目を購入した程持家肯定派です。
変動金利と固定金利どちらにするかまだ決められていない様ですので、ご存知の点もあるかもしれませんが、私の意見を述べさせて頂きます。
変動金利は、固定に比べると金利上昇リスクが高いと捉える方が多数だと思いますが、実は変動金利の金利上昇はあまり気にする必要はないと思っています。
まず変動金利であっても優遇幅は固定である、という事がその理由です。現在の低金利は、店頭金利が低いという訳ではなく、そこからの優遇幅が大きいというのが正しい見方です。店頭金利はここ20年を見ても殆ど動きがないというのが実態ですので、この優遇幅の大きい時期に変動金利でローンを組めば、完済まで低金利で借りる事ができるという考えです。
もちろん店頭金利が上昇するリスクはありますが、ここが大幅に上昇すると住宅ローン破産者が続出するので、国がその様な事はしないと考えます。(店頭金利は短プラに連動しますが、短プラは日銀がコントロール可能なので)
アドバイスありがとうございます。
>店頭金利はここ20年を見ても殆ど動きがないというのが実態ですので
はい、その点、私も書籍やYouTubeで勉強させて頂きました。
明らかに政策を誤ってデフレ経済に陥ったこの20年と、今後の20年とが同じ環境という前提を置いてよいか悩むところです。
現金給付の話が再び出ておりますが、徐々に日本も拡張的な財政政策が必要という認識になりつつあります。
なので、日本も金利が上がっていく可能性はゼロではないかと思っており。
短期金利は日銀がコントロールしますが、長期金利はマーケット依存です。
インフレ率が上がって長期金利が上がると、日銀は嫌でも短期金利を引き上げざるを得ない事態となります。
ただ、インフレ率が上がるということは給料や不動産価格も上がっているはずなので、そこと相殺される面もあります。
完全に連動はしないと思いますが。
ただおっしゃる通り、可能性としては低金利政策が続く可能性の方が高く、わざわざコストを負担して固定にする合理性は他国に比べて薄い気はしています。
全期間固定の金利が高いので、変動に気持ちが傾いているのが本音です。