以下が昨年末時点のポートフォリオ(現預金除く)です。

毎年、年初にポートフォリオの予想利益と予想配当を計算しています。今年もやります。

2021年の予想利益は160万円

予想利益の計算というのは、なにも未来の株価を予想するわけではありません。今後1年でどれくらいのキャピタルゲインが得られるのか、これは神のみぞ知る世界です。

予想利益というのはあくまで会計上の理論値です。バフェットが言うところのルックスルー利益に相当するものです。

別に難しい話ではなく、各銘柄の時価×益回りの計算をするだけです。

益回りとはPERの逆数ですね。PER20倍なら5.0%、30倍なら3.3%、40倍なら2.5%です。

では、早速結果をお見せします。

2021年の年間予想利益は160.1万円でした。

2021年はまだコロナ禍の影響が残っていてることもあって、予想EPSはやや低めに設定されているように感じます。ちなみに予想PERのデータソースはSeeking Alphaです。

1年後に蓋を開けてみたらEPSはもっと高いかもしれません。もちろん下振れリスクもあります。とりあえずは現時点の最新見通しということで。

年間160万円ということは1日あたり4,400円ほどです。毎日これだけの不労収入があるなんて凄いなあと我ながら思います。コツコツ投資を続けてきて良かったです。

あくまで会計上の理論利益でしかありませんが、この株式利益の毎年の積み重ねが最終的には株主利益に一致します。つまり、年々EPSを伸ばせる会社に投資することが重要ということ。今の益回りの高さ(=PERの低さ)も大事ですが。

2021年の予想配当は90~100万円

次に配当です。普通に配当利回りをかけるだけです。

結果は89万円。

2021年の増配や追加投資を考慮すると90万円台には到達しそうです。100万円はまだ厳しいかな。早くたくさんの配当を欲しい気持ちはあるものの、焦らず将来の増配をじっくり待ちます。

ポートフォリオ全体の配当利回りは3.0%。こんなもんでしょう。まあまあ高利回りくらいが丁度いいです。といっても、今はS&P500指数の利回りが1.5%くらいなので、その2倍はあるんですけどね。

利回り0.6%のアップルから8.4%のアルトリア、エクソンまであります。3%前後のPEPやJNJあたりが個人的に心地いい利回りの銘柄です。

利益がどう処分されているか株主としてウォッチする

予想利益が160万円で配当が90万円ということは、ポートフォリオの配当性向は55%(90 / 160)です。

私のポートフォリオは稼いだ利益の55%をキャッシュとして送金してくれます。残りの45%は自社株買い、事業再投資、負債返済もしくは内部留保に回ることになります。

過去の実績を見れば、私の保有銘柄の総還元性向は100%近いので自社株買いに回る資金が多いかなと予想します。自社株買いはよほどタイミングを誤らなければ、将来のEPS、配当を増やしてくれるので歓迎します。

株主として投資先企業がどれくらい稼いだかがまず大切ですが、その利益をどう処分したかも重要なところです。ざっくりで構わないのでウォッチした方が良いかなと思います。