最近、経理の求人多い気がする

今の会社、仕事、収入に大きな不満はないです、ありがたいことに。もちろん欲を言えばもっと給料欲しい、違う業種の経理もしてみたい、あの上司の指示意味わからんで困る、とか色々ありますよ。

でも仕事ですから、多少のストレスは付き物だと割り切っています。全体として不満はない。特に前職と比べれば天国。監査法人辞めてホントによかった。

こんな環境にいるのですが、転職市場は常にウォッチしています。別に転職活動を積極的にしているわけではありません。ただ、会計関連の求人状況はチェックしています。いつ会社が傾くかわからないので。

最近は売り手市場だと感じています。大手企業の経理の求人はかなり多い印象。うちも募集してますし。

今34歳。転職市場ではもっとも需要があるゾーンなのでしょうか、会社のメールに月1回はエージェントらしき組織?から連絡がきます。別にヘッドハンティングみたいなカッコイイもんじゃないです。私ただのプレーヤーですし。

てか、会社のメールアドレスに来るってどうなんですかね。どっかから情報漏れてるんでしょうか。基本的に無視していますが。

給与収入を上げても疲弊するだけ

最近、とある知人の紹介で某大手企業の経理担当役員(経理部長だったかも)の方と話をさせて頂く機会がありました。あまり乗り気ではなかったのですが断り切れず。

驚いたのは、その会社は日本で時価総額トップ30にランクインするような大所帯なのですが、本社経理部門はたったの9名とのこと。少ない。現代の経理実務はSAPなどのシステムの支えがあって少人数でも回るとは言え、さすがにその規模で9名は少ない。

で色々話しましたが、単刀直入に言うと「うちに来ないか?」というお誘い。

こういうの初体験ですね。もはや面接ではなく、こっちがOKならいつでも受け入れると。やっぱ人手不足なのかな。

提示年収は残業込みなのかとかよくわかんなかったけど、1000万円ちょいだと。

年収1000万円。20代の頃、憧れていた数字。高収入サラリーマンの仲間入りじゃん。

ですが、結論としては丁重にお断りしました。

年収1000万円だともちろん今より収入アップです。が、手取りベースの増加額はどれほどだろうかと考えると、実際はそんなに上がるわけでもない。

同じ経理職とは言え、全く異なる業種なので一から勉強する必要があります。そこは良いとしても、人間関係もゼロから作り上げるのがしんどい。しかも昨今のリモートワーク環境下で。陰キャで根暗の私には高いハードルです。

あと9人で回してるって、決算期はうち以上に激務なんだろうなと容易に想像が付きます・・

諸々考えて、割に合わないと判断しました。

管理職やCFOではなく経理のプレーヤー職位(さすがに担当レベルではなくリーダークラスだが)で年収1000万円って、内資企業だとこれ以上ない条件です。よく求人情報見てるので、大体の相場感はわかります。

それを断ったということは、私はもう収入だけを理由に転職することはないということだなと思いました。

この判断に後悔はないです。どうせ雇われ労働者であることは変わらないんです。控除率の高い給与収入を無理して上げたいという願望はありません。

私が転職するとしたら、現職の環境がブラックになって逃げたい時。あるいは、よほど今の仕事に飽きて、別の業種にチャレンジしたい時かな。

好条件だけで転職するのはどうかなあ。同じ経理職で年収が2倍って言われたさすがに動くかも。まあ、世の中そんな甘くないです。経理実務で年収1500万、2000万とかはさすがにあり得ない。部長、役員レベルですね。

額面収入が1.2倍、1.3倍になるくらいじゃ動きません。1千万の大台に乗るとしても。

もう今の私は完全に資本家マインドなのです。労働も頑張って固定給をしっかり貰い続けたいけど、もっと投資で稼ぎたいのです。運用額も増えてきたし、そう言えるステージに段々と入ってきたと思っています。

給与収入を上げよう上げようと努力しても疲弊するだけだと思うんです。色んな意味で。給料が多いということは、その分責任も重いと考えるのが自然です。部下を持てば新たな人間関係の悩みが出てくるでしょう。土日も仕事のことが頭を離れないかも。

一方で投資は違います。運用額が増えても、苦労やストレスが増えることはありません。むしろ儲けの効率が上がります。どれだけ配当所得が増えても(国内)税率は約20%のままです。手取り率は減らない。

この世界のルールは資本家が有利になるように出来ています。それが良いか悪いかは一旦置いておくとして、それが現実だということ。

仕事は真面目に頑張るけど、労働者として高みに上りたいとは思わない。労働は資本家に移行するための手段、くらいに捉えています。

投資収入で年1000万円稼げる資本家になりたいです。給与収入1000万円への憧れはもうない。